シリーズ2作目。
とにかく今作はHシーンが多いです。
無駄に多い。
それでいて、尻切れトンボのラストです。
オマケの短編が続くので、そこで補填されるのかと思いましたが、そこでもHシーン。
バカにしてるのか? と腹立たしく思いました。
子供とケモミミなら何でもありか? です。
セシル文庫ってこういう作品が多いですよね。
医師に士狼の耳・シッポを見られたのがそもそもの始まりですが、その医師に士狼と雪哉が誘拐され、白狼が助けに来る、それだけの話です。
前作に出て来た雪狼族の長老が関わっていたのだけはわかりますが、彼と山崎の繋がりとか、その後の後始末とかが、全く説明されません。
山崎達に奪われた雪哉の財布と携帯もそれっきり?
解決部分を期待した目の前を、力一杯幕が卸されたような感じでした。
エピローグ的な部分が、急に書店のシーンで。
初めて雪哉の紙媒体の本が出てそれを買いに行く様子で。
それが過去受賞した作品なのか、今作中ずっとプロットが出来なかった作品が完成したのか、わからなかったです。
それは同時に、奪還劇からの時間もわからないということで。
後書きで何らかの説明があるかと期待したのですが、「中途半端なラストでごめんなさい、でも次で解決しますから!」というような予告はなく、ラストで急ぎ足に鳴っちゃいました的な反省っぽいものもなく(よくそういう感じの言い訳をする作家さん、いますよね…)。
4頁もある癖に、作品へのフォローは皆無。
何なんだろう、今作は。
中古で安く買ったからまだマシでした。
定価で買っていたらふざけんな! です。
全て(主に雪狼族との関係)の解決編的な続編に続くのでしょうか?
読者にリクエストさせようという魂胆でしょうか?
気分的にはさっさと売り払ってしまいたいけど、1年後ぐらいに続編が出たらなぁ…と迷います。
前作を持っていて今作を買おうか迷っている方へ。
3作目が出たら一緒に買う方がいいと思います。
しかも3作目で完結編としてちゃんと終わっているか、シリーズとして続くことが明確になってから、で充分。
本当にガッカリしますから。
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