作者は現役のヘアスタイリストであり、美容業界にも精通しているようで、作品への期待は高まる。
お店での接客と閉店後の練習などで、下隅生活の美容師の大変さや仕事ぶりは、大まかに作品から伝わってくる。でも、カリスマ美容師 の仕事ぶりの綴りが不足している分、カリスマ美容師の偉大さがよく分からない。カリスマ美容師の仕事ぶりをもっと描写できないものかな?
美容技術選手権大会で謎の途中棄権、その後は失踪へと、冒頭からそのようにストーリーが始まっても、あまり先行きへの興味が感じられなかった。カリスマ美容師とは、どのような日常生活を送っているのか?触れていなくて分からないからだ。
カリスマ美容師の「途中棄権の訳」「その後の行方は?」とストーリーの核心に迫っていくが、あまり面白さがない。信用取引が出てくるあたりは、気持ちが引いてしまった。もっと違った展開が取れないものかな?と低い評価としたい。
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