本はかなり分厚くて、読み応えはありました。
また、円陣先生のイラストは相変わらず素敵でした。
内容は、獣人と王位継承者との恋と、王位継承の裏でうごめく人達の愛憎が描かれています。
このお話は、王族としての権力・特殊能力・感情・人間模様などのほか、色々な人の思惑と現実の厳しさを絡めたシビアなストーリーがそこここに散りばめられているため、ただ甘い話というわけではなく、読んでいて心がチクチク痛むお話でしたね。
終わりも、どことなく２人の未来には避けて通れない辛い障壁が待っている感じだったので、甘さよりも苦さが残りました。
個人的には、碧泉が箱入り＆ピュアすぎて人を信じては毎回危機に陥る学習能力のなさに「誰か教えてあげてよ」と心底思ったのと、本の厚みの割には恋の甘さが少なかったので、☆が2つ減ってしまいました。
そういえば、モフモフシーンはあまり出てこなかったなぁ？
ということで。。。
獣人ファンタジー、王位継承者✖獣人の恋に興味のある方に、おススメします。
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