ついにこの・・・
フリアグネとマリアンヌの愛の物語が完結を迎えm(ry
最後までこの二人は作者さんに愛されてるなあ、と改めて実感しましたw
「ソロー」ではフリアグネが宝具『トリガーハッピー』を作る道程が描かれます。
また、その中では大地の四神がフレイムヘイズ・徒共々から恐れられる理由がかなり細かに語られています。
大地の四神が立ち上がった理由が実際にあった出来事であり、だからこそなんとも言えない虚無感がありました。
詳しくは書きませんが、色々な理由から宝具が完成してよかったと思えた部分が「ソロー」ですね。
紅世の徒が人間を食う世界で、宝具は徒と人間の思いが同じ方向を向いてできる、というのがなんとも言えない皮肉。
「ノーマッド」ではフリアグネ(またお前か)の燐子が登場します。
時期的にはフリアグネを討伐した後、悠二がシャナとの特訓をはじめる契機となる話です。
漫画版灼眼のシャナでも軽く描かれていましたね。
この話を読んでなおさら、フリアグネが好きになりました(作者の本当の狙いはココか!?)
「ヴァージャー」はシャナが震威の結い手との人生修業を終え、実際にアウトローの仕事を受ける話。
ここでは徒とフレイムヘイズの関係が描かれています。
元はといえば同郷のよしみ、お互いに寄り添えば良かったんでね?と思わずには要られません。
何よりシャナの特異性に目が行く話、だったかな?
「フューチャー&ホープ」はその名の通り悠二がザナドゥを創造した後の世界、後日譚です。
前者では旧世界、主に坂井夫婦とその子ども、吉田や平井ゆかりなど残った人たちが登場します。
後者では新世界で悠二とシャナがどの様なことをしているか、相変わらず頑固で生真面目な2人の話です(ぇ
正直2人のイチャラブが見たいという人が多かったと思いますが(かくいう私も)、
最終回が既に夫婦喧嘩だったのでそれでお腹いっぱいと思って我慢します。
10年続いたこの話で登場人物がどれだけ成長したか(良し悪し関係なく)、それは読者が一番分かってるものです。
また、悠二がした事の偉大さと、坂井夫婦の子供の名前に感動してしまいました。
思わず長くなりましたが、このシリーズは私にとって、ラノベに触れる切掛となった思い入れの作品です。
この10年間、全く手を抜くことなく物語を書き上げて下さった高橋弥七郎さんには最大の謝辞を。
灼眼のシャナSIII (電撃文庫) (日本語) 文庫 – 2012/11/9
高橋弥七郎
(著)
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本の長さ460ページ
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言語日本語
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出版社アスキー・メディアワークス
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発売日2012/11/9
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ISBN-10404891085X
-
ISBN-13978-4048910859
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
『ソロー』―時代は十九世紀後半。“狩人”フリアグネとマリアンヌは、南北戦争下のアメリカに居た。そこで、強大な“紅世の王”と“燐子”は、とある人間の少年と出会う。その少年は『復讐』を願っていた。彼の話を聞いたフリアグネは薄く笑みを浮かべ、そして救いの手をさしのべる。『ヴァージャー』―天道宮から巣立ったばかりの紅蓮の髪と瞳を持つ少女。『贄殿遮那のフレイムヘイズ』と自身を表する彼女は、西欧にて“紅世の王”オオナムチ討滅の依頼を受ける。職務を遂行すべく難敵に挑む少女だが、共闘するフレイムヘイズの、意外な事実を知り…。『フューチャー&ホープ』―『シャナ』本編後、『新世界』へと渡ったシャナと坂井悠二。御崎市に留まった吉田一美。それぞれが想い、歩む道とは―。電撃劇場文庫『灼眼のシャナM』で描かれた『ノーマッド』も収録した回顧録。
登録情報
- 出版社 : アスキー・メディアワークス (2012/11/9)
- 発売日 : 2012/11/9
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 460ページ
- ISBN-10 : 404891085X
- ISBN-13 : 978-4048910859
- Amazon 売れ筋ランキング: - 319,018位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年5月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
短篇集の三冊目。この作者、本当にフリアグネが好きなんだな。
「大地の四神」に関わるエピソードでは、作者自身のアメリカ史観の様なものが判る。
昔のシャナを描いたエピソードはフレイムヘイズだが一人の女の切ない想いを描いた作品で、この作者は成就出来ない願いなどを描かせると良い味を出す。
切ないと云えば、悠二が去った後の世界の話も良い。田中、佐藤、吉田の、当初は名前からして少しばかり描写のあるモブキャラだった三人が、こんなに良いキャラに成長するとは想像もしなかった。そして悠二が渡ったザナドゥの世界、こちらの世界をコピーしただけあって普通に見えるが、リベザル、本当に良いヤツだな。
最後にフリアグネとマリアンヌの会話で送る解説で祭礼の蛇やヘカテーの古名が明らかにされたが、伏義に女'か・・・ヘカテーなど古代ギリシャの女神ヘカテ―の元となった存在だと想ったのだが・・・そしてベルペオルが西母って、女仙人のトップじゃないか・・・こいつら中国に居たのか。
「大地の四神」に関わるエピソードでは、作者自身のアメリカ史観の様なものが判る。
昔のシャナを描いたエピソードはフレイムヘイズだが一人の女の切ない想いを描いた作品で、この作者は成就出来ない願いなどを描かせると良い味を出す。
切ないと云えば、悠二が去った後の世界の話も良い。田中、佐藤、吉田の、当初は名前からして少しばかり描写のあるモブキャラだった三人が、こんなに良いキャラに成長するとは想像もしなかった。そして悠二が渡ったザナドゥの世界、こちらの世界をコピーしただけあって普通に見えるが、リベザル、本当に良いヤツだな。
最後にフリアグネとマリアンヌの会話で送る解説で祭礼の蛇やヘカテーの古名が明らかにされたが、伏義に女'か・・・ヘカテーなど古代ギリシャの女神ヘカテ―の元となった存在だと想ったのだが・・・そしてベルペオルが西母って、女仙人のトップじゃないか・・・こいつら中国に居たのか。
2012年11月25日に日本でレビュー済み
長かったようで10年も経っていたんですね。
その長く続いた執筆もついに終わりを迎えました。
途中長々として不満がっていた私ですが、もう書かれることがないんだ とわかってしまうとやはり寂しいものがありますね。
思い返せば始めて買ったライトノベルも灼眼のシャナでしたね〜。感慨深いです。
内容としても私としては満足のいく作品でした。
詳細はあなたの目で確かめてください。
何やともあれ高橋先生、10年間お疲れ様でした!
灼眼のシャナ、大変楽しませてもらいました。
次の作品にも期待しております。
これからも頑張ってください!!
その長く続いた執筆もついに終わりを迎えました。
途中長々として不満がっていた私ですが、もう書かれることがないんだ とわかってしまうとやはり寂しいものがありますね。
思い返せば始めて買ったライトノベルも灼眼のシャナでしたね〜。感慨深いです。
内容としても私としては満足のいく作品でした。
詳細はあなたの目で確かめてください。
何やともあれ高橋先生、10年間お疲れ様でした!
灼眼のシャナ、大変楽しませてもらいました。
次の作品にも期待しております。
これからも頑張ってください!!
2013年8月10日に日本でレビュー済み
シャナが面白く人気があったのは始めの3、4年だけだったと思う。シャナが出た2002年はそれだけラノベ自体の種類が少なく、ただ新しいという理由だけで人気になった。だからインデックスなんかにすぐ人気では抜かれた。そして18巻の頃にはほとんど人気がなくなっていた。しかしそのことでよりコアなファンは増えた。なぜ終盤は戦い中心になってしまったのか。ラノベにはあれだけの戦い中心のストーリーは似合わなかったと思う。 最終巻だけ見ればハッピーエンドだがその間にどれだけのファンが離れて言ったのだろうか。 やはりこれ以上は続けられなかったと思う。