自宅で爆笑しながら一気に読んだ。時にはのたうち回って笑う局面もあった。人目があるところ
では本書を読むべきではない。
本書のおかしさとは何か。それは「日頃漠然と思っていること」を、鋭利なナイフで削りだして、
ポンと置かれた瞬間の「衝撃」にある。僕は、「笑い」とは「一瞬の衝撃」であると良く周囲の
人に言っては、余り理解されないという歴史を繰り返してきた。しかるに本書である。その人に本書さえ
読んでもらえば僕の持論を明快に理解して頂けるに違いない。ということで、最も身近にいる他人である
家内の外出からの帰宅を待っているところだ。
ところで本書の題名「牛への道」とは何か。これはおそらくは禅の「十牛図」を意味しているに
違いあるまい。「十牛図」の「牛」とは、この世の「真理」を表すものである。主人公の童子が
真理である牛を見つけに行く話だ。作者は自らを童子として「牛への道」を辿ると宣言されていると
僕は読んだ。爆笑をもたらすものは「真実」である。人は何かを納得した瞬間にえてして笑うものだ。
そんな風に読んでいるとあっという間に読み終わる。なるほど、快著ではないか。
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
無料アプリを入手するには、Eメールアドレスを入力してください。

Kindle化リクエスト
このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。