大手建設会社の設計士・幸村は、新進気鋭の奇才が集う憧れの設計事務所に出向することになった。だが社長の阿久津は、生真面目で理詰めで動く幸村が、もっとも苦手とする強引・不躾・直感型のアバウトな男で──!?
タイトルと絵とコメントに惹かれて購入しました。
始まりは面白かったです。
堪忍袋の緒が切れて、社長のボンクラ息子に意見してしまい、社長室に
呼び出された幸村は会社を辞めるつもりだったけど、社長室にいた設計事務所の阿久津(攻)に
出向という形で自分のところに来ないかと誘われて行きます。
阿久津の事務所は奇才が集まる事務所で、融通の利かない幸村は馴染めない。
別のフロアに移されたけど、そこはさらに変わった人間の集まりだし、そのトップである
阿久津はさらにいい加減男。それに振り回される幸村・・
話の中盤までは、事務所の人間関係や阿久津のいい加減っぷりを書いてあるだけで
何も進展しません。って言うか恋の話もないので退屈でした。
途中から幸村が、事務所の訳有り物件に一人で住むことになり2人の関係が行き成り
進んでいくので面白く?なるけど、あんまり入り込めませんでした。
幸村が猫みたいになつかない・・阿久津が暴君って事だけど、
言うほど暴君でもないし、どちらかと言うと結構気を使ってるんじゃ。もう少し
暴君でも良かったかも。
幸村の同僚への態度も好きじゃなかったですね。いくら変わった人達が居るとは言え
そんなキツイ事を言わなくても・・と思うほどでした。
最後の訳有物件の訳がわかりますが、ちょっと無理やり感がありました。
もう少し、2人の間に内容があれば、そして「暴君」「猫」ってのも押し出せば
面白かったのじゃ・・と思いました。
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