犬との暮らしが長くなると段々忘れてしまいますが、犬と暮らせる喜びを思い出させてくれました。
本日も愛犬と散歩に行ってきます。
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犬が伝えたかったこと (サンクチュアリ出版) 単行本(ソフトカバー) – 2017/10/7
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続々重版!6万3千部突破!
やさしい涙を流した後に、
幸せな気持ちがあふれる。
「犬だけが知っていた妻の日課」
「家族がそろうまでがんばって生きた犬」
「犬が必死に飼い主に隠していたこと」
など
犬を見つめ、犬に寄り添い続けた
熟練ドッグカウンセラー・三浦健太氏が贈る
実話をもとにした、20の心温まる犬の話。
「本当の幸せとは」<? br> 「今の私がある理由とは」<? br> 犬たちが教えてくれた大切なことを
家庭や仕事に問題を抱えたさまざま人の
心の成長を通して、やさしく伝えてくれます。
~エピソードの一部を紹介します~
パグのリンは感情豊かな犬でした。
悪いことをして怒られると顔全体でしょんぼりしますし、
ごはんの時間が迫ると期待に満ちた目でこちらを見つめます。
家族が帰ってくれば、全身で喜びをあらわしながら突進してきます。
反対に家族が出かけていくときは、クンクン鼻をならしたりしたり、そわそわして、外出を反対をすることもありました。
だから外に出るときは、いつもちょっとした時間が必要です。
リンをお気に入りのソファの上にのせ、「いってくるね」としばらくハグするのです。
むちむちしたさわり心地が最高でした。
部活は私の生きがいでした。
吹奏楽のコンクールが近づくと、帰りが遅くなることもありました。
部活がある日はかならず、太鼓のバチが入ったスティックケースを持って出ます。
そしてスティックケースを持って出る日は、帰りが遅くなります。
そのことに気づいたリンが、毎朝私のスティックケースを隠すようになりました。
ある時は鉢植えの後ろ。ある時はタオルケットの下。ある時は棚と棚のすきまに。
リンはスティックケースさえなければ、私が早く帰ってくると信じていたのです。
おかげで毎朝、リンとの知恵比べに勝たないと、私は出かけられなくなりました。
ただ私は、口では「もうやめてよ」と言いながらも、“宝探し"をけっこう楽しんでいたのですが。
最後の朝も同じようなはじまりでした。
ただ、その日は少し寝坊してあわてていたし、吹奏楽部のコンクールの日も近かったので、
私はスティックケースが見つからないことにイライラしていました。
「どこ? リン! 今日はどこやったの」?いくら問いかけても、リンは我関せずと、
ソファの上で静かに眠っていたのです。
リンももういい年だったので、一度眠るとなかなか起きません。
どうしようもないので、太鼓のスティックは学校で借りればいいかと思い直し、
学校に出かけました。
その日、授業が終わる頃、
母から
“リンが危ないかも"
という携帯メッセージ。
急いで家に戻ると、
すでに手遅れだったことを知りました。
ソファの上には
リンが愛用していたタオルケット。
いっぱいの保冷剤。
丸くなったリンの亡骸。
リンが大好きだったソファのすきまに
ぎゅうぎゅうに押し込まれているものがあって、
引っ張り出してみると、
それはスティックケースでした。
「今日はよっぽど出かけてほしくなかったんだね」
母がそう言ったとたん、
「リン、ごめんね」涙が一気にあふれてきました。
「早く帰ってこれなくてごめんね。宝探しむずかしかったよ。ぜんぜんわからなかったよ。リンの勝ちだよ。降参だよ」
絞り出すように泣きました。
(本文とは若干表現が異なります)
やさしい涙を流した後に、
幸せな気持ちがあふれる。
「犬だけが知っていた妻の日課」
「家族がそろうまでがんばって生きた犬」
「犬が必死に飼い主に隠していたこと」
など
犬を見つめ、犬に寄り添い続けた
熟練ドッグカウンセラー・三浦健太氏が贈る
実話をもとにした、20の心温まる犬の話。
「本当の幸せとは」<? br> 「今の私がある理由とは」<? br> 犬たちが教えてくれた大切なことを
家庭や仕事に問題を抱えたさまざま人の
心の成長を通して、やさしく伝えてくれます。
~エピソードの一部を紹介します~
パグのリンは感情豊かな犬でした。
悪いことをして怒られると顔全体でしょんぼりしますし、
ごはんの時間が迫ると期待に満ちた目でこちらを見つめます。
家族が帰ってくれば、全身で喜びをあらわしながら突進してきます。
反対に家族が出かけていくときは、クンクン鼻をならしたりしたり、そわそわして、外出を反対をすることもありました。
だから外に出るときは、いつもちょっとした時間が必要です。
リンをお気に入りのソファの上にのせ、「いってくるね」としばらくハグするのです。
むちむちしたさわり心地が最高でした。
部活は私の生きがいでした。
吹奏楽のコンクールが近づくと、帰りが遅くなることもありました。
部活がある日はかならず、太鼓のバチが入ったスティックケースを持って出ます。
そしてスティックケースを持って出る日は、帰りが遅くなります。
そのことに気づいたリンが、毎朝私のスティックケースを隠すようになりました。
ある時は鉢植えの後ろ。ある時はタオルケットの下。ある時は棚と棚のすきまに。
リンはスティックケースさえなければ、私が早く帰ってくると信じていたのです。
おかげで毎朝、リンとの知恵比べに勝たないと、私は出かけられなくなりました。
ただ私は、口では「もうやめてよ」と言いながらも、“宝探し"をけっこう楽しんでいたのですが。
最後の朝も同じようなはじまりでした。
ただ、その日は少し寝坊してあわてていたし、吹奏楽部のコンクールの日も近かったので、
私はスティックケースが見つからないことにイライラしていました。
「どこ? リン! 今日はどこやったの」?いくら問いかけても、リンは我関せずと、
ソファの上で静かに眠っていたのです。
リンももういい年だったので、一度眠るとなかなか起きません。
どうしようもないので、太鼓のスティックは学校で借りればいいかと思い直し、
学校に出かけました。
その日、授業が終わる頃、
母から
“リンが危ないかも"
という携帯メッセージ。
急いで家に戻ると、
すでに手遅れだったことを知りました。
ソファの上には
リンが愛用していたタオルケット。
いっぱいの保冷剤。
丸くなったリンの亡骸。
リンが大好きだったソファのすきまに
ぎゅうぎゅうに押し込まれているものがあって、
引っ張り出してみると、
それはスティックケースでした。
「今日はよっぽど出かけてほしくなかったんだね」
母がそう言ったとたん、
「リン、ごめんね」涙が一気にあふれてきました。
「早く帰ってこれなくてごめんね。宝探しむずかしかったよ。ぜんぜんわからなかったよ。リンの勝ちだよ。降参だよ」
絞り出すように泣きました。
(本文とは若干表現が異なります)
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社サンクチュアリ出版
- 発売日2017/10/7
- 寸法13 x 1.5 x 19 cm
- ISBN-104801400442
- ISBN-13978-4801400443
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商品の説明
出版社からのコメント
犬はまっすぐです。
一度、心を許した飼い主のことを、
死ぬまでずっと好きでいるといいます。
その飼い主がどんなに変わってしまっても。
あまり関心を持たれなくなったとしても、犬はずーっと飼い主のことが好き。
そんな犬は
ドラマのように機転を利かせたりすることはなく、
どんなときも、いつまでも“ワンパターンな日常"のくり返し。
でもだからこそ、私たちは犬から多くのことを学びます。
変わるのはいつも私たちで、犬はぜんぜん変わらない。
犬はなにものぞまず、ただ私たちといるだけで幸福だからです。
三浦健太さんは
『犬が教えてくれたこと』
『犬の頭がぐんぐんよくなる育て方』などで
おなじみのドッグカウンセラーの第一人者です。
何万組という犬と飼い主の
ふれあいをみてきた三浦さんだからこそ
その目を通して犬を見てみると、
犬たちが一体なにを伝えたかったのか、
新しい感動とともに理解できるはずです。
一度、心を許した飼い主のことを、
死ぬまでずっと好きでいるといいます。
その飼い主がどんなに変わってしまっても。
あまり関心を持たれなくなったとしても、犬はずーっと飼い主のことが好き。
そんな犬は
ドラマのように機転を利かせたりすることはなく、
どんなときも、いつまでも“ワンパターンな日常"のくり返し。
でもだからこそ、私たちは犬から多くのことを学びます。
変わるのはいつも私たちで、犬はぜんぜん変わらない。
犬はなにものぞまず、ただ私たちといるだけで幸福だからです。
三浦健太さんは
『犬が教えてくれたこと』
『犬の頭がぐんぐんよくなる育て方』などで
おなじみのドッグカウンセラーの第一人者です。
何万組という犬と飼い主の
ふれあいをみてきた三浦さんだからこそ
その目を通して犬を見てみると、
犬たちが一体なにを伝えたかったのか、
新しい感動とともに理解できるはずです。
内容(「BOOK」データベースより)
「犬だけが知っていた妻の日課」「自分の病気を家族にかくしていた犬」「犬がずっと大切にしていた宝物」など犬と暮らすありふれた一日が、かけがえのない幸せな一日だと気づかせてくれる感動のストーリー集。やさしい涙あふれる20の物語。
著者について
三浦健太 Kenta Miura
1950年生まれ。東京都出身。NPO法人ワンワンパーティクラブの代表。
1994年に日本初のドッグイベント“ワンワンパーティ"を企画・運営。1995年よ
りクラブとなり、その後NPO法人となる。現在、ドッグライフカウンセラーとし
て全国各地でイベントや教室・セミナーを多数開催。全国の都市公園でマナーの
啓発やドッグランの設置や運営アドバイスを実践。毎春に全国100万人の犬の
飼い主に正しい飼い方を書いた小冊子を制作し手渡しで配布している。
1950年生まれ。東京都出身。NPO法人ワンワンパーティクラブの代表。
1994年に日本初のドッグイベント“ワンワンパーティ"を企画・運営。1995年よ
りクラブとなり、その後NPO法人となる。現在、ドッグライフカウンセラーとし
て全国各地でイベントや教室・セミナーを多数開催。全国の都市公園でマナーの
啓発やドッグランの設置や運営アドバイスを実践。毎春に全国100万人の犬の
飼い主に正しい飼い方を書いた小冊子を制作し手渡しで配布している。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
三浦/健太
1950年生まれ。東京都出身。NPO法人ワンワンパーティクラブ代表。1994年に日本初のドッグイベント“ワンワンパーティ”を企画・運営。現在はドッグライフカウンセラーとして全国各地で多くのイベントや教室、セミナーを開催しながら、全国の都市公園にてマナーの啓発やドッグランの設置、運営アドバイスなどを実施(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1950年生まれ。東京都出身。NPO法人ワンワンパーティクラブ代表。1994年に日本初のドッグイベント“ワンワンパーティ”を企画・運営。現在はドッグライフカウンセラーとして全国各地で多くのイベントや教室、セミナーを開催しながら、全国の都市公園にてマナーの啓発やドッグランの設置、運営アドバイスなどを実施(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : サンクチュアリ出版 (2017/10/7)
- 発売日 : 2017/10/7
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 256ページ
- ISBN-10 : 4801400442
- ISBN-13 : 978-4801400443
- 寸法 : 13 x 1.5 x 19 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 3,960位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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2021年1月26日に日本でレビュー済み
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2018年3月31日に日本でレビュー済み
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この本は、今から動物を飼う人が読んで貰えばとてもいい本だと思いますが、私はペットロスも経験しているのでこの本の著者の方が書いておられる部分はとても参考になったが、例示の記載部分は今一つもの足りない。
2021年8月24日に日本でレビュー済み
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犬と暮らす中で感じていたことや、逆に忘れていたことを再確認する機会を持てる内容でした。一つ一つのお話が短編なのでとても読みやすく、読むたびに我が家のワンコを愛おしく感じました。
2021年6月20日に日本でレビュー済み
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無垢な愛によって私たち人間が知らぬ間に変わっていく事。変わることの大切さや、愛ペット達の愛の深さ、メッセージがどれも愛に満ちていて胸に沁みます。