某ゲームでマハーバーラタに描かれている英雄のことを知り、入門書として本書を手に取りました。
さくっとまとめられていて、ストーリーの骨格をつかむのには良かったと思います。
そして、某ゲームは片方の悪事を隠す書き方をしているとわかりました…。
正直なところ面白さには期待していなかったのですが、
人間の悪心が積み重なって悲劇的な結末を招いていくさまは、
普通に読み物として面白かったです。
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現代版マハーバーラタ物語 単行本 – 2016/10/15
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人類最古の作品、最長の叙事詩「マハーバーラタ」。幾世紀にもわたりインドの逸話、諺、警句の宝庫として知られてきました。老若男女、万人に対するメッセージを擁する書物を、物語として縮約した一冊。カラー口絵付。高校生以上対象。
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社而立書房
- 発売日2016/10/15
- ISBN-104880593958
- ISBN-13978-4880593951
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
世界で最も長いインドの二大叙事詩の一つ。挿絵は国際ブックデザイン賞「優秀賞」(ライプツィヒ)。
著者について
シャンタ・R・ラオ
1924年生まれ。ハイデラバード在住。子供と大人の両方が楽しめる本の書き手。神話、伝説の再話を得意としている。
谷口伊兵衛(翻訳)
1936年福井県生まれ。翻訳家。元立正大学教授。訳書にU・エコ『論文作法』、ラー『現代版 ラーマーヤナ物語』、ルスコーニ編『図説 千夜一夜物語』ほか多数。
1924年生まれ。ハイデラバード在住。子供と大人の両方が楽しめる本の書き手。神話、伝説の再話を得意としている。
谷口伊兵衛(翻訳)
1936年福井県生まれ。翻訳家。元立正大学教授。訳書にU・エコ『論文作法』、ラー『現代版 ラーマーヤナ物語』、ルスコーニ編『図説 千夜一夜物語』ほか多数。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
谷口/伊兵衛
1936年福井県生まれ。翻訳家。元立正大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1936年福井県生まれ。翻訳家。元立正大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.7
星5つ中の4.7
8 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年10月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
5,000円未満で手に入る和訳マハーバーラタというだけで貴重(笑)ですが、ユニークなのは、既存の和訳にない異説(他国の翻訳ではしばしば見当たるバージョンですが)が含まれていることです。
例えば、主人公五王子の(戸籍上の)父であるパーンドゥ王が病弱という設定だったり、敵方百王子の叔父であるシャクニが内心密かにドゥルヨーダナに怨みを抱いていたり…というもの。
マハーバーラタは異説が非常に多いので、混乱することもありますが、できるだけ多くのバージョンに触れる機会があることは嬉しいですね。
惜しい点としては、流石に一冊にまとめたことにより、後半のクルクシェートラ大戦のシーンの展開が非常に駆け足なこと。
ところどころ、バージョン差異というより、純粋に固有名詞の取り違えでは?と思われる点があるところ(例として、シヴァとクリシュナを間違えているのでは?と思われる点がありました)
ラーマーヤナ同様、イラストはふんだんに収録されており、見ての通り素朴で可愛らしいです。イラストごとに、見るべきポイントの解説が付いているところが面白いです。
重ねてですが、マハーバーラタは本筋に関係のない作中作が多いとはいえ、やはり単行本一冊にまとめると、内容が駆け足になりますね。上中下、せめて上下巻はほしいところです。
例えば、主人公五王子の(戸籍上の)父であるパーンドゥ王が病弱という設定だったり、敵方百王子の叔父であるシャクニが内心密かにドゥルヨーダナに怨みを抱いていたり…というもの。
マハーバーラタは異説が非常に多いので、混乱することもありますが、できるだけ多くのバージョンに触れる機会があることは嬉しいですね。
惜しい点としては、流石に一冊にまとめたことにより、後半のクルクシェートラ大戦のシーンの展開が非常に駆け足なこと。
ところどころ、バージョン差異というより、純粋に固有名詞の取り違えでは?と思われる点があるところ(例として、シヴァとクリシュナを間違えているのでは?と思われる点がありました)
ラーマーヤナ同様、イラストはふんだんに収録されており、見ての通り素朴で可愛らしいです。イラストごとに、見るべきポイントの解説が付いているところが面白いです。
重ねてですが、マハーバーラタは本筋に関係のない作中作が多いとはいえ、やはり単行本一冊にまとめると、内容が駆け足になりますね。上中下、せめて上下巻はほしいところです。
2019年3月11日に日本でレビュー済み
マハーバーラタに興味を持ったのは、
正直に言うと、Fate/Grand Orderというソーシャルゲームが切欠です(笑)
このゲームでアルジュナとカルナが好きなのですが、
元ネタもちゃんと読んでみたいと思い、
まずは一番短そうなこの本を読みました。
大体、4~5時間あれば完読できるボリュームです!
まさかの文章が横書きで、ネットの小説みたいだな思いましたが、
挿絵も多いし、高校生以上対象なだけあり、
ルビも多いので読みやすかったです。
後でレグルス文庫版の方も読みましたが、
決定的に違うのは、レグルス文庫版では
まずパーンドゥ王が死んだのは
妻と契りを交わすと死ぬ呪いに掛かってたのに、
春の陽気に浮かれてマードリーと……となり、
それでパーンドゥ王を焼いている炎にマードリーが飛び込んだとありますが、
コッチは年齢対象が低いせいか、
パーンドゥ王が突然死んだとしか書かれてないので、
マードリーが炎に飛び込むのに説得力が薄くなってます(笑)
しかし物語として読みやすくしてあるので、
解説じみた記述の多いレグルス版よりも読んでてワクワク感はありました!
あとレグルス版では端折られてたエカラヴィヤの話もあるし、
カルナの所にクンティーが言って母親である事を告げるシーンも、
最初は拒絶してたけどクンティーが立ち去ろうとした時にたまらず
「待って、母さん!」と叫んで、アルジュナ以外は見逃すと言った
シーンは私的に胸がキュンとしました!
割とアレンジしてるらしいので、細かく正確に知りたい方は
他の本も読んだ方が良いですが(最も伝承なので諸説あるみたいですが)
ザッとストーリーを味わうには良いと思います!
正直に言うと、Fate/Grand Orderというソーシャルゲームが切欠です(笑)
このゲームでアルジュナとカルナが好きなのですが、
元ネタもちゃんと読んでみたいと思い、
まずは一番短そうなこの本を読みました。
大体、4~5時間あれば完読できるボリュームです!
まさかの文章が横書きで、ネットの小説みたいだな思いましたが、
挿絵も多いし、高校生以上対象なだけあり、
ルビも多いので読みやすかったです。
後でレグルス文庫版の方も読みましたが、
決定的に違うのは、レグルス文庫版では
まずパーンドゥ王が死んだのは
妻と契りを交わすと死ぬ呪いに掛かってたのに、
春の陽気に浮かれてマードリーと……となり、
それでパーンドゥ王を焼いている炎にマードリーが飛び込んだとありますが、
コッチは年齢対象が低いせいか、
パーンドゥ王が突然死んだとしか書かれてないので、
マードリーが炎に飛び込むのに説得力が薄くなってます(笑)
しかし物語として読みやすくしてあるので、
解説じみた記述の多いレグルス版よりも読んでてワクワク感はありました!
あとレグルス版では端折られてたエカラヴィヤの話もあるし、
カルナの所にクンティーが言って母親である事を告げるシーンも、
最初は拒絶してたけどクンティーが立ち去ろうとした時にたまらず
「待って、母さん!」と叫んで、アルジュナ以外は見逃すと言った
シーンは私的に胸がキュンとしました!
割とアレンジしてるらしいので、細かく正確に知りたい方は
他の本も読んだ方が良いですが(最も伝承なので諸説あるみたいですが)
ザッとストーリーを味わうには良いと思います!
2016年11月20日に日本でレビュー済み
高校の世界史授業で「マハーバーラタ」の名前くらいは習った。ただ古代インドの2大叙事詩の一つ、『ヒンドゥー教の聖典』と知ってはいても、とんでもない分量に圧倒されて、これまで読んだのは、有名な一部分「バガヴァッド・ギーター」だけである。
今般、かなりの縮約版として、本書が発刊された。ちくま学芸文庫版と比べると1/10未満に圧縮されているため、教訓・警句を学ぶというよりストーリーを追う形になってしまってはいる。しかし、縮約されているおかげで気軽に読むことができるし、挿絵も雰囲気満点なので、マハーバーラタ初めての人、全体像を知りたい人にとっては良い本だと思う。
神と人間が混然一体となった戦記物である。恨みや妬みでドロドロした人間模様の中に、あちこちに伏線がはられている。賢明な王や家臣もいることはいるのだが、それぞれが神への誓いや、戦士階級(クシャトリヤ)のしきたりに縛られて、戦争を回避できず、王が同意しないので講和もできない。親族や師匠・弟子が敵味方に分かれて戦い続け、結局、神々と因縁のある者を除き、双方ともほぼ全滅である。「なんじゃ、この話は」と思う人もいるかもしれないが、そういう人は「バガヴァッド・ギーター」(又は、より詳しい版)に進むことをお薦めする。
こういう話を読み聞かせられた人々の平和観は、日本人とは違うのだろうなあ、と思う。
今般、かなりの縮約版として、本書が発刊された。ちくま学芸文庫版と比べると1/10未満に圧縮されているため、教訓・警句を学ぶというよりストーリーを追う形になってしまってはいる。しかし、縮約されているおかげで気軽に読むことができるし、挿絵も雰囲気満点なので、マハーバーラタ初めての人、全体像を知りたい人にとっては良い本だと思う。
神と人間が混然一体となった戦記物である。恨みや妬みでドロドロした人間模様の中に、あちこちに伏線がはられている。賢明な王や家臣もいることはいるのだが、それぞれが神への誓いや、戦士階級(クシャトリヤ)のしきたりに縛られて、戦争を回避できず、王が同意しないので講和もできない。親族や師匠・弟子が敵味方に分かれて戦い続け、結局、神々と因縁のある者を除き、双方ともほぼ全滅である。「なんじゃ、この話は」と思う人もいるかもしれないが、そういう人は「バガヴァッド・ギーター」(又は、より詳しい版)に進むことをお薦めする。
こういう話を読み聞かせられた人々の平和観は、日本人とは違うのだろうなあ、と思う。