火の鳥 5 Kindle版
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言語日本語
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出版社手塚プロダクション
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発売日2014/4/25
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ファイルサイズ102180 KB
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商品の説明
著者について
手塚 治虫
1928年、大阪府豊中市に生まれ、兵庫県宝塚市で育つ。大阪大学付属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。1946年、「マアチャンの日記帳」で漫画家デビュー。1962年には『ある街角の物語』でアニメーション作家としてもデビューする。おもな作品に、漫画では 『ジャングル大帝』『鉄腕アトム』その他多数、アニメーションでは『展覧会の絵』『ジャンピング』その他多数あり、全400巻の『手塚治虫漫画全集』(講談社)も刊行された。宝塚市には手塚治虫記念館がある。1989年に死去。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
1928年、大阪府豊中市に生まれ、兵庫県宝塚市で育つ。大阪大学付属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。1946年、「マアチャンの日記帳」で漫画家デビュー。1962年には『ある街角の物語』でアニメーション作家としてもデビューする。おもな作品に、漫画では 『ジャングル大帝』『鉄腕アトム』その他多数、アニメーションでは『展覧会の絵』『ジャンピング』その他多数あり、全400巻の『手塚治虫漫画全集』(講談社)も刊行された。宝塚市には手塚治虫記念館がある。1989年に死去。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B00JPXEB12
- 出版社 : 手塚プロダクション (2014/4/25)
- 発売日 : 2014/4/25
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 102180 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効になっていません。
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 198ページ
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 5,130位Kindle マンガ
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.7
星5つ中の4.7
113 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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ベスト500レビュアー
(本単行本の5巻から6巻には【鳳凰編】が収録されています。)
【鳳凰編】「火の鳥」全12編中最高傑作
朝日版で357ページ。本作品(「火の鳥」【鳳凰編】)は【太陽編】の終盤で天武天皇(大海人皇子)が即位(西暦673年)してから約70〜80年後の時代だ(本作品終盤の東大寺の盧遮那仏の開眼式の西暦752年から起算)。
他の「編」との関わりは、茜丸が火の鳥の手掛かりを探している時に、【ヤマト編】で川上タケルが書いたクマソ国の歴史書の中の火の鳥の記述を見つけるというシーンがある。また、我王が東大寺の鬼瓦の製作時にトランス状態に入った時には、【宇宙編】の猿田とおぼしき人物と【未来編】の猿田博士の他、「政治とたたかったため」に銃殺刑に処された「千年後の子孫」も登場する。この「千年後の子孫」は「火の鳥」全12編には登場しないキャラで、もし火の鳥の執筆が続いていたら登場する予定だったキャラかもしれない。
【鳳凰編】は良キャラの宝庫だ。まずダブル主人公の我王と茜丸。我王は序盤は自分が生き抜くためには人殺しも厭わないが、良弁僧正(上人さま)との旅そして上人さまの死を経験して「生きる?死ぬ?それがなんだというんだ。宇宙のなかに人生などいっさい無だ!ちっぽけなごみなのだ!」と悟る。対して茜丸は序盤は謙虚で清らかな心を持っているが都で名声を得るにつれ奢りや嫉妬の心で自分を見失っていく。どちらかが正義でもう一方が悪なのではなく、両者とも清濁併せ持つキャラなのが良い。
献身的な性格の我王の彼女・速魚もいいし、奔放な性格の茜丸の彼女・ブチもいい。
権力欲が旺盛な橘諸兄と吉備真備の争いもいい。
【鳳凰編】は「火の鳥」全12編の中で最高傑作というのが私の評価だ。
【「火の鳥」全12編レビュー】
手塚治虫の「火の鳥」全12編を一気に読んで全作品のレビューを書きました。
★1〜★5で評価した結果はこうなりました。
★5:(該当なし)
★4:【鳳凰編】【太陽編】
★3:【ヤマト編】【異形編】【未来編】【宇宙編】
★2:【羽衣編】【黎明編】【乱世編】
★1:【復活編】【生命編】【望郷編】
一般に高く評価されている「火の鳥」ですが、バイアスなしで個々の作品として評価した場合、本当にそこまで高く評価されるべき作品でしょうか?手塚治虫が漫画界のレジェンドである事、また「火の鳥」が生命というテーマを扱っている事、これらが合わさってこの作品が神聖視され、「この作品は素晴らしいはずだ」という強いバイアスが世の中に醸成されているように感じます。
私はこのレビューを書くにあたり「火の鳥」全12編を2回以上通読しましたが、忖度抜きで言うとはっきり言って「火の鳥」はつまらないです。
純粋に作品として「読むに値する」水準に達していたのは【鳳凰編】【太陽編】で、★4をつけました。
漫画の神・手塚治虫の代表作「火の鳥」を教養として知っておくことの価値を付加してやっと「読んでもいいかな」と思えるのが【ヤマト編】【異形編】【未来編】【宇宙編】で、★3をつけました。
これら以外の6編は★2と★1です。
「火の鳥」という作品では「生命とは何か」というテーマで大上段の俯瞰視点から人間を見下ろすようなシーンがよく出てきます。
【望郷編】や【未来編】で「どうしていつも人類は間違ってしまうのでしょう」というシーン。
【鳳凰編】や【乱世編】で説かれる輪廻転生の話。
【未来編】で説かれるガイア理論(人間も地球という大きな生命体の一部という見方)の話。
しかしどれも、「今、ここ」を生きる人には関係ありません。ひとりの人間には人類全体の性質をどうこうすることはできないし、輪廻転生やガイア理論があろうがなかろうが今の自分の人生を一生懸命生きるだけ。そして人の心を動かすのはいつも「今、ここ」を生きる一人称の物語です。
つまり「火の鳥」という作品のテーマ自体が、心を動かす物語に水を差すような性質を持っていると言えます。もっと言えば、生命讃歌を表現しようとするあまり人間という存在のもっとも尊い部分を見失ってしまっています。
また、「火の鳥」はプロット・設定・人物像が現代の漫画のように緻密に練られていません。「火の鳥」単行本化の際や単行本の改版の際に多量の加筆・修正が入っているのはプロットが十分に練られていない事の証左ですし、人物像の作り込みは、現代の良くできた漫画が緻密に描かれたデッサンとするなら「火の鳥」は棒人間の絵くらいの差があります。
【鳳凰編】「火の鳥」全12編中最高傑作
朝日版で357ページ。本作品(「火の鳥」【鳳凰編】)は【太陽編】の終盤で天武天皇(大海人皇子)が即位(西暦673年)してから約70〜80年後の時代だ(本作品終盤の東大寺の盧遮那仏の開眼式の西暦752年から起算)。
他の「編」との関わりは、茜丸が火の鳥の手掛かりを探している時に、【ヤマト編】で川上タケルが書いたクマソ国の歴史書の中の火の鳥の記述を見つけるというシーンがある。また、我王が東大寺の鬼瓦の製作時にトランス状態に入った時には、【宇宙編】の猿田とおぼしき人物と【未来編】の猿田博士の他、「政治とたたかったため」に銃殺刑に処された「千年後の子孫」も登場する。この「千年後の子孫」は「火の鳥」全12編には登場しないキャラで、もし火の鳥の執筆が続いていたら登場する予定だったキャラかもしれない。
【鳳凰編】は良キャラの宝庫だ。まずダブル主人公の我王と茜丸。我王は序盤は自分が生き抜くためには人殺しも厭わないが、良弁僧正(上人さま)との旅そして上人さまの死を経験して「生きる?死ぬ?それがなんだというんだ。宇宙のなかに人生などいっさい無だ!ちっぽけなごみなのだ!」と悟る。対して茜丸は序盤は謙虚で清らかな心を持っているが都で名声を得るにつれ奢りや嫉妬の心で自分を見失っていく。どちらかが正義でもう一方が悪なのではなく、両者とも清濁併せ持つキャラなのが良い。
献身的な性格の我王の彼女・速魚もいいし、奔放な性格の茜丸の彼女・ブチもいい。
権力欲が旺盛な橘諸兄と吉備真備の争いもいい。
【鳳凰編】は「火の鳥」全12編の中で最高傑作というのが私の評価だ。
【「火の鳥」全12編レビュー】
手塚治虫の「火の鳥」全12編を一気に読んで全作品のレビューを書きました。
★1〜★5で評価した結果はこうなりました。
★5:(該当なし)
★4:【鳳凰編】【太陽編】
★3:【ヤマト編】【異形編】【未来編】【宇宙編】
★2:【羽衣編】【黎明編】【乱世編】
★1:【復活編】【生命編】【望郷編】
一般に高く評価されている「火の鳥」ですが、バイアスなしで個々の作品として評価した場合、本当にそこまで高く評価されるべき作品でしょうか?手塚治虫が漫画界のレジェンドである事、また「火の鳥」が生命というテーマを扱っている事、これらが合わさってこの作品が神聖視され、「この作品は素晴らしいはずだ」という強いバイアスが世の中に醸成されているように感じます。
私はこのレビューを書くにあたり「火の鳥」全12編を2回以上通読しましたが、忖度抜きで言うとはっきり言って「火の鳥」はつまらないです。
純粋に作品として「読むに値する」水準に達していたのは【鳳凰編】【太陽編】で、★4をつけました。
漫画の神・手塚治虫の代表作「火の鳥」を教養として知っておくことの価値を付加してやっと「読んでもいいかな」と思えるのが【ヤマト編】【異形編】【未来編】【宇宙編】で、★3をつけました。
これら以外の6編は★2と★1です。
「火の鳥」という作品では「生命とは何か」というテーマで大上段の俯瞰視点から人間を見下ろすようなシーンがよく出てきます。
【望郷編】や【未来編】で「どうしていつも人類は間違ってしまうのでしょう」というシーン。
【鳳凰編】や【乱世編】で説かれる輪廻転生の話。
【未来編】で説かれるガイア理論(人間も地球という大きな生命体の一部という見方)の話。
しかしどれも、「今、ここ」を生きる人には関係ありません。ひとりの人間には人類全体の性質をどうこうすることはできないし、輪廻転生やガイア理論があろうがなかろうが今の自分の人生を一生懸命生きるだけ。そして人の心を動かすのはいつも「今、ここ」を生きる一人称の物語です。
つまり「火の鳥」という作品のテーマ自体が、心を動かす物語に水を差すような性質を持っていると言えます。もっと言えば、生命讃歌を表現しようとするあまり人間という存在のもっとも尊い部分を見失ってしまっています。
また、「火の鳥」はプロット・設定・人物像が現代の漫画のように緻密に練られていません。「火の鳥」単行本化の際や単行本の改版の際に多量の加筆・修正が入っているのはプロットが十分に練られていない事の証左ですし、人物像の作り込みは、現代の良くできた漫画が緻密に描かれたデッサンとするなら「火の鳥」は棒人間の絵くらいの差があります。
2020年7月1日に日本でレビュー済み
我王サイドから核となるシリーズのテーマとして生の意味や輪廻転生が語られ、茜丸サイドからは芸術家の苦悩が語られる本編は当シリーズで最も完成度の高い一編でしょう。
因果応報、現世と来世の因果の可能性を上人に語らせながら、運命は決められており人間への転生はないとばっさり茜丸の希望を打ち砕く火の鳥には無情なニヒリズムすら感じる恐ろしさがあります。
また、我王が腕を落とされたのも因果応報で目には目をの範疇内の復讐で茜丸がそれ以上の罪を犯したとも思えないのですが、この辺りの罪の重さと罰の大きさの釣り合いに無頓着な(罪の大小に拘らない)結末も火の鳥では特徴的ですね。
因果応報、現世と来世の因果の可能性を上人に語らせながら、運命は決められており人間への転生はないとばっさり茜丸の希望を打ち砕く火の鳥には無情なニヒリズムすら感じる恐ろしさがあります。
また、我王が腕を落とされたのも因果応報で目には目をの範疇内の復讐で茜丸がそれ以上の罪を犯したとも思えないのですが、この辺りの罪の重さと罰の大きさの釣り合いに無頓着な(罪の大小に拘らない)結末も火の鳥では特徴的ですね。
ベスト1000レビュアーVINEメンバー
漫画の神様、手塚治虫の作品群の中で上位の人気作である「火の鳥」
その火の鳥の中で、二番目に人気が高いエピソードがこの鳳凰編とのことです。
*復刊ドットコムアンケートより
自分の印象だと、この鳳凰編が原作の人気であったり
アニメ映画化、ゲーム化などで一番有名な気がします。
作品を読んで思うことは、手塚作品は人間描写、
キャラクター造形が本当に素晴らしいと思う点です。
対称的な二人の仏師、茜丸と我王が主人公なのだが
誠実な茜丸に対して、悪行を尽くす我王。
また茜丸につきまとう女性のブチ、我王につきそう女性の速魚。
あまりに対称的で、あまりにありがちな人物配置。
にもかかわらず、心を打つドラマに描いてしまうのは驚かされる。
手塚治虫作品に影響を受けた多くのクリエイターは多くいるはずだし
そうした作品のほうがより多く目にしているはず。
また、手法や応用は年月とともに蓄積、進歩しているはずなのに。
元ネタであり源流である手塚作品にこれほど感動を感じるのは
とても不思議に感じる。
やはり芸術や哲学が時代を超える何かがあるのだろう。
この巻で、悪行の限りを尽くす我王だが
次の巻を読んでどんなふうに印象が変わるかを
期待しながら読むのも楽しいと思います。
その火の鳥の中で、二番目に人気が高いエピソードがこの鳳凰編とのことです。
*復刊ドットコムアンケートより
自分の印象だと、この鳳凰編が原作の人気であったり
アニメ映画化、ゲーム化などで一番有名な気がします。
作品を読んで思うことは、手塚作品は人間描写、
キャラクター造形が本当に素晴らしいと思う点です。
対称的な二人の仏師、茜丸と我王が主人公なのだが
誠実な茜丸に対して、悪行を尽くす我王。
また茜丸につきまとう女性のブチ、我王につきそう女性の速魚。
あまりに対称的で、あまりにありがちな人物配置。
にもかかわらず、心を打つドラマに描いてしまうのは驚かされる。
手塚治虫作品に影響を受けた多くのクリエイターは多くいるはずだし
そうした作品のほうがより多く目にしているはず。
また、手法や応用は年月とともに蓄積、進歩しているはずなのに。
元ネタであり源流である手塚作品にこれほど感動を感じるのは
とても不思議に感じる。
やはり芸術や哲学が時代を超える何かがあるのだろう。
この巻で、悪行の限りを尽くす我王だが
次の巻を読んでどんなふうに印象が変わるかを
期待しながら読むのも楽しいと思います。