2005年にAmazonの物流倉庫に潜入した著者が巨大IT企業群である「GAFA」の一角となった2019年のAmazonに肉迫するルポ。
低賃金でも秒刻みで労務管理される物流倉庫、送料無料のしわ寄せを受ける宅配業者、高い手数料に見合った圧倒的な集客力にものを言わせるマーケットプレイス、先行投資が花開き稼ぎ頭として企業の基幹インフラまで請け負うようになったAWS、創業者ベゾスの性格が色濃く表れた節税対策、Amazonで働いていても生活保護が必要な海外の労働者、評価をつり上げるために公然と行われる偽のレビュー。
現地取材や資料を動員して、2019年のAmazonを多角的に描こうとした好著です。
Amazonのある生活が心地よくなったときに、PRIMEの会費を値上げされてもAmazonを断つことができるでしょうか。
自身の習慣を問いかけるきっかけとして読みたい一冊です。
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潜入ルポ amazon帝国 単行本 – 2019/9/17
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「アマゾン・エフェクト」の正体を見た!
〈「とてつもなく大きくなったなぁ……」と気圧されるような思いに陥った(中略)私がアマゾンの物流センター内部に足を踏み入れるのは15年ぶり〉(第1章より)
“世界最大の小売企業”アマゾンによって、いまや日本市場は制圧されつつある。果たして、その現場では何が起きているのか――「アマゾン・エフェクト」の実態に迫るべく、著者は『潜入ルポ アマゾン・ドット・コム』以来、15年ぶりにアマゾンの巨大物流センターに潜入する。さらに、即日配送、カスタマーレビュー、マーケットプレイス、AWSなど、アマゾンのさまざまな現場に忍び込んでは「巨大企業の光と影」を明らかにしていく。私たちはこのまま何も実態を知ることなく、「アマゾン帝国」に支配されていくのだろうか……日本人に大きな問いを投げかける力作ルポルタージュである。
【編集担当からのおすすめ情報】
著者の横田氏は、日々の生活用品をほとんどアマゾンで買いそろえています。さらに、アレクサに頼んでニュースを聞き、映画はアマゾンプライムで観て、漫画や小説はキンドルで読んでいる。どこにでもいるアマゾンユーザーに過ぎなかった著者が、たったひとりでこの巨大企業の実態に迫りゆく。「巨象に立ち向かうアリ」の奮闘をご覧ください。
〈「とてつもなく大きくなったなぁ……」と気圧されるような思いに陥った(中略)私がアマゾンの物流センター内部に足を踏み入れるのは15年ぶり〉(第1章より)
“世界最大の小売企業”アマゾンによって、いまや日本市場は制圧されつつある。果たして、その現場では何が起きているのか――「アマゾン・エフェクト」の実態に迫るべく、著者は『潜入ルポ アマゾン・ドット・コム』以来、15年ぶりにアマゾンの巨大物流センターに潜入する。さらに、即日配送、カスタマーレビュー、マーケットプレイス、AWSなど、アマゾンのさまざまな現場に忍び込んでは「巨大企業の光と影」を明らかにしていく。私たちはこのまま何も実態を知ることなく、「アマゾン帝国」に支配されていくのだろうか……日本人に大きな問いを投げかける力作ルポルタージュである。
【編集担当からのおすすめ情報】
著者の横田氏は、日々の生活用品をほとんどアマゾンで買いそろえています。さらに、アレクサに頼んでニュースを聞き、映画はアマゾンプライムで観て、漫画や小説はキンドルで読んでいる。どこにでもいるアマゾンユーザーに過ぎなかった著者が、たったひとりでこの巨大企業の実態に迫りゆく。「巨象に立ち向かうアリ」の奮闘をご覧ください。
- 本の長さ354ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2019/9/17
- 寸法13 x 2.1 x 18.8 cm
- ISBN-10409380110X
- ISBN-13978-4093801102
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
“企業”にもっとも嫌われるジャーナリストが現場潜入ふたたび!「アマゾン・エフェクト」の正体を見た。
登録情報
- 出版社 : 小学館 (2019/9/17)
- 発売日 : 2019/9/17
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 354ページ
- ISBN-10 : 409380110X
- ISBN-13 : 978-4093801102
- 寸法 : 13 x 2.1 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 69,530位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 97位ジャーナリズム (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.1
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激動の2020年だからこそこの本を読む価値があると思う。潜入ルポamazon帝国というタイトルから倉庫への潜入ルポだけの本だと思って買ったがかなり広範囲にわたる興味深い内容だった。ざっと目次を並べると、・倉庫への潜入ルポ・宅配業者への取材・ヨーロッパでの倉庫の実例・ベゾフ、amazonの歴史・マーケットプレイスの考察・レビューの実態・AWS・amazonの節税について・出版業界への影響私自身も今年だけで既に100件以上の買い物をしているamazon中毒者なので現状のamazonの姿、歴史を知る事は純粋に興味深かった。また個人的にはamazonを改めて深く考えることでここ20年強のインターネットの歴史についても整理するいい機会になった。社会構造が大きく変わりつつある激動の今だからこそamazonという身近なインターネット企業を取り上げた本書から学ぶ点は多いと思う。
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上位レビュー、対象国: 日本
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ベスト1000レビュアー
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132人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年9月19日に日本でレビュー済み
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物流センターや宅配現場への潜入はもちろん面白いが、注目はマーケットプレイスと言う出品業者への圧政ぶりが書かれている点。
興味深いのは、物流センターのアルバイトとマーケットプレイスの業者が同じような口ぶりをすること。
「それでもアマゾンで働くしかない。ほかにないんだから」
これこそが帝国の本質。アマゾン帝国の支配下で生きるしか、日本人に残された道はないのか?
この本がアマゾンで売られていることは、その象徴かもしれない。
興味深いのは、物流センターのアルバイトとマーケットプレイスの業者が同じような口ぶりをすること。
「それでもアマゾンで働くしかない。ほかにないんだから」
これこそが帝国の本質。アマゾン帝国の支配下で生きるしか、日本人に残された道はないのか?
この本がアマゾンで売られていることは、その象徴かもしれない。
2019年10月20日に日本でレビュー済み
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アマゾンの光を礼賛する書籍は多いが、本書は多角的な視点からアマゾンの影を暴露している。アマゾンの影とは、一言で言うと「顧客以外無視」。これに集約される。「顧客以外」とは、アマゾン倉庫アルバイト、アマゾン正社員、宅配ドライバー、マケプレ出品者、税務当局などである。アマゾンはこれら関係者の思惑をほとんど無視し顧客の便益を最大化しようとする。
ではアマゾンから多大な恩恵を受けている我々顧客は、むやみにその影を批判することができるのだろうか。たとえば本書にはアマゾン倉庫アルバイトの劣悪な労働環境が記されているが、この問題の責めをアマゾンだけに押し付けていいのだろうか。
本来労働条件とは、売り手(労働者)と買い手(資本家)の間で労働力の取引が行われ、この需給関係によって決定されるものである。それならば、劣悪な労働環境が生み出されるのは労働市場にも原因があるのであり、それはとりもなおさず政府が適切な介入を行っていないことの表れでもある。アマゾンの影を批判する前に、デフレが20年も続く経済環境下で消費税を上げるような愚策を犯してしまう政府の姿勢こそ、まずは糾弾されるべきではないのか。
著者があとがきで警鐘を鳴らしているように、このままアマゾンの一人勝ちが続けば、いずれ「顧客も含めて無視」に転換する時が来るかもしれない。そうならないためにも、政府には適切な介入を行ってもらわなければならない。本書でも紹介されている通り、いくらアマゾンが巨大企業だからといって公取委や有力政治家には最終的に屈せざるを得ないという事実があるのだから尚更だ。
政府を変えることができる我々有権者は、アマゾンから恩恵を受けるだけでなく、アマゾンが経済に与える影響を適切に知っておく必要がある。本書はその一助となるだろう。
ではアマゾンから多大な恩恵を受けている我々顧客は、むやみにその影を批判することができるのだろうか。たとえば本書にはアマゾン倉庫アルバイトの劣悪な労働環境が記されているが、この問題の責めをアマゾンだけに押し付けていいのだろうか。
本来労働条件とは、売り手(労働者)と買い手(資本家)の間で労働力の取引が行われ、この需給関係によって決定されるものである。それならば、劣悪な労働環境が生み出されるのは労働市場にも原因があるのであり、それはとりもなおさず政府が適切な介入を行っていないことの表れでもある。アマゾンの影を批判する前に、デフレが20年も続く経済環境下で消費税を上げるような愚策を犯してしまう政府の姿勢こそ、まずは糾弾されるべきではないのか。
著者があとがきで警鐘を鳴らしているように、このままアマゾンの一人勝ちが続けば、いずれ「顧客も含めて無視」に転換する時が来るかもしれない。そうならないためにも、政府には適切な介入を行ってもらわなければならない。本書でも紹介されている通り、いくらアマゾンが巨大企業だからといって公取委や有力政治家には最終的に屈せざるを得ないという事実があるのだから尚更だ。
政府を変えることができる我々有権者は、アマゾンから恩恵を受けるだけでなく、アマゾンが経済に与える影響を適切に知っておく必要がある。本書はその一助となるだろう。
ベスト1000レビュアー
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著者の「ユニクロ潜入一年」や、前回のアマゾン潜入なども読んでいます。
今回の潜入期間は非常に短いのですが、アマゾンで発生している職場死の問題などはなかなか表に出ないので非常に興味深く、また、アマゾンで働くすべての人は注意が必要です。
また、アマゾンという職場に対する感情が「世界共通」な点が読んでいて非常に面白いと感じました。
また、それに対するベゾスのコメントも「塩対応というか塩コメント」で残念です。
世界一顧客を大切にする会社というフレーズが販売のためだけのキャッチコピーになっていることがよくわかります。
本作は、海外の潜入者や関係者などにも取材をしており、これまでの潜入ルポとはまた異なった角度からの内容が有り興味深いと感じます。
マーケットプレイスでは出品者がアマゾンで販売すると言うことは、アマゾンのためのアマゾンでの販売ということが浮き彫りになっています。
それでも、我々はアマゾンを利用してしまう。
著者も同様に、頻繁にアマゾンを利用していると書いています。
便利にアマゾンを離礁している反面、その裏側で起こっていることを考えると複雑な気持ちになります。
今回の潜入期間は非常に短いのですが、アマゾンで発生している職場死の問題などはなかなか表に出ないので非常に興味深く、また、アマゾンで働くすべての人は注意が必要です。
また、アマゾンという職場に対する感情が「世界共通」な点が読んでいて非常に面白いと感じました。
また、それに対するベゾスのコメントも「塩対応というか塩コメント」で残念です。
世界一顧客を大切にする会社というフレーズが販売のためだけのキャッチコピーになっていることがよくわかります。
本作は、海外の潜入者や関係者などにも取材をしており、これまでの潜入ルポとはまた異なった角度からの内容が有り興味深いと感じます。
マーケットプレイスでは出品者がアマゾンで販売すると言うことは、アマゾンのためのアマゾンでの販売ということが浮き彫りになっています。
それでも、我々はアマゾンを利用してしまう。
著者も同様に、頻繁にアマゾンを利用していると書いています。
便利にアマゾンを離礁している反面、その裏側で起こっていることを考えると複雑な気持ちになります。
ベスト1000レビュアー
Amazonで購入
潜入ルポと勤めていた人へのインタビューは前作同様興味深く読めました。
ヤマト、他運送業者のトラックにバイトとして乗り、配達動向をレポしてくれたのも読み応えあったし、某運送業者がピンポン押して不在の場合「不在票は入れない=再配達ノルマから逃れるため(再度自分の都合いい時間帯に訪問する)」などという裏テクニックも知れて(苦笑)タメになりました。
しかし海外のAmazonがどうこうとか経営者とどこどこの企業が揉めてるーだの経済誌に書かれてるような内容は早読みでした。
個人的意見ではありますが、そこまで深く知りたいわけではないので。ただ単純に「あの多数の注文をどうこなしているのか?」「FC内の様子は?」そんな事が細かく知れたらそれで良かったので。
ヤマト、他運送業者のトラックにバイトとして乗り、配達動向をレポしてくれたのも読み応えあったし、某運送業者がピンポン押して不在の場合「不在票は入れない=再配達ノルマから逃れるため(再度自分の都合いい時間帯に訪問する)」などという裏テクニックも知れて(苦笑)タメになりました。
しかし海外のAmazonがどうこうとか経営者とどこどこの企業が揉めてるーだの経済誌に書かれてるような内容は早読みでした。
個人的意見ではありますが、そこまで深く知りたいわけではないので。ただ単純に「あの多数の注文をどうこなしているのか?」「FC内の様子は?」そんな事が細かく知れたらそれで良かったので。
2019年11月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容を大きく分けると、①労働現場 ②出品やレビューなどの実態 ③書籍直取引への算入 ④新規事業への取り組み ⑤節税 といったところです。いずれも、著者の実体験やインタビュー、また、数値や実例で構成されていて、ノウガキや伝聞ではないので、とても読み応えがありますし、知識が増えます。アマゾン悪者説に立ってウケを狙っているのでもありません。この点も評価できます。アマゾンが好きな人も嫌いな人も、この本によって、見方が広がる(場合によっては変わる)ことは間違いありません。横田氏の著作すべてにいえることですが、過酷な潜入、膨大緻密な資料収集と裏取り、いわば肉体も頭脳もフルに使っての労作には頭が下がります。
2019年10月7日に日本でレビュー済み
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とても興味深くよみました。面白いです。
amazon内部のことを書いたものをkindleストアーで販売するなんて「言論の自由」
で非売にすることなんてできないのでしょうね!
amazon内部のことを書いたものをkindleストアーで販売するなんて「言論の自由」
で非売にすることなんてできないのでしょうね!