ネタバレありのレビューです。
最後、どんでん返しでホンテンやシテンの存在目的が明かされますが、
前半にウリがシテンのパパの心を読んで
「ママも子供たちも、シテンそのものも全て消し去る。そしてパパだけが緊急逃亡できるようになっている」
脱出装置のことを説明するシーンがあります。
シテンが防衛のために存在するのであれば何故そんな形の脱出装置が必要なのか不明でした。
あとセンチネルの存在も結構微妙です。
(他のことについては一応最後に説明されて辻褄が合っていると思いますが)
著者が話のオチを決めないで書き始めて、最後に辻褄合わせをしたのか?という印象を受けました。
そういう書き方自体はとてもよくあることですから別にいいのですが、結果的にうまくまとめられていなくて残念という感じです。
中盤からオチの直前までは大変面白かっただけにオチでがっくりしました。
猫の惑星 (日本語) 単行本 – 2015/10/7
梶尾 真治
(著)
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単行本
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本の長さ270ページ
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言語日本語
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出版社PHP研究所
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発売日2015/10/7
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ISBN-104569826652
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ISBN-13978-4569826653
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
思春期を迎える前の子供だけが、超能力を持つことができる近未来。集められた幼い子供たちは、秘密組織「シテン」の中で、それぞれの能力を研ぎ澄ます訓練を受けながら、「ホンテン」から命じられた数々のミッションに派遣されていた。その中の少年の一人イクオは、自分と会話できる猫ウリと出会い、組織が隠し持つ恐ろしい秘密を聞かされる。この世界のどこかにいる「猫の王」に会いたいと言うウリとともに、イクオは脱走を決意するが…。
著者について
作家
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
梶尾/真治
1947年、熊本市生まれ。71年「美亜へ贈る真珠」で作家としてデビュー。91年の『サラマンダー殲滅』で日本SF大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1947年、熊本市生まれ。71年「美亜へ贈る真珠」で作家としてデビュー。91年の『サラマンダー殲滅』で日本SF大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2015/10/7)
- 発売日 : 2015/10/7
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 270ページ
- ISBN-10 : 4569826652
- ISBN-13 : 978-4569826653
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 995,036位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 9,380位SF・ホラー・ファンタジー (本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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2017年5月3日に日本でレビュー済み
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1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2015年10月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大好きだった「精霊探偵」以来のカジシンさんの猫もの!
思わず飛びつきました。
最初のうちは、違和感のある世界観に首をかしげながら読み進めていました。
ストーリーもどんどん現実味のない不思議な展開に、ひょっとしてまさかのトンデモ話?と疑いを抱いていたら…
なんとなんと、そういうことだったのか~っていう感じの、思いもよらない終盤の戦いで判明する事実!
いやあ、面白くて途中でやめられずイッキに読み終わりました。
猫好きにはたまらない、猫といっしょに戦う超能力少年SF小説。
広い世代で楽しめる一冊です。
思わず飛びつきました。
最初のうちは、違和感のある世界観に首をかしげながら読み進めていました。
ストーリーもどんどん現実味のない不思議な展開に、ひょっとしてまさかのトンデモ話?と疑いを抱いていたら…
なんとなんと、そういうことだったのか~っていう感じの、思いもよらない終盤の戦いで判明する事実!
いやあ、面白くて途中でやめられずイッキに読み終わりました。
猫好きにはたまらない、猫といっしょに戦う超能力少年SF小説。
広い世代で楽しめる一冊です。
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もともと「WEB文蔵」に2013-14年に連載されたもの。
異様な物語である。超能力をもった子どもたちと、その超能力を使った謎めいた「仕事」。さらにそこに猫たちがもち特別な力がからんできて、いかにもな近未来SFが展開されていく。
ただ、もっとずっと長く続くはずだったのが、打ち切りになって強引にまとめたのかなという印象が強い。ねじれというか矛盾があり、全体としてはかならずしも納得できるものではない。
猫好きにオススメできるかというと、それもちょっとなあ。
異様な物語である。超能力をもった子どもたちと、その超能力を使った謎めいた「仕事」。さらにそこに猫たちがもち特別な力がからんできて、いかにもな近未来SFが展開されていく。
ただ、もっとずっと長く続くはずだったのが、打ち切りになって強引にまとめたのかなという印象が強い。ねじれというか矛盾があり、全体としてはかならずしも納得できるものではない。
猫好きにオススメできるかというと、それもちょっとなあ。