牧場に興味があるわけではないのですが、表紙の絵柄がかわいくて読みやすそうだったのと、
試し読みで展開が気になったのと、3巻で完結という適度なボリュームに後押しされて購入。
そしたら全部一気読みする面白さでした。
むしろ3巻では足りなくて、5巻くらいまでほしいくらいでした。
都心の企業に就職が決まって、仕事に恋に遊びに…なんて夢を描いていたOLが、
研修後の配属で北海道の牧場に飛ばされるところから物語が始まります。
慣れない肉体労働、牛の世話、早寝早起き、田舎の芳香…
と、ほんとにここでやっていけるのか不安でいっぱいだったOLが、
少しずつ仕事に慣れ、牛にも愛着が湧き、牧場の人たちとよい関係を築き、
様々な経験を通して成長していく、というよくある働きものまんがです。
次第に周囲から認められて、その周囲の協力を得て大きな成功も収め、
やがて人生を左右する決断を迫られたのちに、自らの居場所と役割を見つける、
その大筋のところはそれほどのひねりがないというか、安心して読める王道ものです。
そういうしっかりとした流れの中に、牛と牛肉に対する考え方や親子の問題など重い話と、
主人公のOLが太っただの恋のライバル視されてめんどいだのの軽い話が程よく混じっていて、
滞ることなく、さりとて軽薄にならないバランスでテンポよく読み進められます。
テンポといえば、セリフ回しも決してギャグではないはずなのに笑える場面が多く、
特に重要キャラである外国人実習生のスアンさん絡みの掛け合いが強烈な印象を残してくれます。
とにかく読みやすくて、ちょっと泣けてものすごく笑える面白いまんがなので、
牧場に興味のある方もない方もぜひ読んでいただければと思います!
牧場OL (1) (まんがタイムコミックス) (日本語) コミック – 2016/2/5
丸井 まお
(著)
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本の長さ152ページ
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言語日本語
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出版社芳文社
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発売日2016/2/5
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ISBN-104832254588
-
ISBN-13978-4832254589
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カスタマーレビュー
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VINEメンバー
Amazonで購入
この手の作品だと銀の匙がイメージがされますが、それとはまた違う面白いないようでした。
どのように牧場を経営するか、つきつめて言えばどうやって企業として生き残っていくかという問題がみえかくれしていました。
効率化、手間をおしまない付加価値、現場でみて体験してはじめてわかること、などの要素が2巻以降でどう掘り下げられるのか注目したいです。
人間関係も注目ですし、メイン扱いはされないかもしれませんが恋愛方面の話もチョコチョコでてきそうな感じでした。
どのように牧場を経営するか、つきつめて言えばどうやって企業として生き残っていくかという問題がみえかくれしていました。
効率化、手間をおしまない付加価値、現場でみて体験してはじめてわかること、などの要素が2巻以降でどう掘り下げられるのか注目したいです。
人間関係も注目ですし、メイン扱いはされないかもしれませんが恋愛方面の話もチョコチョコでてきそうな感じでした。
2016年2月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
都心の一等地に本社のあるイタドリ食品の新人OL野花南。胸を膨らませての配属先は……北海道の牧場! 牛たちに囲まれてのOLライフが始まった。
初日に牛に突撃されて気を失うものの、牛の赤ちゃん誕生に喜び、すぐに前を向いて歩き出す。順応性の高い前向きな南の姿は気持ちが良く、彼女の「何も知らない人の反応」っぷりは楽しく、農作業用の機械を「拷問機械みたい」など形容するところなどは、読んでいて「確かに!」と頷いてしまいます。
周りの人達も
絵に描いたような牧場青年・鹿谷
ツナギを着れば動物王、スーツを着れば悪い人(に見える)・糸魚沢
(最初は童顔少年に見えた)ベトナムからの女子実習生・スアン
など、ちょっとリアルに、少しコミカルに描かれています。
町中だと、牛というのはお店で売っているパックのお肉でしかなく、生きている牛と接するうちに、本人も気づかずに肉に対する認識が変わっていく。南が東京の本社に戻った際、同僚たちの会話からうけるもやもや感は、正に彼女が牧場OLへと変わっていく表れです。
コストの問題、後継者不足から町おこしイベントなど、ただ牛を育てていれば良いというわけには行かない環境ですが、それをほっこりした展開で魅せてくれます。個人的にはボンレスちゃんのグッズが欲しい。
クライマックスは思い入れのある子牛の出荷による別れという、定番の展開ではありますが、牧場OLにとっては避けて通れない道。そして、牧場OLだからこそ変えられない結論をどう受け入れるか。定番だからこそ、少しでも手を抜けば読者に丸わかりになるこの問題を、作者は突撃する牛のようにまっすぐ書いてくれました。
初日に牛に突撃されて気を失うものの、牛の赤ちゃん誕生に喜び、すぐに前を向いて歩き出す。順応性の高い前向きな南の姿は気持ちが良く、彼女の「何も知らない人の反応」っぷりは楽しく、農作業用の機械を「拷問機械みたい」など形容するところなどは、読んでいて「確かに!」と頷いてしまいます。
周りの人達も
絵に描いたような牧場青年・鹿谷
ツナギを着れば動物王、スーツを着れば悪い人(に見える)・糸魚沢
(最初は童顔少年に見えた)ベトナムからの女子実習生・スアン
など、ちょっとリアルに、少しコミカルに描かれています。
町中だと、牛というのはお店で売っているパックのお肉でしかなく、生きている牛と接するうちに、本人も気づかずに肉に対する認識が変わっていく。南が東京の本社に戻った際、同僚たちの会話からうけるもやもや感は、正に彼女が牧場OLへと変わっていく表れです。
コストの問題、後継者不足から町おこしイベントなど、ただ牛を育てていれば良いというわけには行かない環境ですが、それをほっこりした展開で魅せてくれます。個人的にはボンレスちゃんのグッズが欲しい。
クライマックスは思い入れのある子牛の出荷による別れという、定番の展開ではありますが、牧場OLにとっては避けて通れない道。そして、牧場OLだからこそ変えられない結論をどう受け入れるか。定番だからこそ、少しでも手を抜けば読者に丸わかりになるこの問題を、作者は突撃する牛のようにまっすぐ書いてくれました。
2021年2月19日に日本でレビュー済み
酪農に少しでも興味があればおもしろいと感じるだろうけど、興味がなければまったくおもしろくない。
それはまぁ、この漫画やこのジャンルに限ったことではないですが。
とりあえず私にはおもしろさが伝わらなかった。
それはまぁ、この漫画やこのジャンルに限ったことではないですが。
とりあえず私にはおもしろさが伝わらなかった。
2018年1月21日に日本でレビュー済み
自分も就農に興味があり短期(3~1週間度低)の就農体験に行った経験があります。
養豚と酪農(畜産)の2箇所に行きました。
仕事内容は漫画通りの内容です。
ある程度のローテーションがあるものの、牛の餌を作るための牧草ロールを作ったりするために
トラクターを動かしたり、ロータリーを付け替えたり、場合によっては修理をしたり(頼むと金かかるからある程度は自分でやる必要がある)
と覚える事がたくさんありました。
短期といえどそれを経験した自分にとってはこの作品は実にリアルだと感じました。
ただ泥臭さや匂い、体に掛かる負担などはかわいい絵柄でめちゃめちゃぼかされていますけどw
これを見て農業やってみたいって思う人が出るかどうかはわかりませんが、農業やってみたいからこの作品を読む事はとてもおすすめできます。
匂いと体に掛かる負担を念頭に置いた上で読んでほしいです。
あとは就農には初期投資がめちゃめちゃ掛かることと、
農業従事している作業員は給料がめちゃめちゃ安い事も後々触れてくれるといいですね。
3件程体験しましたがどこも悲惨なもんでした(逆に経営者側だとめっちゃ儲かってましたがww)
どんな話になっていくかとても楽しみです。
養豚と酪農(畜産)の2箇所に行きました。
仕事内容は漫画通りの内容です。
ある程度のローテーションがあるものの、牛の餌を作るための牧草ロールを作ったりするために
トラクターを動かしたり、ロータリーを付け替えたり、場合によっては修理をしたり(頼むと金かかるからある程度は自分でやる必要がある)
と覚える事がたくさんありました。
短期といえどそれを経験した自分にとってはこの作品は実にリアルだと感じました。
ただ泥臭さや匂い、体に掛かる負担などはかわいい絵柄でめちゃめちゃぼかされていますけどw
これを見て農業やってみたいって思う人が出るかどうかはわかりませんが、農業やってみたいからこの作品を読む事はとてもおすすめできます。
匂いと体に掛かる負担を念頭に置いた上で読んでほしいです。
あとは就農には初期投資がめちゃめちゃ掛かることと、
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3件程体験しましたがどこも悲惨なもんでした(逆に経営者側だとめっちゃ儲かってましたがww)
どんな話になっていくかとても楽しみです。