もしも、出版社が付けたと思われる「無肥料栽培を実現する本」にひかれて、この本を買って読むと、私の様に10年以上、有機無農薬栽培を続けて来て、更に自然農(=無農薬栽培)に挑戦しようとしている方は、「なんじゃこれ!」となるのではと思います。
カバーの下部に書かれた、「既存の常識にとらわれない「よりたか(著者の名前)農法」を伝授」という方がこの本の内容を代表しています。
自然農を実践しておられる方々のほとんどは(それが無いと実践不能が故に)強い信念と実行力で見自らの農法を数十年以上取り組んで現在に至っていますが、それが故に「XXをやってはならぬ」「○○をせねばならない」などなど、私にとっては極めて敷居が高いレベルを提示される方が多々おられます。
ところが、この著者は、上記とは真逆な「リベラル(政治的意味ではありません)」指向で、融通無碍な(悪くいうと無原則な)農法を指南しておられます。
具体的に言うと、鶏糞、牛糞、豚糞ではない非動物性ならば堆肥は使うとか、ケースバイケースで有機肥料や液肥も使いましょうという、「無肥料栽培??」です。しかし、実はこれ私がずっとやって来たことなので、この本を読んで全く勉強にはなりませんでしたが、「これでもいいんだ」と安堵した次第。。。
自然農法の先駆者の方々は30年~40年以上もかかって今の素晴らしい畑を実現されているのであり、それを数年で追いつくことは不可能です。先駆の方々が指し示す富士山の頂上を目指して、一歩一歩進むのが賢明にて、この著者のリベラル農法?を私は肯定します。
この本をこれから買ってみようとされている方が、ご注意すべきことは、この本はHow-to-do本ではないということです。例えば、ナスの栽培だけに絞った本が出版されていることで解る通り、野菜栽培は奥が深く、たかだか191ページで、その全容を収得出来る筈はありません、初心者の方は、この本で「広く、浅く」オーガニック栽培を理解され、自分で出来ることから取り組まれたら良いと考えます。
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無肥料栽培を実現する本 単行本(ソフトカバー) – 2017/4/24
2011年3月11日の原発事故以来、食の安全に気づく人たちがとても増えています。他人任せの食材では、本当の安全は手にできないと考え、自ら野菜を栽培するという意識に目覚めています。岡本よりたか氏が無肥料栽培セミナーを開始してから3年の間に、栽培法を知りたいと全国からひっきりなしにオファーが届き、北は北海道、南は沖縄まで飛んで、年間100回近くのセミナーを開催しています。受講者の数は、延べで年間3000人。フェイスブックのフォロワーは2万人を超えるほど注目を集めています。無肥料栽培セミナーではテキストを配布していますが、そのテキストだけでも手に入れたいと多くの方がら連絡をいただいており、岡本よりたか氏独自の確立された無肥料栽培テクニックは、体系化し、多くの人に届けるべきという声があります。そこで、このセミナーの内容を書籍化が実現しました。
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社マガジンランド
- 発売日2017/4/24
- 寸法18.8 x 12.7 x 2.5 cm
- ISBN-104865461531
- ISBN-13978-4865461534
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商品の説明
著者について
岡本よりたか
無肥料栽培伝道師、自然栽培農家、空水ビオファーム八ヶ岳 代表、自然栽培ネットワーク Tokyo 代表理事、命のリレーの会 代表
CM クリエーター、TV ディレクター等の取材を通して、農薬、除草剤、肥料が環境にもたらす破壊的ダメージを知り、40 歳半ばで山梨県北杜市の八ヶ岳南麓にて、無農薬、無肥料、無除草剤、自家採種である自然栽培と自然農法で小麦や野菜の栽培を始める。全国各地で無肥料栽培のセミナー、ワークショップを精力的に行っている。
主な著書に「野菜は小さい方を選びなさい」(Forest2545新書)などがある。
無肥料栽培伝道師、自然栽培農家、空水ビオファーム八ヶ岳 代表、自然栽培ネットワーク Tokyo 代表理事、命のリレーの会 代表
CM クリエーター、TV ディレクター等の取材を通して、農薬、除草剤、肥料が環境にもたらす破壊的ダメージを知り、40 歳半ばで山梨県北杜市の八ヶ岳南麓にて、無農薬、無肥料、無除草剤、自家採種である自然栽培と自然農法で小麦や野菜の栽培を始める。全国各地で無肥料栽培のセミナー、ワークショップを精力的に行っている。
主な著書に「野菜は小さい方を選びなさい」(Forest2545新書)などがある。
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登録情報
- 出版社 : マガジンランド (2017/4/24)
- 発売日 : 2017/4/24
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 192ページ
- ISBN-10 : 4865461531
- ISBN-13 : 978-4865461534
- 寸法 : 18.8 x 12.7 x 2.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 225,740位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 546位家庭菜園
- カスタマーレビュー:
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著者について
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無肥料栽培家・環境活動家
空水ビオファーム 代表
株式会社 岡本商店 代表取締役
一般社団法人 自然栽培ネットワークTokyo 代表
TVディレクター時代、取材を通して、農薬、除草剤、肥料が環境にもたらす破壊的ダメージを知り、40歳半ばで山梨県北杜市の八ヶ岳南麓にて、無農薬、無肥料、無除草剤、自家採種の小麦や野菜の栽培を始める。
無肥料栽培の普及、遺伝子組み換え種の危険性の啓蒙ために、全国各地にて講演活動及び無肥料栽培セミナーを開催。また、シティファーマー構想を立ち上げ、家庭菜園ワークショップも積極的に展開している。
現在は、農業スクール及びシードバンクネットワーク設立のための「種の学校」を準備中。
※著書「野菜は小さい方を選びなさい」(フォレスト出版)
※著書「不自然な食べものはいらない」(廣済堂出版) 内海聡、野口勲、岡本よりたか共著
※DVD「新説異説 農業と食糧支配」
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.2
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82 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年11月3日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
177人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2017年5月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
表題に惹かれて購入しました。総論としては理解できますので、自分と同じ匂いを感じもしますが、作物や自然、土壌に対する受け止め、感じ方が私の経験からすると「うーん」と首をかしげてしまうところもありました。でも、それは人それぞれの感じ方や気づきなので他人がとやかく言うべきでもありません。ただし、未経験者にとっては、学校では教えてくれないことが多く出ているので、作物栽培の手引きというよりも、農業に対する作者の考え方を学び参考とするには良い本だと思います。
2019年6月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
写真や絵なども入っていて、初心者にわかりやすかった。