文章が流れるように書かれていて、すらすらと読み易い本でした。
私は元々ある程度、武帝時代の知識がありますが、武帝時代を知らない人にもこの本は読み易く分かりやすいと思います。
ただ、史記や漢書ほどは詳しく書かれていません。
(例えば、匈奴の話で、匈奴からも《飛将軍》と言われ恐れられた【李広】の名前は一切出てこなかったり。)
最後の「むすび」で、《武帝の時代は、思想・史学・文学・政治、暦法、外交などにおいて中国の歴史の最初の大転換期となった》理由を、時代背景・当時の中国人の信念・武帝自身の性格などを踏まえて説明しています。この部分が一つ一つ整理されていてとても分かりやすかったです。
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漢の武帝 (岩波新書) Kindle版
武帝の時代は中国史上最も輝かしい時代として伝えられている。武帝が十六歳の若さで帝位についた西紀前一四一年には、漢国は隆盛を誇り、国力は上昇の一途にあった。独裁君主として権力を握った武帝の闊達で積極的な性格を生きいきと描きながら、政治的文化的に偉大な足跡を中国各所に残した時代の空気を興味あふれる筆致で描く。
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日1949/12/20
- ファイルサイズ11987 KB
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登録情報
- ASIN : B07XTJJLVQ
- 出版社 : 岩波書店 (1949/12/20)
- 発売日 : 1949/12/20
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 11987 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 207ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 246,627位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
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- - 11,952位歴史・地理 (Kindleストア)
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文章が流れるように書かれていて、すらすらと読み易い本でした。私は元々ある程度、武帝時代の知識がありますが、武帝時代を知らない人にもこの本は読み易く分かりやすいと思います。ただ、史記や漢書ほどは詳しく書かれていません。(例えば、匈奴の話で、匈奴からも《飛将軍》と言われ恐れられた【李広】の名前は一切出てこなかったり。)最後の「むすび」で、《武帝の時代は、思想・史学・文学・政治、暦法、外交などにおいて中国の歴史の最初の大転換期となった》理由を、時代背景・当時の中国人の信念・武帝自身の性格などを踏まえて説明しています。この部分が一つ一つ整理されていてとても分かりやすかったです。
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2020年6月2日に日本でレビュー済み
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文章が流れるように書かれていて、すらすらと読み易い本でした。
私は元々ある程度、武帝時代の知識がありますが、武帝時代を知らない人にもこの本は読み易く分かりやすいと思います。
ただ、史記や漢書ほどは詳しく書かれていません。
(例えば、匈奴の話で、匈奴からも《飛将軍》と言われ恐れられた【李広】の名前は一切出てこなかったり。)
最後の「むすび」で、《武帝の時代は、思想・史学・文学・政治、暦法、外交などにおいて中国の歴史の最初の大転換期となった》理由を、時代背景・当時の中国人の信念・武帝自身の性格などを踏まえて説明しています。この部分が一つ一つ整理されていてとても分かりやすかったです。
私は元々ある程度、武帝時代の知識がありますが、武帝時代を知らない人にもこの本は読み易く分かりやすいと思います。
ただ、史記や漢書ほどは詳しく書かれていません。
(例えば、匈奴の話で、匈奴からも《飛将軍》と言われ恐れられた【李広】の名前は一切出てこなかったり。)
最後の「むすび」で、《武帝の時代は、思想・史学・文学・政治、暦法、外交などにおいて中国の歴史の最初の大転換期となった》理由を、時代背景・当時の中国人の信念・武帝自身の性格などを踏まえて説明しています。この部分が一つ一つ整理されていてとても分かりやすかったです。
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2007年1月25日に日本でレビュー済み
中国は世界史上で最も長く固有の文化と伝統を保持してきた国であることは今さら言うまでもない。その帝国の最初の枠組を作り上げたのは秦の始皇帝であることは広く知られている。秦に続く漢の時代はその枠組を瓦解から防いで後代に引継ぐ大役を果たした。秦以後、中華人民共和国の成立(1949年)に至る2170年に及ぶ中国の諸王朝の中で前漢、後漢を合わせて漢の王朝は最長の402年を占めている。
本書はその前漢時代、70歳の長寿に恵まれ、55年にわたって帝位にあって大国の基盤を固めるに最大の貢献をなした第5代の帝王、武帝の事績を描いたものである。本書の背景にはこのように厳然として歴史が控えている。しかしながら本書が中心に据えるものはその題名の示すとおり「漢の武帝」その人であり、また彼を補佐する英雄たちである。このような記述の源泉をたどれば当然のことながら「史記」「漢書」などの中国の古典に行き着く。著者はその古典の知識を自家薬籠中のものとして読者を歴史的にして文芸的な世界に遊ばせるのである。
衛青、霍去病を始めとして数多の英雄、策士が登場するが評者にとっては天馬を求めて西域に生涯を捧げた張騫こそが最大の英雄である。彼が切り拓いた道はやがて東西の商業、文化の交流の道となり、漢の勢威を西域(新疆)に押し進めることになった。そればかりではない、漢の版図が福建、浙江の東海岸地方、さらには広東からインドシナの東半まで押し広げたのも武帝の時代であった。
本書はその前漢時代、70歳の長寿に恵まれ、55年にわたって帝位にあって大国の基盤を固めるに最大の貢献をなした第5代の帝王、武帝の事績を描いたものである。本書の背景にはこのように厳然として歴史が控えている。しかしながら本書が中心に据えるものはその題名の示すとおり「漢の武帝」その人であり、また彼を補佐する英雄たちである。このような記述の源泉をたどれば当然のことながら「史記」「漢書」などの中国の古典に行き着く。著者はその古典の知識を自家薬籠中のものとして読者を歴史的にして文芸的な世界に遊ばせるのである。
衛青、霍去病を始めとして数多の英雄、策士が登場するが評者にとっては天馬を求めて西域に生涯を捧げた張騫こそが最大の英雄である。彼が切り拓いた道はやがて東西の商業、文化の交流の道となり、漢の勢威を西域(新疆)に押し進めることになった。そればかりではない、漢の版図が福建、浙江の東海岸地方、さらには広東からインドシナの東半まで押し広げたのも武帝の時代であった。
2013年8月4日に日本でレビュー済み
中国文学研究の大家がものした、漢の武帝の事績と彼の治世に関わった人々についての文章。生をうける経緯から時系列に従いながら、実権を奪われていた幼時から采配を振るい始めて匈奴対策に功をあげ、内政では儒教の理念を旗印にして人心刷新に努めた上げ潮の頃からいずれでも行き詰る局面や、老いて神仙の道を模索するところまでを律儀に描き、その周りで権勢を握ったり没落したりする親族や部下たちの姿も合わせて漏らさず示すことで、どこか史記列伝を思わせる読み味を覚えさせる著作になっている。
中島敦の李陵で克明に示されているように司馬遷に屈辱を与えて史記を生み出す遠因をも作った皇帝の姿は、そのあとの諸王朝の英明な皇帝の生涯の一つの雛形に見えてくる。著者の筆致はやはりどこか詩的でいい。
中島敦の李陵で克明に示されているように司馬遷に屈辱を与えて史記を生み出す遠因をも作った皇帝の姿は、そのあとの諸王朝の英明な皇帝の生涯の一つの雛形に見えてくる。著者の筆致はやはりどこか詩的でいい。



