内容紹介
本書は、日本でも中国でも不妊症の大きな原因となっているPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)について書いています。PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)は、子宮や卵巣機能などの機能の低下ではなく、糖質の吸収にかかわるホルモンのインスリンの反応が低下するなど、代謝全体の異常が原因ですので、食事の改善や運動など生活習慣の改善が大切です。ダイエットするだけで基礎体温(BBT)が整い、スムーズな排卵に向かうこともままあります。特に、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)では、卵巣や子宮の機能が低下していることが少ないので、体質が改善すれば妊娠しやすい状況にあると言えます。本書ではPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)について1つ目
は西洋医学的な見地として現代の高度生殖医療でおこなわれている検査や治療について解説しました。
2つめは現代の中国で行われている、中医学のお手当について不妊症の第一人者夏 桂成(カケイセイ)先生の周期調整法について解説しました。
3つめはPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)に避けて通れない食事について薬膳の考え方をとりいれながら解説しました。 本書で、西洋医学、東洋医学、食事についてPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の検査値の意味から治療までわかりやすく解説しました。
目次
はじめに第一章 不妊の原因の温床「卵子の老化」・・・プロローグ
第二章 PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)と現代生殖医療
第三章 PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)と漢方
第四章 PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)と生活養生食養生
付録1 基礎体温について
おわりに
著者プロフィール
乾 康彦
1957年1月6日大阪生まれ 慶応義塾大学理学部数学科卒業 3年間システムエンジニアとしてソフトウェア開発に携わったのち創業90年の家業であった薬局を継承。
1990年には、代米国代替医療の父ともいえるアンドルーワイル博士の全米ベストセラー「癒す心、治る力(Spontaneous Healing)」に巡り合い、身体の悩みは薬だけに頼るのではなく自然治癒力の大切さに気づき、薬局の店頭で根本治療を目指す漢方による相談をはじめました。
2006年南京中医薬大学で中国不妊症の第一人者「夏桂成(かけいせい)」先生に学んだのをはじめとして、毎年2~3回は訪中し、現在までに15回以上漢方のふるさと中国で学びました。
そこで老中医と言われる、中医学の権威の中医師たちの現場では、漢方のくすりだけでなく、食事や生活習慣などについて詳しくカウンセリングする場面を目のあたりにしました。
7年間で3万件を超える店頭での相談のなかでも、不妊症、習慣性流産などの相談が多く、なかでもPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)は不妊症も習慣性流産の原因ともなりやすく、しかも漢方が効果的で、日々の食生活の乱れ、睡眠不足など誤った生活習慣に原因があることに気がつきました。
流産を繰り返す女性たちも、自分の生命の危険を覚悟しながら新しい生命を宿したいと涙ながらに願います。
そんな生命がけで新しい生命を育み家族の健康を本能的に守ろうとする母性を漢方と薬膳の考え方から支援してゆくことが地域の健康を守るうえでも大切な方策とおもえるようになりました。食事などの生活習慣も漢方のお薬を選ぶのと同様、一人一人の体質にあわせることが大切です。特に、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)もアトピーも生活習慣病も、食べ過ぎや胃腸虚弱など食生活の乱れなどから生じる、身体の余分なゴミが原因のことが多く
「治療よりも予防 予防よりも養生」
の思いを大切に、飽食の時代の忙しい現代人が日常のなかでも手間をかけることなく養生できるよう本書を執筆しました。
は西洋医学的な見地として現代の高度生殖医療でおこなわれている検査や治療について解説しました。
2つめは現代の中国で行われている、中医学のお手当について不妊症の第一人者夏 桂成(カケイセイ)先生の周期調整法について解説しました。
3つめはPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)に避けて通れない食事について薬膳の考え方をとりいれながら解説しました。 本書で、西洋医学、東洋医学、食事についてPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の検査値の意味から治療までわかりやすく解説しました。
目次
はじめに第一章 不妊の原因の温床「卵子の老化」・・・プロローグ
第二章 PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)と現代生殖医療
第三章 PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)と漢方
第四章 PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)と生活養生食養生
付録1 基礎体温について
おわりに
著者プロフィール
乾 康彦
1957年1月6日大阪生まれ 慶応義塾大学理学部数学科卒業 3年間システムエンジニアとしてソフトウェア開発に携わったのち創業90年の家業であった薬局を継承。
1990年には、代米国代替医療の父ともいえるアンドルーワイル博士の全米ベストセラー「癒す心、治る力(Spontaneous Healing)」に巡り合い、身体の悩みは薬だけに頼るのではなく自然治癒力の大切さに気づき、薬局の店頭で根本治療を目指す漢方による相談をはじめました。
2006年南京中医薬大学で中国不妊症の第一人者「夏桂成(かけいせい)」先生に学んだのをはじめとして、毎年2~3回は訪中し、現在までに15回以上漢方のふるさと中国で学びました。
そこで老中医と言われる、中医学の権威の中医師たちの現場では、漢方のくすりだけでなく、食事や生活習慣などについて詳しくカウンセリングする場面を目のあたりにしました。
7年間で3万件を超える店頭での相談のなかでも、不妊症、習慣性流産などの相談が多く、なかでもPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)は不妊症も習慣性流産の原因ともなりやすく、しかも漢方が効果的で、日々の食生活の乱れ、睡眠不足など誤った生活習慣に原因があることに気がつきました。
流産を繰り返す女性たちも、自分の生命の危険を覚悟しながら新しい生命を宿したいと涙ながらに願います。
そんな生命がけで新しい生命を育み家族の健康を本能的に守ろうとする母性を漢方と薬膳の考え方から支援してゆくことが地域の健康を守るうえでも大切な方策とおもえるようになりました。食事などの生活習慣も漢方のお薬を選ぶのと同様、一人一人の体質にあわせることが大切です。特に、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)もアトピーも生活習慣病も、食べ過ぎや胃腸虚弱など食生活の乱れなどから生じる、身体の余分なゴミが原因のことが多く
「治療よりも予防 予防よりも養生」
の思いを大切に、飽食の時代の忙しい現代人が日常のなかでも手間をかけることなく養生できるよう本書を執筆しました。