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無業社会 働くことができない若者たちの未来 (朝日新書) 新書 – 2014/6/13
独身で、
ふだん収入となる仕事をしていない
15~39歳の「若年無業者」。
潜在数で日本に483万人とも指摘される彼らが年を取り、
増え続ければ、日本の社会は成り立たなくなる。
現場を知るNPO代表と気鋭の社会学者が
若年無業者2300人以上からのリアルなデータに基づき、
ミクロとマクロ双方の現状認識と衝撃の未来予測、
いま打つべき方策を解き明かす!
【目次】
はじめに
第1章 なぜ、いま「若年無業者」について考えるべきなのか
・メディアで報じられる「怠惰な若者たち」
・無業社会の出現
・人間関係が喪失する無業状態
・人口減少社会の希少財としての若年世代
・多くの誤解にさらされる若年無業者の実態
第2章 「働くことができない若者たち」の履歴書
<ケース1>
大卒後、超有名企業に入社も 憧れた「ビジョン」と乖離する現場で苦悩
<ケース2>
100通のお祈りメールに心を折られ、「申し訳なくて」面接を受けられない
<ケース3>
初心者歓迎のIT企業に就職も 教育なし・休み無し・突然の退職勧奨
<ケース4>
難関資格を見事取得も 面接が苦手で働けず、ひきこもり生活へ
<ケース5>
会社の都合で2度の解雇を経験。「とにかく潰れない会社で働きたい」
<ケース6>
友人と会社を設立もケンカ別れし退職。自信はあったのに再就職は失敗の連続
<ケース7>
夢も働く気もないが、人とはかかわりたい
第3章 「働くことができない若者たち」への誤解
Q1.そもそも「若者」の定義とは何か?
Q2.15歳と39歳の若年無業者に違いはあるのか?
Q3.結局、自分のやりたい仕事を選んでいるだけでは?
Q4.お金はなくても毎日自由に遊んだりしているのでは?
Q5.親のすねをかじれるから働かないのでは?
Q6.病気というよりも本人の意欲の問題では?
Q7.親やハローワークなど相談する場所はあるのでは?
Q8.彼らは自分の現状を改善しようとは思っているのか?
Q9.学歴と無業の割合は関係するのか?
Q10.なぜ、会社を辞めてしまったのか?
Q11.彼らはどのような支援を求めているのか?
第4章 「無業社会」は、なぜ生まれたか?
・若いころの苦労が美徳とされた時代
・格差社会からSNEPまで
・日本的経営と長期的雇用の合理性
・「福祉国家の危機」と「新しい社会民主主義」
・年金制度参加が大前提の日本型福祉社会
・戦後から最小限でやってきた日本の福祉
・田中角栄以降、場当たり的に発展した福祉
・フリーター、就職氷河期が少子化の原因! ?
・ようやく若者も「弱者」として認め始めた公的機関
・一度こぼれ落ちると圧倒的不利になるシステム
・人材を育てる場所がなくなった日本
第5章 「無業社会」と日本の未来
・生涯のコストギャップは一人1億5000万円
・OECDが推計した潜在若年無業者483万人
・社会とはいかにして483兆円を減らしていくか
第6章 若年無業者を支援する社会システムのあり方
・消えた「再チャレンジ担当相」のポスト
・エビデンスとしての『若年無業者白書』
・省庁の壁を越えて取り組むべき若年無業者対策
第7章 「誰もが無業になりうる社会」でNPOが果たす役割
・小さな成功事例を作る
・ミクロのデータを蓄積する
・エコシステムを作る
おわりに
- 本の長さ216ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2014/6/13
- ISBN-104022735651
- ISBN-13978-4022735652
- UNSPSC-Code
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1977年、東京都生まれ。特定非営利活動法人育て上げネット理事長。2001年若年就労支援を専門とする任意団体設立、2004年NPO法人化。金沢工業大学客員教授、東洋大学非常勤講師
西田/亮介
1983年、京都府生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘准教授。専門は情報社会論と公共政策学。情報と政治、ソーシャルビジネス、協働推進、地域産業振興等を主な研究テーマとする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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著者について

東京工業大学准教授。博士(政策・メディア)。
専門は情報社会論と公共政策。情報化と社会変容、情報と政治(ネット選挙)、社会起業家とソーシャル・エンタプライズ、政策としての「新しい公共」、地域産業振興、協働推進、日本のサーフカルチャーの変遷等を研究。
1983年京都生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。同大学院政策・メディア研究科修士課程修了。同大学院政策・メディア研究科後期博士課程単位取得退学。同大学院政策・メディア研究科助教(有期・研究奨励Ⅱ)、(独)中小機構経営支援情報センターリサーチャー、東洋大学、学習院大学、デジタルハリウッド大学大学院非常勤講師、立命館大大学院特別招聘准教授を経て、2015年9月から東京工業大学大学マネジメントセンター准教授。2016年4月より東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。
著書に『ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容』(東洋経済新報社)「ネット選挙とデジタル・デモクラシー」(NHK出版)。共編著・共著に『無業社会 働くことができない若者たちの未来』(朝日新聞出版)『「統治」を創造する』(春秋社)ほか多数。
・業績一覧、職歴等詳細: https://sites.google.com/site/ryosukenishida/
・blog: http://ryosukenishida.blogspot.jp/
・Twitter: https://twitter.com/Ryosuke_Nishida
カスタマーレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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彼らをニートだとか仕事を選んでいるからだとか、能力不足だとか、自己責任だとか責める言説が巷にあふれています。
しかし、果たして、その批判は適切なのか?本著はミクロな具体例と、マクロなデータを使い、更には日本型福祉・雇用システムの歴史までを振り返り、議論を冷静に整理していきます。
要は、高校中退、あるいは大卒でも新卒就職で失敗してしまったりして、一度レールから落ちてしまうと、復帰するのが極めて困難な日本型雇用システムに問題があるのだということです。
これには納得。履歴書に「高校中退」とあったら、あるいは大卒で入社した会社を短期間で退職して、その後履歴書に「空白期間」がある場合、書類選考で落とされる可能性が高いでしょう。
だからといって、そういう状態にある若者に職業訓練を与えて、再チャレンジを促すような仕組みはきわめて不十分な現状があります。
結果として、無業者はますますキャリアから遠ざかり、いずれ生活保護などに頼らざるを得ないという未来が予測されます。
生活保護を否定する意図はまったくないのですが、生活保護に現時点でも3.8兆円の国費が投入されており、将来若年無業者が生活保護を受給せざるを得ないことになった場合、ますます財政に重いダメージを与えてしまうことが明らかです。
だからこそ、一度レールから落ちてしまった若者が、再チャレンジしやすいような社会システムの構築が必要なんだということを痛感しました。
なんせ、自分もレールから落ちかけたけど、運良く残ることが出来た人間なので、読んでいて他人事とは思えませんでした。
ドロップアウトした個人の中でも、引きこもりに至る段階がある。最初の方は自己評価が高い。
今まで何とかやって来たのだから、今回も何とかなる、と。活発に動く。友人にも会う。
しかし、これが失敗を重ねるたびに、あれ、という感じになっていく。
おかしいな、と冷や汗をかいているうちはいい。いずれ、そんな余裕もなくなってしまう。
社会から、拒絶された人間ができあがりだ。友人に会うのも恥ずかしくなる。親以外との接点をなくし孤立していく。
働くこと、そのものにそれほどの意味はない。普通に生活している今だから言えるのかもしれないが、
働くことそのものには、金を稼ぐ、それ以外の意味合いは、さしてないはずだ。
しかし、世間は働いていない人間にとても冷たい。
たまたま、自分は上手い具合に他人の助けがあって、地獄から抜け出せた。
しかし、一歩間違ったら今も実家のベッドの上で丸まっている、
または、すでにこの世から姿を消していると思うと、紙一重なのだ。
誰しも、引きこもりたい、孤独になりたい人間はいない。
そうなってしまう悲しみをうまく掬い取って、人間として復活させられるシステムなりがあれば、いいと思う。
工藤氏の育児休暇時の「働いていない時」の著述に非常に興味を持ちました。なぜなら、私も一緒の経験をしたからです。
働いていない人、もしくは、働けない人にとって、日本という場所は(私の場合、東京ですが)、相当「居心地が悪い」と思います。違う表現で言うならば、自分の存在に自信がもてなくなります。なぜなら、日本では、若年者もしくは、そうではない年齢も含めて、働いていないことは、イコール、「普通ではない」ことだからです。
この著作の中で、無業状態になった当時者7人を引き合いに出し、
「誰でも起こりうること」であることが、よく分かります。
私自身は、無業状態の経験もあり、事情はよく分かります。問題は、一度社会との所属がなくなると、元に戻るには、相当ハードルが高いということです。
なんでハードルが、高いかは、この本を読むと、理解出来ます。
これから、若年無業者が減ることはなく、増え続けるように思います。
著者の支援活動は、もちろん支持しますが、その支援を超える勢いで
無業者が増えていっているのでは、ないでしょうか?
個人が出来ることは、限られています。日本社会が急速に変わっていく中で、
誰もが無業状態になる可能性を持っている。このことを踏まえて、
これから、「働き続ける」ことを前提として、行動しないといけないかも
しれません。なぜなら、この著作で語られるデータ、ケースから、
どうやら、日本社会で、自信や希望を持ち続けるには、働かないといけないからです。
なのに、働かない、働けない人が増えているのは、日本社会が、もの凄い勢い
で変化し、その負の面を若者が、背負っているのではないかと感じます。
もちろん、ほとんどの方は、生活するだけで大変ですが、、、。
私は「気軽に働ける社会」を望みます。
これが何ともリアルで、生々しかった。
「求人票の内容は、しっかり面接で確認しましょう」
は、大学のキャリアセンターや就活サイトでよく見る文言である。
しかし面接で話している内容すら真偽が分からない。
(実際に本書で、面接の話と実態が異なっていたケースが紹介されている(P50~P58))
求人票もウソ。面接の話もウソ。実態は、入社してみないと分からない。
(社会経験が浅い若者にウソを見破れ!というのは無理な話。。。。)
しかし騙されたと感じるのは企業側も同じなのかもしれない。
問われれば、学生は「はい、御社が第一志望です」と答えなくてはいけない
(たとえ志望度がそんなに高くないとしても)。
面接がマッチングを図る場ではなく、騙し合いになっているのが現状である。
騙して入社させた会社に愛社精神は抱けない。
そして仕方なく入社した社員を育てるのは企業も辛いだろう。
今の就活のシステムを変えない限り、
早期離職は改善しないと感じた次第である。
一方で、彼らの生活に焦点を当てた書籍も少なからず存在するが、ホームレスにまで至った人や精神的に通常の社会生活を営むことが
難しくなっている人など、センセーショナルな事案が多い。
本書は、社会の全体像がわかるような統計情報と、若年無業者への取材の双方が入っているので、バランスよく全貌を理解できる。
加えて、事例として取り上げられている人たちも、「ちょっとした選択ミスや運で、こうなっちゃうこともあるんだな」というケースが多く、
「無業」であることをとても身近に理解できる。
(税理士の資格を持っているのに引きこもっている人、とかのケースも載っている)
「最近の若い者は。。。」ではなく、「同じ若者として恥ずかしい。。。」というレベルの状況でもない、という現実を淡々と知ることができる
良書だと思う。
最終的に「再チャレンジの促進」を政府に求める姿勢には、共感できないが。。。
「若年無業者」について、おおまかに知って貰おう、という新書ですね。
第一章「なぜ、いま「若年無業者」について考えるべきなのか」では、メディアでは若者が怠惰で、それで仕事しねー、とか言われてるけど、それは違うよ、という話。
第二章「「働くことができない若者たち」の履歴書」は、7つのケースで、それぞれの若者の、求職中にもかかわらず、働くことができない事情を描いて、
第三章「「働くことができない若者たち」への誤解」として、Q1~11まで、質問に対して、ポイントを押さえた回答をする形式で答え、
第四章「「無業社会」は、なぜ生まれたか?」での、社会の問題へ切りこみ、
第五章「「無業社会」と日本の未来」で、実は若者が働かないと、社会コストが高くなっていき、我々の負担が増えるよ、という話になり、
第六章「若年無業者を支援する社会システムのあり方」で、社会がどのように取り組むべきかを示し、
第七章「「誰もが無業になりうる社会」でNPOが果たす役割」では、小さなことからコツコツとやるしかないっすね、という西川のりおっぽい結論になっています。
この本の主張する、
若年無業者の問題の根本的な解決策は、①現段階で困窮している人を緊急避難的に救済すること、②すでに若年無業者になってしまっている人に、早く就労できるように促していくこと、③また無業状態になってしまったとしても、再び労働市場に再参入できるような機会と仕組みを、社会のなかに埋め込んでいくことに尽きる。(187㌻)
は、ごもっともで、なるほどなんですよね。
異論はない。
でもね、そもそも日本の社会構造自体を変える、
特に、就活のシステム、新卒至上主義を止める、ということが必要なんですよね。
ですから、それこそ経団連あたりを動かして、経済界の就活に対する意識を変える必要があるわけで、
そう考えると、そら変わらんわなあ。
とりあえず、若者を食いつぶして生きて行くしかないのかなぁ、なんて暗く思っちゃいました。
具体的な対策として、「小さいことからコツコツと」と言ってるということは、
もう手だてなし、ということを示しているわけで、
なんだか暗くなりましたねぇ。





