個人も組織もうまく行かなくなった時に本性が現れるものだと感じています。
20年位前までは、無謀な事を何故したのかと思っていましたが、今はその当時の雰囲気を生々しく感じます。
「日本はなぜ敗れるのか」という本に、バジー海峡での沈没の件が出ていましたが、それを詳しく解説した本になります。
日本の社会は、本音よりも建前が主になり、苦しくなるほどそれに固執するところに特徴があります。会社、仕事の中でもつくづくそれを感じます。生かさなければならないチャンスを捨て、戦争指導者に責任を転嫁し、何も変わらなかった国の姿が今あるのだと実感しました。
この国を騙すのはたやすい。兎に角おだてて、煽れば勝手に自滅する。一度決めたことは最後まで変えられない。考えられない。
海上護衛戦 (角川文庫) (日本語) 文庫 – 2014/5/24
大井 篤
(著)
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本の長さ467ページ
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言語日本語
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出版社KADOKAWA/角川書店
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発売日2014/5/24
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ISBN-104041015987
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ISBN-13978-4041015988
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
資源の大部分を海外に依存している日本にとって、海上交通線(シーレーン)問題ほど重要なものはない。終戦直後、東久迩内閣も、太平洋戦争の敗因の最も根本的なものは船舶の喪失と激減であったことをあきらかにしている。本書は海軍で海上護衛総司令部参謀を務め、困難なシーレーン確保の最前線に立っていた著者が、その戦略を綴った護衛戦の貴重な体験記。現代日本の防衛を考える上でも、欠くことのできない記録である。
著者について
海軍で海上護衛総司令部参謀をつとめ、シーレーン(海上交通線)確保の最前線に立っていた著者がその戦略を綴った護衛戦の貴重な体験記。現代日本の防衛を考える上でも欠くことのできない記録である。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大井/篤
1902年生まれ、94年没。山形県生まれ。海軍兵学校卒業後、30年から32年まで米国バージニア大学、ノースウェスタン大学に学ぶ。上海事変勃発とともに駐米大使館海軍武官室勤務となる。その後中国沿岸警備艦隊参謀、華南沿岸封鎖艦隊参謀などを経て43年から終戦まで海上護衛総司令部参謀を務める。海軍大佐。終戦後は、戦史研究家、軍事および国際政治評論家として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1902年生まれ、94年没。山形県生まれ。海軍兵学校卒業後、30年から32年まで米国バージニア大学、ノースウェスタン大学に学ぶ。上海事変勃発とともに駐米大使館海軍武官室勤務となる。その後中国沿岸警備艦隊参謀、華南沿岸封鎖艦隊参謀などを経て43年から終戦まで海上護衛総司令部参謀を務める。海軍大佐。終戦後は、戦史研究家、軍事および国際政治評論家として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA/角川書店 (2014/5/24)
- 発売日 : 2014/5/24
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 467ページ
- ISBN-10 : 4041015987
- ISBN-13 : 978-4041015988
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2018年4月29日に日本でレビュー済み
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2015年2月14日に日本でレビュー済み
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空前絶後の巨砲を誇る戦艦大和、神技の航空隊を率いる無敵の機動部隊、必殺の九三式酸素魚雷を備えた精鋭無比の水雷戦隊・・・。日本海軍には、今でも多くの人を引き付ける魅力があります。
しかし先の大戦において、精強な日本海軍がなぜああも無残に敗亡の道を辿ったのか・・・その原因は多岐に渡るでしょうが、その一端が本書で指摘されている通りの「決戦主義=補給軽視=護衛無視」にあることも確かでしょう。
本書では冒頭で挙げた日本海軍の華やかな魅力の陰にある、その愚劣な欠点が抉り出されています。そしてまた多くの読者は、その欠点にこう感じるのではないでしょうか。「自分の今いる組織も同じだ」と。
作中で筆者も指摘しているように、日本海軍の犯した過ちは私たち日本人が根本的に陥りやすい問題なのかもしれません。しかしだからこそ先人の多くの犠牲の上で明らかになった、失敗とその原因を知り、また同じ失敗を繰り返さないための糧とすることこそ、私たちがほんの少しでも先人に報いる手段のひとつなのではないでしょうか。
本書は「連合艦隊」とは別組織として設立された「海上護衛総司令部」に光を当てることで、華やかなだけではない日本海軍の姿が立体的に浮かび上がってきます。そういう意味で、従来とかく連合艦隊のイメージで語られることの多かった「日本海軍」好きな方にこそ、読んでほしい一冊です。
しかし先の大戦において、精強な日本海軍がなぜああも無残に敗亡の道を辿ったのか・・・その原因は多岐に渡るでしょうが、その一端が本書で指摘されている通りの「決戦主義=補給軽視=護衛無視」にあることも確かでしょう。
本書では冒頭で挙げた日本海軍の華やかな魅力の陰にある、その愚劣な欠点が抉り出されています。そしてまた多くの読者は、その欠点にこう感じるのではないでしょうか。「自分の今いる組織も同じだ」と。
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2020年1月17日に日本でレビュー済み
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難しい本ではありませんが、長いので読むのに忍耐が要ります。しかし大戦中の日本が如何に国民の生活を踏み台にして軍隊の戦争にばかり力を注いだかが手に取るように(はらはら、イライラしながら)解る本である。と同時に将に現在のホルムズ海峡の安全航行問題に直結する問題です。現在の自衛隊の派遣も、その具体的な目的や方法・絶対量など、国民には見えないようにしているため、その点が非常に危ういことが解ります。
これほど現代の中東海域の安全問題と直結しているとは驚きです。一番恐ろしいのはその時代に国を動かす中枢に流れている空気(戦闘ムード)が現代の政治の中に見られないかをもっと国民がチェックしないと、あの当時の日本と現在の日本があまり違わないように見えることです。
今の日本は余りにも身の回りのことに浮かれているために(オリンピック等)、政治の中の、この方面の問題を動かしている人たちに対して、国民のチェックの目を離すことが最も危険だと言うことを警告する文章に思えます。
これほど現代の中東海域の安全問題と直結しているとは驚きです。一番恐ろしいのはその時代に国を動かす中枢に流れている空気(戦闘ムード)が現代の政治の中に見られないかをもっと国民がチェックしないと、あの当時の日本と現在の日本があまり違わないように見えることです。
今の日本は余りにも身の回りのことに浮かれているために(オリンピック等)、政治の中の、この方面の問題を動かしている人たちに対して、国民のチェックの目を離すことが最も危険だと言うことを警告する文章に思えます。
2014年6月16日に日本でレビュー済み
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太平洋戦争において、日本の敗因の根本原因となった海上護衛の軽視について、これでもか!というほどしっかり書かれてあります。輸送船を護衛する、という認識が浅い連合艦隊と軍令部。その結果、前線への補給船はおろか、国民の生活を支えるための船でさえ次々に撃沈され、日本はどんどん干上がって行く…。という聞くも涙語るも涙な状況が丁寧に描かれています。そもそも対米開戦したこと自体間違いなのですが、開戦後にもこれだけ致命的な間違いを犯していたのです。同じ過ちは二度と繰り返してはいけない。現代の日本人必読の書。おすすめ。
2005年1月15日に日本でレビュー済み
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日本が負けたのは、物資を輸入するか奪わなければ生きていけない国でありながら、その輸送を怠ったために国が困窮したからだ、と言う事が当事者の立場から、読みやすい言葉で書いてあります。
これは単なる昔話の本だと思ってはダメだと思います。海上自衛隊が他国の海軍と比べても異常なまでに対潜能力を重視する背景がこの本から読み取れますし、この本で語られている海上護衛失敗と言う経験は、今も確実に日本と言う国の政策に関わっています。
最近緊張気味の中国との関係や、インド洋津波での援助金の釣り上げ合戦も、この本を読んで「海の通り道」が確保できないと、日本と言う国はどれほど苦しくなるのか知れば、少し理解も深まるかもしれません。
題名からまるで派手な艦隊戦の小説をイメージしますが、内容はまったく違い、軍事マニアでない人間にもぜひとも読んでもらいたいものとなっています。読みやすいですし、価格もそんなに高くないと思います。
これは単なる昔話の本だと思ってはダメだと思います。海上自衛隊が他国の海軍と比べても異常なまでに対潜能力を重視する背景がこの本から読み取れますし、この本で語られている海上護衛失敗と言う経験は、今も確実に日本と言う国の政策に関わっています。
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