社会学者の岸政彦が帯に書いているように、これは生活史の本だ。
著者が本書のなかで訪ね歩いたあらゆる場所では、私たちの知らない誰かの人生が当たり前に営まれていて、著者は彼ら彼女らの人生の、生活の断片を丁寧に拾い上げる。
銭湯で頭や体を洗う時に自分の姿を映し出す鏡。その鏡の横に添えられたレトロな(もしくはレトロ風な)広告。あの広告が、いったい誰がどのように作っているのか、そんなことを考えたことがあるだろうか。私はなかった。誰がどのように広告を作っているのかを辿っていったら、幾人かの生き字引きのようなおっちゃんやおばちゃんの人生と生活が浮かび上がってくるなんてこと、想像したことがあるだろうか。私はなかった。
「デイリーポータルZ」編集長の林雄司が帯に書いているように、これは「検索してもわからない世の中のいろいろ」についての本だ。
会社の同僚や取引先と、あるいは同級生や気の置けない友人たちとの飲み会を想像してみてほしい。会計を「一人いくら」と割り勘したり、あるいは誰か太っ腹な人や年長者やいちばん稼ぎのいい人が奢ったりすることが多いと思う。でもちょっと立ち止まって、「唐揚げ何個食べた?」レベルまで飲み代を厳密に割り勘するとどうなるのか、考えてみたことがあるだろうか。私はなかった。なかったし、そもそも飲み会での会話を文字起こししてみるとあんなにグルーヴ感が生まれることすら知らなかった。
溢れんばかりのユーモアと好奇心を武器に、馬鹿馬鹿しく意味のない様々なことに対して、真面目に本気で誠意をもって取り組んだ一部始終を綴った本作は、意味があるように見えることのほとんどは無意味で、無意味に思えることのほとんどに実は人の生活があり、人生が横たわっている――そんなことを教えてくれる。
他人より秀でたものなんか一つもない自分の人生を、それでも楽しみながら歩んでいこうという勇気が湧く一冊だ。
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深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと 単行本 – 2019/11/1
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◉林雄司(「デイリーポータルZ」編集長)
検索してわかった気になっていたけど、この世はこんなにいろいろだってことを教えてくれる
◉岸政彦(社会学者)
ただ座って飲んでるだけで、知らない人から話しかけられるひと、というのがいる。
スズキさんがそんなひとだ。ちょうどよい温度の風呂のようなひと。
その場に溶け込むくせに、意外に人の領域に入り込んでくる。正直、羨ましい。
とにかく、これめっちゃいいので、みんなに読んでほしい。
これが生活史だ。
若手飲酒シーンの大本命、「チェアリング」開祖、ウェブメディア界の真打ち、待望の初単著!
人、酒、店、旅……、現代日本に浮かび上がる疑問を調査し、記録する、ザ・ベスト・オブ・スズキナオ!
岸政彦(社会学者)さん・林雄司(「デイリーポータルZ」編集長)さん、推薦! !
【目次】
まえがき
第1章 さっきまで隣にいた人がまったく関係ない人になって消えていくその瞬間がいつも不思議だーー人
東京―大阪、深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと
並んでも食べられないラーメン! 友達の家の「家系ラーメン」を食べてきた
あなたの知らない「昼スナック」の世界
銭湯の鏡に広告を出した話
第2章 今、自分が居心地いいと思える場所を探して、少しでも長くその空間を味わって記憶しておけるように、きっとこれからも歩き回るのだーー店
芝田真督さんと変わりゆく神戸の町を飲み歩く
71歳のおじいちゃんが作るハンバーガーは全国3位
本当に営業中なのかわからない食堂「伊勢屋」のラーメンがうまい
東京ラーメン遺産 「福寿」の店主に会いに行く
廃車になったバスの中で絶品の和歌山ラーメンを食べてきた
第3章 目的地まで移動してる時というのは、人間にとって一番の許された時なんじゃないかーー旅
“たこせんべい"の楽園 明石~淡路島たこせんの旅
六甲山系の登山道を自力で整備した「えっちゃん」のモダン焼きを山頂で食べる
三重の離島にある「ロンク食堂」で旬の魚とゆるやかな時間を味わう
瀬戸内の海小屋で漁&自炊「四つ手網」体験記
ジャンボフェリーはもはや海上の酒場だ
第4章 偶然の出会いを活かし、半額肉だけで焼肉パーティーをやってみたら楽しいのではないかと、ふと思ったーー調査
スーパーの半額値引き肉だけで半額焼肉パーティー
「お鍋キュー」のひそかな楽しみ
カップヌードルに入れるとおいしい“漬け物"を検証
「唐揚げ何個食べた」?レベルまで飲み代を厳密に割り勘する飲み会はどうか
第5章 この店で過ごす時間は、新型のスマホと違って並べば手に入るものではないのだーー酒
大阪の瓶ビールはどこまで安い?
大人の休日、動物園飲み
見慣れた風景が違って見える「チェアリング」の楽しみ
野毛の名酒場「武蔵屋」の最後の姿を見に行く
店選びを自分の父親に完全に任せるハシゴ酒
第6章 私が知らなかったこの町は、こうしていつもここにあった。私がいなかっただけだったのだーー散策
誰も知らないマイ史跡めぐり
チャンスがなければ降りないかもしれない駅で降りてみる
としまえんに行ったけど入れなかった人のために
ディズニーランドに行ったけど入れなかった人のために
終電を逃したつもりで朝まで歩いてみる
名前のないラーメンを探して
あとがき
検索してわかった気になっていたけど、この世はこんなにいろいろだってことを教えてくれる
◉岸政彦(社会学者)
ただ座って飲んでるだけで、知らない人から話しかけられるひと、というのがいる。
スズキさんがそんなひとだ。ちょうどよい温度の風呂のようなひと。
その場に溶け込むくせに、意外に人の領域に入り込んでくる。正直、羨ましい。
とにかく、これめっちゃいいので、みんなに読んでほしい。
これが生活史だ。
若手飲酒シーンの大本命、「チェアリング」開祖、ウェブメディア界の真打ち、待望の初単著!
人、酒、店、旅……、現代日本に浮かび上がる疑問を調査し、記録する、ザ・ベスト・オブ・スズキナオ!
岸政彦(社会学者)さん・林雄司(「デイリーポータルZ」編集長)さん、推薦! !
【目次】
まえがき
第1章 さっきまで隣にいた人がまったく関係ない人になって消えていくその瞬間がいつも不思議だーー人
東京―大阪、深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと
並んでも食べられないラーメン! 友達の家の「家系ラーメン」を食べてきた
あなたの知らない「昼スナック」の世界
銭湯の鏡に広告を出した話
第2章 今、自分が居心地いいと思える場所を探して、少しでも長くその空間を味わって記憶しておけるように、きっとこれからも歩き回るのだーー店
芝田真督さんと変わりゆく神戸の町を飲み歩く
71歳のおじいちゃんが作るハンバーガーは全国3位
本当に営業中なのかわからない食堂「伊勢屋」のラーメンがうまい
東京ラーメン遺産 「福寿」の店主に会いに行く
廃車になったバスの中で絶品の和歌山ラーメンを食べてきた
第3章 目的地まで移動してる時というのは、人間にとって一番の許された時なんじゃないかーー旅
“たこせんべい"の楽園 明石~淡路島たこせんの旅
六甲山系の登山道を自力で整備した「えっちゃん」のモダン焼きを山頂で食べる
三重の離島にある「ロンク食堂」で旬の魚とゆるやかな時間を味わう
瀬戸内の海小屋で漁&自炊「四つ手網」体験記
ジャンボフェリーはもはや海上の酒場だ
第4章 偶然の出会いを活かし、半額肉だけで焼肉パーティーをやってみたら楽しいのではないかと、ふと思ったーー調査
スーパーの半額値引き肉だけで半額焼肉パーティー
「お鍋キュー」のひそかな楽しみ
カップヌードルに入れるとおいしい“漬け物"を検証
「唐揚げ何個食べた」?レベルまで飲み代を厳密に割り勘する飲み会はどうか
第5章 この店で過ごす時間は、新型のスマホと違って並べば手に入るものではないのだーー酒
大阪の瓶ビールはどこまで安い?
大人の休日、動物園飲み
見慣れた風景が違って見える「チェアリング」の楽しみ
野毛の名酒場「武蔵屋」の最後の姿を見に行く
店選びを自分の父親に完全に任せるハシゴ酒
第6章 私が知らなかったこの町は、こうしていつもここにあった。私がいなかっただけだったのだーー散策
誰も知らないマイ史跡めぐり
チャンスがなければ降りないかもしれない駅で降りてみる
としまえんに行ったけど入れなかった人のために
ディズニーランドに行ったけど入れなかった人のために
終電を逃したつもりで朝まで歩いてみる
名前のないラーメンを探して
あとがき
- 本の長さ324ページ
- 言語日本語
- 出版社スタンド・ブックス
- 発売日2019/11/1
- 寸法18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- ISBN-104909048065
- ISBN-13978-4909048066
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商品の説明
出版社からのコメント
《帯コメント》
林雄司(「デイリーポータルZ」編集長)
検索してわかった気になっていたけど、この世はこんなにいろいろだってことを教えてくれる
岸政彦(社会学者)
ただ座って飲んでるだけで、知らない人から話しかけられるひと、というのがいる。
スズキさんがそんなひとだ。ちょうどよい温度の風呂のようなひと。
その場に溶け込むくせに、意外に人の領域に入り込んでくる。
正直、羨ましい。
とにかく、これめっちゃいいので、みんなに読んでほしい。
これが生活史だ。
林雄司(「デイリーポータルZ」編集長)
検索してわかった気になっていたけど、この世はこんなにいろいろだってことを教えてくれる
岸政彦(社会学者)
ただ座って飲んでるだけで、知らない人から話しかけられるひと、というのがいる。
スズキさんがそんなひとだ。ちょうどよい温度の風呂のようなひと。
その場に溶け込むくせに、意外に人の領域に入り込んでくる。
正直、羨ましい。
とにかく、これめっちゃいいので、みんなに読んでほしい。
これが生活史だ。
内容(「BOOK」データベースより)
若手飲酒シーンの大本命、「チェアリング」開祖、ウェブメディア界の真打ち、スズキナオ、待望の初単著。
著者について
1979年東京生まれ、大阪在住のフリーライター。
WEBサイト『デイリーポータルZ』『メシ通』などを中心に執筆中。
テクノバンド「チミドロ」のメンバーで、大阪・西九条のミニコミ書店「シカク」の広報担当も務める。
パリッコとの共著に『酒の穴』(シカク出版)、『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』(ele-king books)、『“よむ"お酒』(イースト・プレス)がある。
本書が初の単著書となる。
WEBサイト『デイリーポータルZ』『メシ通』などを中心に執筆中。
テクノバンド「チミドロ」のメンバーで、大阪・西九条のミニコミ書店「シカク」の広報担当も務める。
パリッコとの共著に『酒の穴』(シカク出版)、『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』(ele-king books)、『“よむ"お酒』(イースト・プレス)がある。
本書が初の単著書となる。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
スズキ/ナオ
1979年東京生まれ。フリーライター。WEBサイト『デイリーポータルZ』『メシ通』などを中心に執筆中。テクノバンド「チミドロ」のメンバーで、大阪・西九条のミニコミ書店「シカク」の広報担当も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1979年東京生まれ。フリーライター。WEBサイト『デイリーポータルZ』『メシ通』などを中心に執筆中。テクノバンド「チミドロ」のメンバーで、大阪・西九条のミニコミ書店「シカク」の広報担当も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : スタンド・ブックス (2019/11/1)
- 発売日 : 2019/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 324ページ
- ISBN-10 : 4909048065
- ISBN-13 : 978-4909048066
- 寸法 : 18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 235,915位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 3,591位近現代日本のエッセー・随筆
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.1
星5つ中の4.1
67 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2019年11月21日に日本でレビュー済み
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59人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2019年11月1日に日本でレビュー済み
普通にある街や人々が、普通なのに魅力的。
本来ならば、『自分の大切な居酒屋』(居酒屋の本ではありません)
にしておきたいと思うような
様々なお店や多種多様な人々が
おしみなく公開されています。
この本単体で読んでも十分面白いと思われます。
その上で、
経済や政治、思想、生き方、デオドラントスタイルのマニュアルなどの本を頼りに
なんとか真剣に正解を求めて、手探りで努力されている方々にとって
一回読むのをやめたくなった時用
ちょと柔らかい本が読みたい時用に、あわせて読まれることが良い感じの本ではないでしょうか。
お城を抜け出した若殿様が
わらじで歩いて、たまに足についた泥をパンパンと払いながら書かれたような
秘密の冒険日記と言ったおもむきの
難しい本と一緒に読むには最適な本のように思えました。
冒険日記とは言っても、どこにでもありふれているお店や人や街を
自意識がないと思われる作者様(ナマケモノっぽい)が、
純情なフィルターで浮かび上がらせる魅力を
「全然今の時代でも通用するじゃん!」なごとく、光らせています。
なんでもないことがなんでもあるに見えてしまう。
普通にいる人々、普通にあるお店。(普通とは言い難いのもあるけれども)が、
「ウケル!」のですから、そのすくい上げ方もまた
この本の強い魅力に思われました。。
本来ならば、『自分の大切な居酒屋』(居酒屋の本ではありません)
にしておきたいと思うような
様々なお店や多種多様な人々が
おしみなく公開されています。
この本単体で読んでも十分面白いと思われます。
その上で、
経済や政治、思想、生き方、デオドラントスタイルのマニュアルなどの本を頼りに
なんとか真剣に正解を求めて、手探りで努力されている方々にとって
一回読むのをやめたくなった時用
ちょと柔らかい本が読みたい時用に、あわせて読まれることが良い感じの本ではないでしょうか。
お城を抜け出した若殿様が
わらじで歩いて、たまに足についた泥をパンパンと払いながら書かれたような
秘密の冒険日記と言ったおもむきの
難しい本と一緒に読むには最適な本のように思えました。
冒険日記とは言っても、どこにでもありふれているお店や人や街を
自意識がないと思われる作者様(ナマケモノっぽい)が、
純情なフィルターで浮かび上がらせる魅力を
「全然今の時代でも通用するじゃん!」なごとく、光らせています。
なんでもないことがなんでもあるに見えてしまう。
普通にいる人々、普通にあるお店。(普通とは言い難いのもあるけれども)が、
「ウケル!」のですから、そのすくい上げ方もまた
この本の強い魅力に思われました。。
2020年8月17日に日本でレビュー済み
なかなか素敵なタイトルだなと思って読んだのですが、バスの話は冒頭だけで概ね酒の話。
あぁチェアリングの人かぁと途中で気付いた。東京から大阪にね。逆パターンで打開を狙ったか。
基本は酒と食い物の紀行エッセイが多いけど紹介されている店が割といい店っぽいのが多い。
つーか東京で有り難がってるコンサバ?な飲み屋は関西にはまだたくさんあるようだ。いーな。
東京はすぐ値段付けちゃうんだよなぁ。基本は「よそ者」文化だから仕方ないかもしれないけど。
コロナの影響だろうけど、紹介されている店も閉店されてしまっているのも結構あった。悲しい。
でもさぁ酒場ってwebや本で情報収集して行くものでもないような気もするんだよねぇ。
それやっちゃうと酒場での時間が薄まるよな。自分にとって自然な時間みたいのがさぁ。
昔、行きつけの酒場で常連のジジイが「ホントに美味いのは一人酒で、自分や他人に気兼ねなく
楽しめる時間は一生のうちで割と限られてる」なんて言ってたの想いだした。
その時は「何言ってんだこのジジイ!自分でならいつでも楽しめるじゃねぇか!」なんて思ったけど、
自分もジジイになって少しその意味がわかってきたかな。いろいろあって、いろいろ過ぎてふっと
腰を下ろしたあたりで割といい時間が待ってはいるんだけどさ。そんな時がくると周りから仲間
がポツポツ減ってくんだよね。結果一人で飲むことが多くなる。で自分も同じようにあんまり時間
が残ってないって寸法。やれやれ。みなみなさま。いつまでも同じ調子じゃ行きませんよ!
楽しむなら早いうちにねww
あぁチェアリングの人かぁと途中で気付いた。東京から大阪にね。逆パターンで打開を狙ったか。
基本は酒と食い物の紀行エッセイが多いけど紹介されている店が割といい店っぽいのが多い。
つーか東京で有り難がってるコンサバ?な飲み屋は関西にはまだたくさんあるようだ。いーな。
東京はすぐ値段付けちゃうんだよなぁ。基本は「よそ者」文化だから仕方ないかもしれないけど。
コロナの影響だろうけど、紹介されている店も閉店されてしまっているのも結構あった。悲しい。
でもさぁ酒場ってwebや本で情報収集して行くものでもないような気もするんだよねぇ。
それやっちゃうと酒場での時間が薄まるよな。自分にとって自然な時間みたいのがさぁ。
昔、行きつけの酒場で常連のジジイが「ホントに美味いのは一人酒で、自分や他人に気兼ねなく
楽しめる時間は一生のうちで割と限られてる」なんて言ってたの想いだした。
その時は「何言ってんだこのジジイ!自分でならいつでも楽しめるじゃねぇか!」なんて思ったけど、
自分もジジイになって少しその意味がわかってきたかな。いろいろあって、いろいろ過ぎてふっと
腰を下ろしたあたりで割といい時間が待ってはいるんだけどさ。そんな時がくると周りから仲間
がポツポツ減ってくんだよね。結果一人で飲むことが多くなる。で自分も同じようにあんまり時間
が残ってないって寸法。やれやれ。みなみなさま。いつまでも同じ調子じゃ行きませんよ!
楽しむなら早いうちにねww
2020年4月23日に日本でレビュー済み
皆さんが紹介している通り、すごいことを成し遂げたスーパーマンが自身の特別な体験を描いたものではありません。
私たちと同じ、ごく普通な生活を送る著者(失礼!そもそも普通ってなんだ…)が体験した日常を、独特な視点と切り口で面白おかしく読ませてくれます。
スーパーで売っている特別高くもない食材を使って、地味だけれど「なんだかすげーうまいな、これ!」って感じのツマミに仕上げたような。
昼酒のお供に、もしくはお昼寝への睡眠導入剤としてどうぞ。
「俺の人生、何にも特別なこと起こんねーな」と鼻をほじっている、そこのあなたにこそ読んでいただきたい。
この本が気に入った方には、関連書籍「酒の穴」もお勧めです。
私たちと同じ、ごく普通な生活を送る著者(失礼!そもそも普通ってなんだ…)が体験した日常を、独特な視点と切り口で面白おかしく読ませてくれます。
スーパーで売っている特別高くもない食材を使って、地味だけれど「なんだかすげーうまいな、これ!」って感じのツマミに仕上げたような。
昼酒のお供に、もしくはお昼寝への睡眠導入剤としてどうぞ。
「俺の人生、何にも特別なこと起こんねーな」と鼻をほじっている、そこのあなたにこそ読んでいただきたい。
この本が気に入った方には、関連書籍「酒の穴」もお勧めです。