ひと味違うミステリー。読み終わったらまたもう一度読んでみるとまた違った情景が見えます。でも大富豪同心シリーズと違って絶対映像化できないですねぇ(笑)。
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猫間地獄のわらべ歌 (講談社文庫 は 102-1) 文庫 – 2012/7/13
幡 大介
(著)
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お江戸で、密室。館ものに、見立て殺人!
驚天動地の王道推理!
ミステリファンもご注目を!
時代小説の暴れん坊・幡大介、講談社文庫に初登場。
驚愕のラストに、開いた口がふさがらない!
時は天保。海の向こうのエゲレスでは、『モルグ街の殺人』とやらが書かれる五十年も前。
花のお江戸の猫間藩下屋敷は、上へ下への大騒ぎ。お書物蔵で藩士が腹切って死んだという。不祥事発覚→失脚をおそれた藩主の愛妾和泉ノ方は、外部犯による他殺をでっち上げよ、と命じる始末。留め金の掛かった蔵は、誰も入れぬ“密室”であった。
銀山で潤うのはお偉方と商人ばかり、大半は飢える寸前の猫間藩。国許(くにもと)の城下では、次々起こる惨殺事件を暗示するかのように、ぶきみなわらべ歌が流行(はや)っていた。
……頼りなげな目付役所の若侍、静馬との“推理”は、お先真っ暗のこの藩を救うのか?
驚天動地の王道推理!
ミステリファンもご注目を!
時代小説の暴れん坊・幡大介、講談社文庫に初登場。
驚愕のラストに、開いた口がふさがらない!
時は天保。海の向こうのエゲレスでは、『モルグ街の殺人』とやらが書かれる五十年も前。
花のお江戸の猫間藩下屋敷は、上へ下への大騒ぎ。お書物蔵で藩士が腹切って死んだという。不祥事発覚→失脚をおそれた藩主の愛妾和泉ノ方は、外部犯による他殺をでっち上げよ、と命じる始末。留め金の掛かった蔵は、誰も入れぬ“密室”であった。
銀山で潤うのはお偉方と商人ばかり、大半は飢える寸前の猫間藩。国許(くにもと)の城下では、次々起こる惨殺事件を暗示するかのように、ぶきみなわらべ歌が流行(はや)っていた。
……頼りなげな目付役所の若侍、静馬との“推理”は、お先真っ暗のこの藩を救うのか?
- 本の長さ445ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2012/7/13
- ISBN-104062773139
- ISBN-13978-4062773133
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商品の説明
著者について
幡 大介
1968年栃木県生まれ。武蔵野美術大学造形学部卒。テレビ局嘱託職員、CM制作会社などを経て、文筆業に。2008年、『天下御免の信十郎』(二見時代小説文庫)でデビュー。腹の底から笑える、スケールの大きい作風で頭角をあらわす。「大富豪同心」(双葉文庫)、「独活の丙内密命録」(竹書房時代文庫)、「関八州御用狩り」(ベスト時代文庫)などのシリーズがある。お江戸が舞台の本格ミステリに挑んだ、前代未聞の野心作『猫間地獄のわらべ歌』を引っさげ、講談社文庫に初登場。
1968年栃木県生まれ。武蔵野美術大学造形学部卒。テレビ局嘱託職員、CM制作会社などを経て、文筆業に。2008年、『天下御免の信十郎』(二見時代小説文庫)でデビュー。腹の底から笑える、スケールの大きい作風で頭角をあらわす。「大富豪同心」(双葉文庫)、「独活の丙内密命録」(竹書房時代文庫)、「関八州御用狩り」(ベスト時代文庫)などのシリーズがある。お江戸が舞台の本格ミステリに挑んだ、前代未聞の野心作『猫間地獄のわらべ歌』を引っさげ、講談社文庫に初登場。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2012/7/13)
- 発売日 : 2012/7/13
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 445ページ
- ISBN-10 : 4062773139
- ISBN-13 : 978-4062773133
- Amazon 売れ筋ランキング: - 859,025位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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- 2014年3月3日に日本でレビュー済みそれにしてもおどろおどろしい題名ですよね。おどろおどろしいまでのおどろおどろしさ。実際に読んだ私が言うんだから間違いありません、ほんとうにおどろおどろしい題名なんです。
表紙もまたじつにおどろおどろしい。
でももしあなたが、
「横溝先生の作品以外は本じゃない。そんなもの山椒魚のいる水瓶に叩きこんでから、斧琴菊ごとコントラバスのケースに詰めて、下に三本指の男が埋められた炭窯で焼かれてしまえばいいんだ! …きちがいじゃがしかたがない」
という立場の方でしたら、残念ながら本書はご推奨いたしかねます。
あいや、私も横溝先生を敬愛すること人後に落ちぬひとり。これが他人様のというか横溝ファン様の購入意欲を削ぐ発言ではまずいのでは…。
なにはともあれ、ご笑覧いただける諸兄には心よりお薦めいたします!
とくに笑える小説、とりわけ笑えるミステリ小説を愛されるあなたやあなた。最後までお読みになって、幸せな気分を胸にハンドインハンドいたしましょう。
- 2021年4月9日に日本でレビュー済みAmazonで購入電車の中で女性が一心に読んでましたので買ってみました。
なかなか斬新な世界です、面白い。
- 2012年7月14日に日本でレビュー済みAmazonで購入幡大介のこれまでの時代小説を全部読んできた読者として感想を書きます。
時代小説プラスミステリですが、捕物帖はもう作者は十分に書いてきましたので、そんな趣向では読者は驚かない、と思ったのでしょう。新たな手を打ってきました。
ひとつは筒井康隆を思わせる軽やかなナンセンスと疾走感。一人称の主人公内侍之佑は、苅谷藩の江戸屋敷の奥方に仕える御使番。愛妾の和泉ノ方のところへ呼ばれてゆくと、なんと蔵の中で勤番の侍が切腹しています。和泉ノ方は、彼の切腹で自分に落ち度があったと思われることを厭い、これを絶対に他殺として解き明かせと命じ、主人公は徒目付の水島静馬とともにでっちあげの謎解きに励むことに・・・
このあたりから、メタ時代劇、メタミステリとなり、主人公と奥方の対話では「密室殺人」「メタミステリ」などという言葉がとびかいます。この手の「入れごと」部分は何回か出てきますが、せりふ劇のゴチック体となり、現代人に対する説明やら、日本文化の特質やら、探偵という語の意味の歴史などを、論じあうコラムのようにもなっています。ひとしきり終わったところで、「ところで○○ページの続きだが」と話者も役柄にもどります。
二部からは、国元での童謡殺人事件となりますが、ノンセンスはいよいよエスカレート、次々に起こる見立て殺人・・・これだけではなく、ミステリのさまざまな約束事、有名作品のパロディ、読者への挑戦などが、確信犯的に提出されてゆきます。BLへのくすぐりなども散見され、完全に作者の目線は現代人読者に向いています。
ミステリという形式そのものをおちょくるかのように、無茶で、痛快で、ありえない推理が、強引に披露され、和泉ノ方が胸をなでおろすと思いきや・・・・
最大の謎ときはさいごに待っていました。
ノンセンスでしゃれのめして、時代劇とミステリを切り刻んで終わるのかと思ったこの小説のラストを読んだあと、もう一度最初から読み直すと、ものすごく巧みな伏線と、ミスリードが仕掛けてありました。まったく違う小説として立ち上がってきました。
初回に九割まで読んだところでは、これは、ミステリと時代小説の約束事を解体し、粉砕するテクニシャンの腕を見せたいのだと思い、それにしてはちょっとテクニックがこれみよがしだな、これがもっと混沌とした筒井康隆ばりの「狂気」に突入すれば凄いのに、と思っていたのですが、完全に裏切られ、幡大介の術中にはまりました。
しかし、従来の氏の小説のファンが、この方向性を楽しめるかどうか、また中盤のおちゃらけとパロディにしか見えないノンセンスに耐えられるかどうかは疑問に思います。その意味では星三つくらいかなという感じですが、最後まで読んでいただければ、幡大介の持ち味がこういうかたちで進化したのか、と納得できると思います。
この作風で新作がさらに出るとすれば、今回より凄いことになる予感もあり、自分としては期待をもってつきあってゆきたいです。
- 2014年12月20日に日本でレビュー済みと、読後に思う。筆者の作品すべてに目を通しているのに、このトリックに気づかなかったとは迂闊・・・いや、愛読者にさえそれを気づかせない筆者のテクニックに素直に感謝しよう。爽やかな敗北感である。大富豪同心も変わらぬ安定感だが、こういったチャレンジも筆者の奥深いポテンシャルの成せる業であり、メタミス時代劇シリーズへの発展を楽しみに待とう。
- 2012年8月1日に日本でレビュー済み初めて幡大介氏のミステリ風味の作品を薦められて読みました。
だから、氏の他の時代小説は全く知りませんが、
本作品は、ミステリとして非常に面白い快作です。
チャラチャラした書き振りは読者の好みで評価が分かれるかもしれません。
しかし、内容は、本格的な推理小説ファンが十分楽しめるような、盛り沢山の構成です。
特に、著名なトリックのパロディ的な応用や、ミステリの叙述形式の談義は、なかなか味がありますよ。
伏線の設定がきちんとなされていて、読者への挑戦状があるのも、粋な計らいです。
このノリについていける読者は幸せです。
...そうでない「真面目な読者」は、本を投げ捨てるしかなくなりますが... (^_^;)
痛快エンタテインメント作品として、大変良く練られた作品だと思います。
表面的な叙述に惑わされず、内容の核心に注目せよ!と、著者のミステリ論の持論(?)を
具体的に敷衍した作品といえるでしょう。自信を持ってお勧めできます。
- 2013年2月7日に日本でレビュー済みAmazonで購入事物について所々説明が入るのが随分親切だね、というのが取り敢えずの感想。
時代物を読み慣れない人がターゲットなのだろうか?
作者的にはメタ的趣好と言っている突然の会話部分は、メタというよりセルフツッコミという感じ。
上塗りしていく自家撞着がトホホで、江戸の話と猫間での話がバラバラな気がするけど、
「BLじゃなかった・・・そりゃそうか」というサゲは結構好き。
一応、他のも読んでみようっと。
- 2013年6月7日に日本でレビュー済みミステリとしてはどこかで読んだ真相ばかりで拍子抜けなんですが、いかにも本格ミステリな展開に江戸時代設定の登場人物がツッコミを入れながら展開する怪しいノリは絶品であります。げらげら笑いながら読んでいました。





