「糖質制限は正義である!」
という結論のために、いろいろとこじ付けとなる仮説やデータを恣意的に列挙してるだけ。
過剰な糖質やGI値の高い食品の常食が問題であるだけなのに、なぜ、糖質そのものを悪に仕立てるのか?
全くの謎である。
自分が糖質摂取過多でメタボゆえにその危機感から、「糖質そのものが悪」という極端から極端に振れたのだろう。
拒食と過食を繰り返す若い女性みたいなものだ。
ストレスによって過食し、その罪悪感や絶望感で次は拒食状態に陥るみたいな。
タイトルは大仰で、中の文章も過激で極端な表現が目立つ。自信がないことの表れである。
人は自信があるときは、冷静で穏やかな物言いをするし、そういう表現を選ぶものだ。
思想的にも非常に極端で危険である。
例として、果糖を問題であるとして挙げているが、単体で摂る場合の話であり、清涼飲料水で
大量に摂れば害があるのは当たり前。果物で食べる場合は、ビタミンやミネラル、ポリフェノールも
同時に摂るので、果物食は健康に寄与するという論文ばかりだ。
また、全粒穀物である大麦やオートミールは耐糖能を改善する素晴らしい健康食であるという論文ばかりだ。
自分がメタボだったから血眼になって勉強されたのだろうが、今一度そのバイアスを外して
糖質制限の危険性や、糖質とうまく付き合っていけるような知識も自分に取り入れて見られたらどうでしょうか?
医者という立場で、こういった偏った思想を広められるのは非常に残念です。
糖質制限を考えている方へ。
「特定の食物を一切食べない、あるいは極端に減らす」ということが「良い」ことだと思いますか?
人類はエネルギー源になるものは何でも食べてきたからこそ、生き延びたのであって、特定のものを食べると
健康を害し、種そのものが危機に晒されるのだとしたら、なんと弱い生き物だろう?
糖質が問題なのは、単糖類などの急激に血糖値を上げるものや、糖質過多なのである。
だとすると、それは糖質以外の食物すべてに言えることなのではないでしょうか?
タンパク質であろうと、脂質であろうと、摂りすぎは病気になるのである。
なぜ、糖質だけ特別視し、敵対視するのでしょうか?
すべては「過ぎたるは猶及ばざるが如し」である。
糖質過多によって健康を害しているのなら、適度な量の糖質にすればいいだけのことです。
何も、糖質を目の敵にする必要はありません。
全粒穀物などを食べ、腹八分にすればいいだけです。
世界中の民族の食事を調査した何名かの学者が書いたそれぞれの本の中で、長寿の民族の食事の中に
糖質制限食はなく、いろんな食材を満遍なく食べていたという共通項がある。
それが紛れもない真実です。
購入オプション
Kindle 価格: | ¥924 (税込) |
獲得ポイント: | 55ポイント (6%) |

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません 。詳細はこちら
Kindle Cloud Readerを使い、ブラウザですぐに読むことができます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】~植物vs.ヒトの全人類史~ (光文社新書) Kindle版
ベストセラー『炭水化物が人類を滅ぼす』から4年、待望の続編。前作で未解決だった諸問題を解決し、糖質制限実践者の大規模アンケート結果を公開。さらに糖質セイゲニストの立場から、全生命史、全人類史を読み直すという新たな試みに挑む。「糖質まみれの近・現代人」による研究は初期人類(糖質ゼロ)の姿を見誤っている。19世紀的知識の呪縛から脳を解き放ち、糖質に支配された生活から人生を取り戻すべく、縦横無尽に語る。
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2017/10/20
- ファイルサイズ2674 KB
商品の説明
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
夏井/睦
1957年秋田県生まれ。「なついキズとやけどのクリニック」院長。東北大学医学部卒業。東北大学医学部附属病院を経て、相澤病院、石岡第一病院、練馬光が丘病院で「傷の治療センター」長。2001年、消毒とガーゼによる治療撲滅をかかげ、インターネットサイト「新しい創傷治療」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
1957年秋田県生まれ。「なついキズとやけどのクリニック」院長。東北大学医学部卒業。東北大学医学部附属病院を経て、相澤病院、石岡第一病院、練馬光が丘病院で「傷の治療センター」長。2001年、消毒とガーゼによる治療撲滅をかかげ、インターネットサイト「新しい創傷治療」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
内容(「BOOK」データベースより)
ベストセラー『炭水化物が人類を滅ぼす』の刊行から4年。この間、糖質制限を取り巻く社会の状況は大きく変化した。批判的な記事は数を減らし、代わってスーパーや外食チェーンには糖質オフ商品が続々登場。今や糖質制限市場ともいうべき巨大マーケットが形成されている。それは何より消費者の側が、健康への効果を体感しているからだろう。続編となる本書では、前作で未解決だったいくつかの問題を解決し、実践者からの大規模アンケートの結果を公開。さらに糖質セイゲニストの立場から、全生命史、全人類史を読み直すという新たな試みに挑む。「糖質まみれの近・現代人」による研究は初期人類(糖質ゼロ)の姿を見誤っている。19世紀的知識の呪縛、シアノバクテリアの呪いから我々の脳を解き放ち、糖質に操られ支配される生活から人生を取り戻すべく、縦横無尽に新説・仮説を展開しながら語る。 --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B076CC21LM
- 出版社 : 光文社 (2017/10/20)
- 発売日 : 2017/10/20
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 2674 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 268ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 137,571位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- - 1,006位光文社新書
- - 3,415位美容・ダイエット (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
この本を読んだ購入者はこれも読んでいます
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.0
星5つ中の4
82 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2021年2月14日に日本でレビュー済み
違反を報告する
Amazonで購入
22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2019年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分はこの本を読み衝撃を受けました。
糖質があまり良くない事が歴史を通して
書いてあり根拠がしっかりあるというところです。
今年3月から今8月半ばまで12㎏も痩せることが
できました。半年もたってないのに・・・。
具体的に68.8㎏あった体重が56.6㎏になった事実。
体は軽いし、頭はいつもすっきり、集中力も増し仕事が苦痛
ではなくなったことは、ほんと大きいです。
感謝してます。
しかし本の内容としては、後半エキサイトしすぎかなってのが
本音です。一万年前に農耕がはじまり穀物をかべるようになった
以前は炭水化物はほとんど採らない生活をしてた(生きてきけた)
はわかるのですが、その時期人は長生きしたでしょうか?
いずれにせよ短命だったと思います。
糖質制限というのは、いま飽食の時代に成人病が増えがた結果、病気に
ならない方法は断糖だということに気づきはじめた。
人間失敗あっての成功とよくいったもので、飽食の時代だからこそ
こういった本が売れるのだと思ったりもします。
西洋医学が根付いた現在、本当の事を、やっと言ってくれる医者が
でてきたしその他ジャーナリスト達が立ち上がって、本気で講義
などをしている。自分の親父は糖尿病で苦しみました。
かしこい医者たちは本当の事をもっと早く分かっていたと思います。
何人の命が犠牲になったか、それによって医者たちは莫大なお金を
儲けた。もういいでしょ、あほな医者にかかるのは懲り懲りです。
糖質があまり良くない事が歴史を通して
書いてあり根拠がしっかりあるというところです。
今年3月から今8月半ばまで12㎏も痩せることが
できました。半年もたってないのに・・・。
具体的に68.8㎏あった体重が56.6㎏になった事実。
体は軽いし、頭はいつもすっきり、集中力も増し仕事が苦痛
ではなくなったことは、ほんと大きいです。
感謝してます。
しかし本の内容としては、後半エキサイトしすぎかなってのが
本音です。一万年前に農耕がはじまり穀物をかべるようになった
以前は炭水化物はほとんど採らない生活をしてた(生きてきけた)
はわかるのですが、その時期人は長生きしたでしょうか?
いずれにせよ短命だったと思います。
糖質制限というのは、いま飽食の時代に成人病が増えがた結果、病気に
ならない方法は断糖だということに気づきはじめた。
人間失敗あっての成功とよくいったもので、飽食の時代だからこそ
こういった本が売れるのだと思ったりもします。
西洋医学が根付いた現在、本当の事を、やっと言ってくれる医者が
でてきたしその他ジャーナリスト達が立ち上がって、本気で講義
などをしている。自分の親父は糖尿病で苦しみました。
かしこい医者たちは本当の事をもっと早く分かっていたと思います。
何人の命が犠牲になったか、それによって医者たちは莫大なお金を
儲けた。もういいでしょ、あほな医者にかかるのは懲り懲りです。
ベスト1000レビュアー
Amazonで購入
夏井先生の「炭水化物が人類を滅ぼす」が書かれたのは2013年で、この本が出版されたのは2017年です。
この間で糖質制限を取り巻く環境はすっかり変わりました。
今回は、その後の糖質制限が日本社会に及ぼした影響と、なんと人類史と糖質制限食、栄養学の壮大な歴史を展開しています。
江部康二「主食をやめると健康になる」がベストセラーになり、マスコミでブームになりました。
2014年上期は、糖質制限に懐疑的・批判的なマスコミ記事やテレビが多く、批判的な本も出版されました。
テレビでは糖質制限推進者と批判者との討論番組が盛んでした。
しかし2014年下期には、テレビで糖質制限の討論番組を企画しても批判派がテレビに出たがらない状態になりました。
歩調を合わせるように糖質ゼロを売り物にしたビールやパンなどがスーパー、コンビニの定番商品になり糖質制限は日本で定着しました。
ファミレスでも糖質制限メニューが登場し、リンガーハットの麺なし長崎ちゃんぽんは人気です。
糖質制限を実行している人のアンケート調査でも、ダイエット・高血圧・高血糖・高脂血症に劇的な効果がありました。
糖質制限により糖尿病、歯周病を治す病院、医師も増えています。
理由は簡単で糖質制限食で、病気が治る顕著な成果が出たからです。
今後も増えると思います。
最近知ったのですが、栃木県でも糖質制限に積極的な歯科医がおり、何と患者に対してごはんを食べると虫歯になるのだから、ごはんを食べる患者は治療しない、と言います。
ごはんを止めれば虫歯なんかにならないと説明します。
これはお菓子、パン、麺類など糖質摂取が歯周病、虫歯の原因だと、実体験でわかったので、そこまで強く言えるのだと思います。
この本は300ページ位ありますが、240ページは、インシュリン、和食、食べ物=カロリーのウソ、先史人類の人口動向、ドーパミンからみた生命史・人類史、先史時代の人類の行動様態、穀物と依存症、穀物摂取のヒトの体の変化などについても論考です。
この部分が、この本のコアで実にスリリングでエキサイティングです。
本の内容からすると「医者が考察した食物を通じた全人類史」でしょう。
目からウロコがいっぱいで、唸ること納得することがてんこ盛りでした。
久しぶりでこの手の本で感銘を受けました。
この間で糖質制限を取り巻く環境はすっかり変わりました。
今回は、その後の糖質制限が日本社会に及ぼした影響と、なんと人類史と糖質制限食、栄養学の壮大な歴史を展開しています。
江部康二「主食をやめると健康になる」がベストセラーになり、マスコミでブームになりました。
2014年上期は、糖質制限に懐疑的・批判的なマスコミ記事やテレビが多く、批判的な本も出版されました。
テレビでは糖質制限推進者と批判者との討論番組が盛んでした。
しかし2014年下期には、テレビで糖質制限の討論番組を企画しても批判派がテレビに出たがらない状態になりました。
歩調を合わせるように糖質ゼロを売り物にしたビールやパンなどがスーパー、コンビニの定番商品になり糖質制限は日本で定着しました。
ファミレスでも糖質制限メニューが登場し、リンガーハットの麺なし長崎ちゃんぽんは人気です。
糖質制限を実行している人のアンケート調査でも、ダイエット・高血圧・高血糖・高脂血症に劇的な効果がありました。
糖質制限により糖尿病、歯周病を治す病院、医師も増えています。
理由は簡単で糖質制限食で、病気が治る顕著な成果が出たからです。
今後も増えると思います。
最近知ったのですが、栃木県でも糖質制限に積極的な歯科医がおり、何と患者に対してごはんを食べると虫歯になるのだから、ごはんを食べる患者は治療しない、と言います。
ごはんを止めれば虫歯なんかにならないと説明します。
これはお菓子、パン、麺類など糖質摂取が歯周病、虫歯の原因だと、実体験でわかったので、そこまで強く言えるのだと思います。
この本は300ページ位ありますが、240ページは、インシュリン、和食、食べ物=カロリーのウソ、先史人類の人口動向、ドーパミンからみた生命史・人類史、先史時代の人類の行動様態、穀物と依存症、穀物摂取のヒトの体の変化などについても論考です。
この部分が、この本のコアで実にスリリングでエキサイティングです。
本の内容からすると「医者が考察した食物を通じた全人類史」でしょう。
目からウロコがいっぱいで、唸ること納得することがてんこ盛りでした。
久しぶりでこの手の本で感銘を受けました。