ペットシッターやシッター養成スクールや養老猫ホーム(かなり高額らしいが)を
やっている人が「猫と人と古民家と」という本を書いたと聞けば、
古民家を猫のシェルターにでもするのかしら?!
それとも大自然のなかで養老猫ホームを作るのかしら?!
こんなところで暮らせる猫はどんな幸せかしら♪♪♪
と、思ったら大間違い。
全然、そういう本ではなし。
ただ著者が気まぐれのように古民家を買い、
そこにいかにお金と手をかけて(さまざまなトラブルに見舞われながら)
自分の趣味のスペースを作りあげたか、といったようなお話……。
肝心の猫は最後のほうに出てくるが、
結局、92歳の著者の母親と老猫が2匹、この古民家の離れに東京から
移住してくるということで…。
ゆくゆくは何匹かの猫と、著者もここに越してくるようなことをほのめかして
いるが……。
古民家のリフォームに大々的にページを割いているが、
猫のための設備を設置したり、部屋割りや水回りを考えたり、
なんらかの配慮をする様子はまったくない。
結局、猫のシェルターハウスや、養老猫ホームを夢見てこの本を買った
読者はとんでもない勘違い。肩すかしをくう。
猫、猫、猫と、猫の専門家をよそおっているが、自己満足的な本。
本当に猫のことが好きな人間が描いたものと思えないのが残念だ。
猫と人と古民家と (日本語) 単行本 – 2012/9/27
南里 秀子
(著)
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本の長さ182ページ
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言語日本語
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出版社幻冬舎
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発売日2012/9/27
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ISBN-104344022483
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ISBN-13978-4344022485
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
一目惚れで手に入れたあこがれの古民家の、不動産購入から大改造まで!キャットシッター(オンナ・52歳)の古民家再生奮闘記。
著者について
1992年、猫専門のシッティングサービスを創業。2002年、猫の生涯保障部門開始。2006年、「猫の森」として法人化し、シッター育成や猫に関するワークショップを展開。著書に『猫のパンチをうけとめて』、『猫ただいま留守番中』、『猫の森の猫たち』(すべて幻冬舎文庫)、『猫と暮らせば』(小学館文庫)、『猫の森の物語』(五月書房)などがある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
南里/秀子
1992年、猫専門のシッティングサービスを創業。2002年、猫の生涯保障部門開始。06年、「猫の森」として法人化し、シッター育成や猫に関するワークショップを展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1992年、猫専門のシッティングサービスを創業。2002年、猫の生涯保障部門開始。06年、「猫の森」として法人化し、シッター育成や猫に関するワークショップを展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2012/9/27)
- 発売日 : 2012/9/27
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 182ページ
- ISBN-10 : 4344022483
- ISBN-13 : 978-4344022485
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 1,056,491位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 2,078位住宅建築
- - 29,359位エッセー・随筆 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2015年7月11日に日本でレビュー済み
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3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2012年10月2日に日本でレビュー済み
軽くて読みやすい文体で一気に読めます。
著者の書いているように、ジェットコースターな展開なので「次に何が起きるのだろうか」という期待感で頁をめくりたくなります。
でも、この本の本質は、読みやすい文体とは反して、猫と人と自然の関係を真摯に綴っています。
猫も、人も、自然も、いつかはその存在がなくなります。
猫を愛している方、そしていつか自分がこの世に存在しなくなったときに猫はどうなるのだろうか、ということを考える方に読んでいただきたい本です。
本当に猫を愛している、あなたがいなくなったときの猫たちのことを考えている人がいたことに、心がうれしくなる一冊です。
猫を愛している方に、ぜひ読んで頂きたいと思いました。
著者の書いているように、ジェットコースターな展開なので「次に何が起きるのだろうか」という期待感で頁をめくりたくなります。
でも、この本の本質は、読みやすい文体とは反して、猫と人と自然の関係を真摯に綴っています。
猫も、人も、自然も、いつかはその存在がなくなります。
猫を愛している方、そしていつか自分がこの世に存在しなくなったときに猫はどうなるのだろうか、ということを考える方に読んでいただきたい本です。
本当に猫を愛している、あなたがいなくなったときの猫たちのことを考えている人がいたことに、心がうれしくなる一冊です。
猫を愛している方に、ぜひ読んで頂きたいと思いました。
2012年10月9日に日本でレビュー済み
私は古民家に興味があり、本書にたどり着きました。
紀伊半島最南端に位置する築200年の古民家に惚れ込み、
「その生まれ変わった姿を見たい」と一心に突き進む
キャットシッター(オンナ・52歳)さん。
幾多の試練を乗り越えていく姿は、単なる古民家再生のハウツーではなく、
「想いが重なった家を循環させたい」という強い意志そのもの。
そのパワーに呼応するように、お宝を探したり、シロアリ対策に頑張る
ボランティア助っ人隊の姿もすがすがしい。
「古民家を第二の実家として訪ねてくれる人がありますように。
猫を介して、人の輪が広がりますように」と祈る著者の気持ちに
引き寄せられるからだと思います。
循環の中に身を投じて
信念をもって行動する姿に、
勇気をいただきました。
紀伊半島最南端に位置する築200年の古民家に惚れ込み、
「その生まれ変わった姿を見たい」と一心に突き進む
キャットシッター(オンナ・52歳)さん。
幾多の試練を乗り越えていく姿は、単なる古民家再生のハウツーではなく、
「想いが重なった家を循環させたい」という強い意志そのもの。
そのパワーに呼応するように、お宝を探したり、シロアリ対策に頑張る
ボランティア助っ人隊の姿もすがすがしい。
「古民家を第二の実家として訪ねてくれる人がありますように。
猫を介して、人の輪が広がりますように」と祈る著者の気持ちに
引き寄せられるからだと思います。
循環の中に身を投じて
信念をもって行動する姿に、
勇気をいただきました。
2012年11月23日に日本でレビュー済み
200年モノの古民家に一目惚れしてしまったばかりに数々の試練に立ち向かうハメになってしまう52才オンナひとり。
ダメダメ!そんなにアッサリ決めちゃダメ!
あ〜!そんなにすぐ人を信用しちゃダメだってば〜!
と、途中何度も突っ込んでしまいます。
が、そこまでして突き進んでしまう裏には“自分が理想としていた場所はここ”という筆者の信念、
また逆にその家に古くから住む家霊様がその歴史に理解を示す筆者を引き寄せているような、
何か不思議な力・縁があるように感じました。
オンナひとりで背負ってしまった大きな運命(と、借金その他7000万という大金!)、
しかしながら、なぜか笑ってしまう箇所だらけ。
中でも、
格式の高かった家だけに蔵にはすんごいお宝が残されているはず・・・と助っ人隊とホコリまみれで探すという件。
大切に大切に探していたのに、翌日には“単なる大きなゴミ”をどんどん外に放り投げていく姿・・・
『とんだ強欲のぼせ野郎』に思わず爆笑。
何でも笑いに変えてしまう力もスゴイが、これでもかと続く試練、乗り越える力となっているものは何なのか・・・
読み終わるころ、ほんわかと、猫と人と自然が調和する姿とともに心に沁みてきます。
特に古民家を好きでなくても、猫を好きでなくても、興味深く読める一冊です。
ダメダメ!そんなにアッサリ決めちゃダメ!
あ〜!そんなにすぐ人を信用しちゃダメだってば〜!
と、途中何度も突っ込んでしまいます。
が、そこまでして突き進んでしまう裏には“自分が理想としていた場所はここ”という筆者の信念、
また逆にその家に古くから住む家霊様がその歴史に理解を示す筆者を引き寄せているような、
何か不思議な力・縁があるように感じました。
オンナひとりで背負ってしまった大きな運命(と、借金その他7000万という大金!)、
しかしながら、なぜか笑ってしまう箇所だらけ。
中でも、
格式の高かった家だけに蔵にはすんごいお宝が残されているはず・・・と助っ人隊とホコリまみれで探すという件。
大切に大切に探していたのに、翌日には“単なる大きなゴミ”をどんどん外に放り投げていく姿・・・
『とんだ強欲のぼせ野郎』に思わず爆笑。
何でも笑いに変えてしまう力もスゴイが、これでもかと続く試練、乗り越える力となっているものは何なのか・・・
読み終わるころ、ほんわかと、猫と人と自然が調和する姿とともに心に沁みてきます。
特に古民家を好きでなくても、猫を好きでなくても、興味深く読める一冊です。