同じアジアの国として歴史的にも経済的にも関係性が深いシンガポール。本書ではそのシンガポールの成り立ちから現代の課題がよくわかる一冊です。
本書にも記載の通り、シンガポールは唯一と言っても過言ではない人類によってデザインされた国家です。1900年代には経済的理由から多くの人々が移民としてやってきて、
戦後には彼らの二世達が国家として立ち上げ、三世四世が現代のシンガポールをデザインしております。一冊を読んで思うことは、シンガポールの組織体をを国家として捉えるるよりは、
シンガポールを100年続く企業として捉えたほうがこの「組織」をより理解でき、また現代の課題が把握できるかと思います。
国家であれ企業であれ、様々なバックグラウンドを持っている人達を一つにまとめるには、という歴史と課題がよくわかる一冊です。
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物語 シンガポールの歴史 エリート開発主義国家の200年 (中公新書) Kindle版
1人当たりのGDPで日本を抜きアジアで最も豊かな国とされるシンガポール。1965年にマレーシアから分離独立した華人中心の都市国家は、英語教育エリートによる一党支配の下、国際加工基地・金融センターとして発展した。それは、表現・言論の自由を抑圧し、徹底的な能力別教育を行うなど、経済至上主義を貫いた“成果”でもあった。本書は、英国植民地時代から、日本占領、そして独立し現在に至る200年の軌跡を描く。
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2013/3/25
- ファイルサイズ12288 KB
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
一人当たりのGDPで日本を抜きアジアで最も豊かな国とされるシンガポール。一九六五年にマレーシアから分離独立した華人中心の都市国家は、英語教育エリートによる一党支配の下、国際加工基地・金融センターとして発展した。それは表現・言論の自由を抑圧し、徹底的な能力別教育を行うなど、経済至上主義を貫いた“成果”でもあった。本書は、英国植民地時代から、日本占領、そして独立し現在に至る二〇〇年の軌跡を描く。 --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
岩崎/育夫
1949(昭和24)年長野県生まれ。立教大学文学部卒業。アジア経済研究所地域研究第1部主任調査研究員などを経て、拓殖大学国際学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
1949(昭和24)年長野県生まれ。立教大学文学部卒業。アジア経済研究所地域研究第1部主任調査研究員などを経て、拓殖大学国際学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B071ZZ99PM
- 出版社 : 中央公論新社 (2013/3/25)
- 発売日 : 2013/3/25
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 12288 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 265ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 53,749位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- - 344位中公新書
- - 372位政治 (Kindleストア)
- - 781位政治入門
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2019年4月22日に日本でレビュー済み
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VINEメンバー
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シンガポールは1819年にラッフルズが英国の植民地化をした時から始まり、戦後リー・クアンユーが「建国者」として形作ったと言う成り立ちが良く分かる。通常国家は社会を基盤にして形作られるがシンガポールは特異な国で国家が社会を創った、と言うのは印象的であった。リーと言う超プラグマティズムな指導者の元、国家の成り立ち上、経済を優先せざるを得ず、そのために国、国民が方向を一つとし、政府も人民行動党が建国以来唯一の最大与党として率いる。シンガポールを知る良い本である。
2019年5月14日に日本でレビュー済み
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ひょんなきっかけからシンガポール旅行にいくことになり、興味を持ったため手に取った。
旅行先のたどってきた歴史を知っておく事は、観光以上の体験に必須だと思う。
さて、本書であるが経済立国としてのシンガポールの実情が、長い苦難の試行錯誤の期間を経てなしえた奇跡的なものだと認識させてもたらった。
近隣諸国との折衝、外国企業に頼りきった経済成長、エリートを丸抱えする政府と政党、政治安定のためには個人攻撃もいとわない冷徹さなどなど。
観光立国としてのイメージからかけ離れた、小さな独立国が無我夢中の生き残り作戦の実情が理解できた。
日本人が学べ、というにはかなり過酷であり、政治形態が大きく違うため参考にすらならないが、一部のプラグマティックと自称しているエリートは大好きな物語だと思う。
旅行先のたどってきた歴史を知っておく事は、観光以上の体験に必須だと思う。
さて、本書であるが経済立国としてのシンガポールの実情が、長い苦難の試行錯誤の期間を経てなしえた奇跡的なものだと認識させてもたらった。
近隣諸国との折衝、外国企業に頼りきった経済成長、エリートを丸抱えする政府と政党、政治安定のためには個人攻撃もいとわない冷徹さなどなど。
観光立国としてのイメージからかけ離れた、小さな独立国が無我夢中の生き残り作戦の実情が理解できた。
日本人が学べ、というにはかなり過酷であり、政治形態が大きく違うため参考にすらならないが、一部のプラグマティックと自称しているエリートは大好きな物語だと思う。
2016年5月9日に日本でレビュー済み
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シンガポールと言うと、発展した都市国家くらいのイメージしか我々日本人は持っていないが
この国が如何にして現在の地位を築き上げたのかと言う事が良く分かる。
かつてはマレーシアと同じ国家であった事、喧嘩別れと言うよりも一方的に縁を切られて独立
せざるを得なかった事、そこからどのように這い上がって来たか。
本書を読むと上記の流れが良く分かる。またこういった本には珍しいくらい読み物としても読み
易く、優れているのも特筆もの。
この国が如何にして現在の地位を築き上げたのかと言う事が良く分かる。
かつてはマレーシアと同じ国家であった事、喧嘩別れと言うよりも一方的に縁を切られて独立
せざるを得なかった事、そこからどのように這い上がって来たか。
本書を読むと上記の流れが良く分かる。またこういった本には珍しいくらい読み物としても読み
易く、優れているのも特筆もの。
ベスト1000レビュアー
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シンガポールの短い歴史が簡潔にまとまっており、非常に理解しやすいです。シンガポールがどのような性格を持った国なのか、その性格がどのような歴史の中で醸成されたものなのか。また、これまでの交流で生み出された日本への相反する感情など、シンガポールに行く機会がある方に皆さんに読んでいただきたい、役立つ書です。また、先日の死去で拍車がかかった哲人としてのリー・クアンユーへの幻想も打ち砕かれます(笑)。
2015年2月24日に日本でレビュー済み
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建国から2013年までのシンガポールの歴史を把握することができます。
記述は丁寧ながら簡潔で短時間で読むことができます。
終章で筆者がシンガポールの特徴を、7点にまとめており、理解が一層深まりました。コンパクトにシンガポールの歴史を把握したい方には強くおすすめします。
記述は丁寧ながら簡潔で短時間で読むことができます。
終章で筆者がシンガポールの特徴を、7点にまとめており、理解が一層深まりました。コンパクトにシンガポールの歴史を把握したい方には強くおすすめします。