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消えゆく「限界大学」:私立大学定員割れの構造 単行本 – 2016/12/28

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商品の説明

内容紹介

《オクスフォード大学教授 苅谷剛彦氏推薦! 》

消える大学と生き残る大学の違いとは何か?
定員割れが起きるメカニズムに着目し、その歴史的経緯にまでさかのぼって検証する。

限界大学――恒常的な定員割れを引き起こし、人材的にも財力的にも大学を経営するだけの能力に欠ける、文字どおり弱くて小規模な弱小私大を、本書ではそう名づけた。
しばらく横ばいだった18歳人口が再び減少傾向に入る2018年以降、私立大学の定員割れが加速し、経営困難校の公立移管や統合、閉校が相次ぐのは避けられないと見られている。本書は、戦後の教育行政の変遷や生徒を送り出す高校側の事情などを踏まえたうえで、統計データを駆使しながら、弱小私大のさらなる弱体化の背景と、定員割れの実態、そのメカニズムを明らかにしていく。
18歳人口の再減少が目前に迫るなか、市場主義的な競争原理が導入され、いま「負け組」増加の条件が整いつつある。その結果もし大学が破綻したら、周囲に及ぼす影響は当の学生や教職員だけにとどまらない。本書には、そうした限界大学への道を避けるべく、組織改革や財務健全化に取り組み、成功した事例も紹介されている。教育行政学・教育社会学の蓄積による実証性と、高校・大学教育に長年携わってきた著者の経験が融合し、説得力に富んだ画期的書。オクスフォード大学教授(教育社会学)苅谷剛彦氏推薦!

[目次]
はじめに

第1章 試練に立たされる弱小私大
1 消えた大学
2 消える大学──定員割れのメカニズム
第2章 どのような大学が定員割れしているか
1 定員割れの定義
2 定員割れ大学の分析視点
3 定員割れ大学の現状
第3章 混乱の「ゴールデンセブン」とその後
1 臨時収入
2 臨時定員の設定
3 ゴールデンセブン後の高校生の進路選択
4 既設大学の改革
5 女子大学の拡張戦略
6 短期大学のゴールデンセブン
7 撤退か転進か
第4章 短期大学とは何か
1 「当分の間」の措置としての短期大学
2 短大の変遷
3 短大の恒久化
4 昭和四十年代の拡大と性格の変化
5 夏の時代から冬の時代へ
6 消えた短大
7 四大化へ
第5章 短大以上・大学未満
1 四大への移行
2 「幸せな死に方」としての四大化
3 定員割れの短大から定員割れする大学へ
4 学生募集の限界
5 「限界大学」の大量出現
第6章 新たな大学像
1 総合大学への飛躍──武蔵野大学
2 計画的キャンパス開発──目白大学
3 教員組織の刷新──名古屋外国語大学
4 地域に根差す小規模大学
5 公立大学問題
第7章 弱小私大と高校
1 バブル崩壊後の進路選択
2 大学進学率予測
3 高校側の事情
4 多様化校と弱小私大の募集活動
第8章 弱小私大の生き残る条件
1 大学不滅神話の崩壊
2 地域の信頼を得る
3 入学前教育と初年次教育の充実
4 ターゲットを絞った学生募集
5 短大文化の清算──教育・研究の活性化
6 安直な道を避ける
7 経営体制の刷新
第9章 「限界大学」の明日
1 「限界大学」とは
2 文科省の動き
3 破綻への備え

あとがき/主要参考文献

内容(「BOOK」データベースより)

弱小私大が淘汰されるメカニズムを、統計データを駆使しながら明快に示した画期的書!

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登録情報

  • 単行本: 232ページ
  • 出版社: 白水社 (2016/12/28)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4560095264
  • ISBN-13: 978-4560095263
  • 発売日: 2016/12/28
  • 商品パッケージの寸法: 18.6 x 13.8 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6 5件のカスタマーレビュー
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トップカスタマーレビュー

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これまでにも、個別の大学の事例レポートはあったが、本書のように各大学の定員充足率をクロス集計した例は見かけなかった。
これからどんな大学が潰れるのか?これまで「偏差値が低い大学」、「学生数が少ない大学」、「財政力が弱い大学」などの説があったが、本書では「バブル期に短大から転換した大学のうち、競争が激しい大都市圏にあって、ワンマン経営の中小企業のような大学」としている。
多くの業界と同じように、私大業界も大手企業と中小企業の二層構造になっているのが分かる。
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形式: 単行本 Amazonで購入
消えゆく大学の事情について、それぞれの理由を例示しており、納得できる。
また、盛り返す大学の事例もあって参考になる。
たとえば、前橋国際大学では、理事長・教員・事務職員全体が出席する会議で、人件費比率が一定以上になった場合、自動的に給与の減額を行うことを決め、文字通り全学的に危機意識が共有される体制ができた。
面倒見の良い大学(武蔵野大学)とか、それぞれ成功している大学は地道に、教職員と学生が大学を作っていくという歩みを続けていることがよく分かる。
「所在地の地域的課題を引き受けその社会が共同性を維持しながら持続可能社会として存続していく方策をともに考える教育研究の拠点となることに、大学の存在意義がある」という提言に共感する。
だめになっていく大学の典型的なパターンも述べてあるので分かりやすい。「理事会は弱小大学ほど、オーナーまたは理事長の息のかかった人物で固められやすい。多くの理事は雇われマダムであることを自覚しているから、あえて理事長の運営管理方針に異を挟まない。・・・閉じられた世界の評価は・・・他流試合にも競争にも弱く、開かれた環境で生き延びる力が欠けている。・・・宗教団体もこの部類だろう」
企業と同様に、存在理由が客観的に無くなった組織、また、その使命感を失った経営幹部の組織は潰れるのが必然だということを教えてくれる。
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形式: 単行本 Amazonで購入
文章はデータを基にあたかも正しく、自身の解釈もそのデータに沿っているような感じを漂わせているので、多くの読者はなったくしてしまうかもしれません。ただその解釈は事実に合わせているだけのものにしか思えないのは私だけでしょうか。 もう一度読んで判定してみます。
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形式: 単行本 Amazonで購入
現在の大学教育界を冷静に見つめた一冊と思います
大学職員,教員は一読するべきです
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形式: 単行本
学校検証スペシャルとも。
個も制度を避けられない中で、あえて寄せては引き、
疲弊時代に休息でなく歴史を顧る。
他で高校には変化が見受けられましたがジレンマも…。
難しくも関係者に問う本なのかもしれません。
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