前作『家政婦は名探偵』は、なかなかよくまとまった秀作だと思い、次作からも期待する意味で、星五つ奮発したんですけど……
二作目の今回は気負い過ぎましたか?
召し使い探偵さん達は良い仕事してるんですけどね。メイドを三人も失踪させたために、彼女達の行動も周囲との関係も、ごちゃごちゃと分かり辛くなってしまいました。
ご主人の警部補も、前作ではあまりに善良過ぎて刑事に向かないキャラが、よく描けていましたけど、今作では優しくはあっても、向かないという程の捜査ぶりには見えません。
その一因は、ライバルで足引っ張り役の筈のニーヴンズ警部補の〈消失〉にあると思います。
今作では冒頭辺りにちょこっと顔を出して、一言イヤミを言っただけで、その後はニーヴンズのニの字も無し! とはどういう事やら…
主要キャラの一人を完全に忘れ去るなんて、あり得ないでしょ、フツー?
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消えたメイドと空家の死体 (創元推理文庫) 文庫 – 2015/9/12
エミリー・ブライトウェル
(著),
田辺 千幸
(翻訳)
人柄の良さに反比例して刑事の才能はない主の警部補のため、こっそり事件を解決してきた屋敷の家政婦ジェフリーズ夫人と使用人たちは、その実績を見こんだ知人に、行方知れずのメイド捜しを依頼される。一方、警部補は新たに身元不明の若い女性が殺された事件を担当することに。捜査を始めるや、このふたつの事件が意外な形で結びつく? 話題沸騰、痛快ヴィクトリア朝ミステリ。訳者あとがき=田辺千幸
- 本の長さ304ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日2015/9/12
- ISBN-104488200052
- ISBN-13978-4488200053
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
人柄の良さに反比例して刑事の才能はない主の警部補のため、こっそり事件を解決してきた屋敷の家政婦ジェフリーズ夫人と使用人たちは、その実績を見こんだ知人に、行方知れずのメイド捜しを依頼される。一方、警部補は新たに身元不明の若い女性が殺された事件を担当することに。捜査を始めるや、このふたつの事件が意外な形で結びつく?話題沸騰、痛快ヴィクトリア朝ミステリ。
著者について
アメリカの作家。1948年ウェストバージニア州生まれ。本名シェリル・ランハム・アーガイル(Cheryl Lanham Arguile)。90年にサラ・テンプル名義で書いたロマンス小説Kindred Spiritsにより作家デビューを果たす。93年には初のミステリ小説として、ブライトウェル名義でジェフリーズ夫人シリーズ第一作となる『家政婦は名探偵』を発表。シリーズは広く人気を博し、以降毎年新作が刊行されている。ほかにもシェリル・ランハム名義ではヤングアダルト小説を執筆するなど、複数のペンネームを使い分けて活動している。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ブライトウェル,エミリー
アメリカの作家。1948年ウェストバージニア州生まれ。本名シェリル・ランハム・アーガイル(Cheryl Lanham Arguile)。90年にサラ・テンプル名義で書いたロマンス小説Kindred Spiritsにより作家デビューを果たす。93年には初のミステリ小説として、ブライトウェル名義でジェフリーズ夫人シリーズ第一作となる『家政婦は名探偵』を発表。ほかにもシェリル・ランハム名義ではヤングアダルト小説を執筆するなど、複数のペンネームを使い分けて活動している
田辺/千幸
1961年大阪生まれ。ロンドン大学社会心理学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
アメリカの作家。1948年ウェストバージニア州生まれ。本名シェリル・ランハム・アーガイル(Cheryl Lanham Arguile)。90年にサラ・テンプル名義で書いたロマンス小説Kindred Spiritsにより作家デビューを果たす。93年には初のミステリ小説として、ブライトウェル名義でジェフリーズ夫人シリーズ第一作となる『家政婦は名探偵』を発表。ほかにもシェリル・ランハム名義ではヤングアダルト小説を執筆するなど、複数のペンネームを使い分けて活動している
田辺/千幸
1961年大阪生まれ。ロンドン大学社会心理学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年11月21日に日本でレビュー済み
推理の才能が全く無いロンドン警視庁の警部補のご主人様を陰で支えて難事件を見事に解決してみせるスーパー家政婦ジェフリーズ夫人と使用人探偵団の大活躍を描く快調シリーズの2作目です。こういった時代ミステリーを読んでいて思うのは、まあ携帯電話やスマホは無理にしても当然テレビやラジオもない訳ですから人々に情報が簡単に伝わらない事の不便さを嫌でも感じてしまいますね。
近所に住むアメリカから来た未亡人のクルックシャンク夫人から友人のメイド、メアリーが失踪した事件を相談された家政婦ジェフリーズ夫人は、それからご主人様のウィザースプーン警部補から空家で見つかった女性の死体の話を聞いて「もしや」と不吉な連想に襲われるのだった。
今回の事件では死体の女性の顔が腐乱して判別不能な為に動機の予想も出来ないあらゆる意味で五里霧中の超難事件になっていまして、流石の名探偵ジェフリーズ夫人といえども楽勝とは行かずに最後まで頭を悩ませられましたね。これも後から振り返ればもしテレビやラジオがあればこんなに悩まなくて済んだかなとも思いますが、まあその事により状況が二転三転する面白さにも繋がりますので良しとしましょう。推理のテクニックとしましては肝心の真相に辿り着かせる手掛かりがシンプルかつ巧みで中々に素晴らしかったですね。さて今回も使用人探偵団の四人は大活躍で、メイドの娘ベッツィと馭者スミスは「喧嘩する程仲が良い」という事なのか?先行きがどうなるのか興味津々ですし、料理人グッジ夫人のゴシップ集めも貴重な戦力で、器量良しの娘に惚れやすい従僕のウィギンズも尾行の才能を発揮して少し腕を上げて来ましたね。今回は女三人が男二人の帰宅が遅いのを心配する場面を読むと確実にチームとしての連帯感が高まっているのが感じられて嬉しかったですね。次にもはや準レギュラーとも言えるクルックシャンク夫人は度胸満点で嘘も方便と苦しい言い訳も迫力でねじ伏せて強引に押し通してしまう演技力が最高でしたね。それから最後にジェフリーズ夫人の名探偵の才能は亡き夫の巡査から教わったお陰だったのだなと知って成る程ねと納得しましたね。今回は何度も迷って中々真相に辿り着けずに調子が出ませんでしたが、最後には超一流の想像力でもって事件の一部始終を組み立ててみせて思いも寄らぬ悪事を暴き出す閃きの名推理が天晴れで、善人ではあるけど如何せん凡人のご主人様ウィザースプーン警部補はきっと一生かかっても真相に到達出来なかったでしょうね。
近所に住むアメリカから来た未亡人のクルックシャンク夫人から友人のメイド、メアリーが失踪した事件を相談された家政婦ジェフリーズ夫人は、それからご主人様のウィザースプーン警部補から空家で見つかった女性の死体の話を聞いて「もしや」と不吉な連想に襲われるのだった。
今回の事件では死体の女性の顔が腐乱して判別不能な為に動機の予想も出来ないあらゆる意味で五里霧中の超難事件になっていまして、流石の名探偵ジェフリーズ夫人といえども楽勝とは行かずに最後まで頭を悩ませられましたね。これも後から振り返ればもしテレビやラジオがあればこんなに悩まなくて済んだかなとも思いますが、まあその事により状況が二転三転する面白さにも繋がりますので良しとしましょう。推理のテクニックとしましては肝心の真相に辿り着かせる手掛かりがシンプルかつ巧みで中々に素晴らしかったですね。さて今回も使用人探偵団の四人は大活躍で、メイドの娘ベッツィと馭者スミスは「喧嘩する程仲が良い」という事なのか?先行きがどうなるのか興味津々ですし、料理人グッジ夫人のゴシップ集めも貴重な戦力で、器量良しの娘に惚れやすい従僕のウィギンズも尾行の才能を発揮して少し腕を上げて来ましたね。今回は女三人が男二人の帰宅が遅いのを心配する場面を読むと確実にチームとしての連帯感が高まっているのが感じられて嬉しかったですね。次にもはや準レギュラーとも言えるクルックシャンク夫人は度胸満点で嘘も方便と苦しい言い訳も迫力でねじ伏せて強引に押し通してしまう演技力が最高でしたね。それから最後にジェフリーズ夫人の名探偵の才能は亡き夫の巡査から教わったお陰だったのだなと知って成る程ねと納得しましたね。今回は何度も迷って中々真相に辿り着けずに調子が出ませんでしたが、最後には超一流の想像力でもって事件の一部始終を組み立ててみせて思いも寄らぬ悪事を暴き出す閃きの名推理が天晴れで、善人ではあるけど如何せん凡人のご主人様ウィザースプーン警部補はきっと一生かかっても真相に到達出来なかったでしょうね。


