美しい自然の残る能登半島で、古民家を改装した自宅と工房に暮らすイギリス人「漆アーティスト」スザーン・ロスさん。アートスクールの学生の時、展覧会で江戸時代の漆の硯箱に出会い、その魅力にひかれて22歳で来日。以来、30年間、漆の限りない魅力を極めようと、様々な表現を求めて「漆道」に励んでいる。しかし、9000年以上の歴史を持つ世界最古の日本の漆文化と、日本人の精神性が、いま消えようとしているという。本書には、日々の自然とのふれあいから生み出される、美しい作品や、手作りで改装した工房、能登の美しい自然の写真も満載。著者の生い立ちや、来日当初の微笑ましいエピソード、そして、著者が人生で大切にしていることを、楽しく語った初のエッセイ集。わたしたち日本人が忘れかけている日本の美しさ、素晴らしさを再発見する本!「伝統文化を失ってはいけません! なぜなら、日本人の伝統的精神は世界を救うことができるからです!」「日本人は世界のお兄さんであることを思い出して!」
1962年イギリス、ロンドン生まれ。美術とデザインを学んだ後、来日。1990年より輪島に住み、石川県立輪島漆芸技術研修所で人間国宝の先生方より教えを受けるかたわら、個展や伝統工芸展などで作品を発表。第16回金沢城兼六園大茶会展で石川県知事賞受賞をはじめ、石川県伝統工芸展入選ほか、受賞多数。2004年にはハワイやニューヨークで、日本の漆を紹介する講演会やワークショップも行ない、漆の魅力を国内外に発信し続けている。2015年6月、ANAの機内放送にて、スザーンさんを取材したドキュメンタリー『Iza・Now』第17話上映。同6月からANAウェブサイト「Is Japan Cool ?」でも、「Urushi」公開中。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ロス,スザーン
1962年イギリス、ロンドン生まれ。美術とデザインを学んだ後、来日。1990年より輪島に住み、石川県立輪島漆芸技術研修所で人間国宝の先生方より教えを受けるかたわら、個展や伝統工芸展などで作品を発表。第16回金沢城兼六園大茶会展で石川県知事賞受賞をはじめ、石川県伝統工芸展入選ほか、受賞多数。2004年にはハワイやニューヨークで、日本の漆を紹介する講演会やワークショップも行ない、漆の魅力を国内外に発信し続けている。2015年6月、ANAの機内放送にて、スザーンさんを取材したドキュメンタリー『Iza・Now』第17話上映。同6月からANA ウェブサイト「Is Japan Cool ?」でも、「Urushi」公開中。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)