―――本当にあきらは・・・ 食べてしまいたい―――
淫魔×人間のお話はたくさんあるけれど、淫魔にとっては人間の「食事」行為の方がいやらしいことだったり、
名前を付けられたら番に・・・だったりと楽しくてきゅんきゅんする設定が盛り込まれていました。
ただえっちなだけではなくて恋の方も、すごく好みな進み具合で良かったです。
表題作の淫魔の弟がメインの恋のお話もあるのですが、そちらは雄みのある人間の男にガツンと食べられて
いるので、楽しめました。
ネタバレします。
恋愛で捨てられるのが怖い"あきら"はある日、黒い羽根と尻尾を持つ淫魔に話しかけられます。
性欲だけ満たされればいいと思っていたので精力を分ける契約をしたあきらは淫魔から与えられる快楽に溺れます。
お腹が空いて冷凍炒飯を食べさせたところ「食事は一生の愛を誓い合う儀式」と言われて・・・。
「クロ」と淫魔に名前をつけて番になったあきらの目の前に過去に自分を傷つけた男が現れて、実はその男はクロの
弟で淫魔だったのですが、「ネコアレルギー」ゆえに「食事」を退屈だと思っていた彼もまた自分の羽根と尻尾が
見えて淫魔の血液を摂取してしまい「性欲の鬼」になったあきらの元セフレでヤリチンのたっちゃんに美味しく
食事されてしまい、トロトロ♡になっちゃうのがかなり可愛くてえっちでした。
巻末の描き下ろしは人間の食事行為をする四人・・・「よんぴー」とクロから天使のえげつなさが語られるお話が
収録されていて、どちらもふふっと笑ってしまいました。
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