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海の都の物語〈1〉―ヴェネツィア共和国の一千年 (新潮文庫) 文庫 – 2009/5/28

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商品の説明

受賞歴

第3回(1981年) サントリー学芸賞・思想・歴史部門受賞

内容紹介

ローマ帝国滅亡後、他国の侵略も絶えないイタリア半島にあって、一千年もの長きにわたり、自由と独立を守り続けたヴェネツィア共和国。外交と貿易、そして軍事力を巧みに駆使し、徹底して共同体の利益を追求した稀有なるリアリスト集団はいかにして誕生したのか。ヴェネツィア共和国の壮大な興亡史が今、幕を開ける。「ルネサンス著作集」中の大作、待望の文庫化、全六冊。

商品の説明をすべて表示する

登録情報

  • 文庫: 235ページ
  • 出版社: 新潮社 (2009/5/28)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4101181322
  • ISBN-13: 978-4101181325
  • 発売日: 2009/5/28
  • 梱包サイズ: 15 x 10.6 x 1.2 cm
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カスタマーレビュー

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 2011年12月28日(水)に団体旅行でヴェネツィアを訪ねた。約20年振りの再訪問となったが、ヴェネツィアはこの度も新鮮に感じられた。言葉にして適切に表せないが、異国情緒も特異ということだろうか。ドゥカーレ宮を見学するうちに、反ヴェネツィア政治犯への厳罰という解説を聞き、一度ヴェネツィアの歴史を読みたいものと思った。今回がその機会になった。ただ「現代でも運河にたらっしぱなしにされているという下水のことを考えると、美しいヴェネツィアの魅力も失せる感じだが、そこはそれ朝夕の潮の流れという、天然の水洗方式がある。」(65頁)

 「元首ピエトロ・オルセオロ二世は、つまりヴェネツィア共和国は、海の上に“高速道路”を建設しようとしたのであった。高速道路には、一定の距離を置いて、ガソリンの給油所がある。故障した車のためには、部品までそろえたちょっとした修理工場まである。(中略)旅行の安全を期し、時間の無駄をはぶくよう配慮されたこの方式を、ヴェネツィア人は、海上で実現したのであった。」(97頁) オルセオロ二世は、元首に就任して十七年後に死んだが、彼の示した方向は、以後ヴェネツィア共和国が滅亡するまでの八百年の間、ヴェネツィア人にとっての基本政略として生き続けたのであった。」(100頁)

 「ちなみに、日本でも使われているマンションという言葉は、ローマ
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形式: 文庫 Amazonで購入
「ローマ人の物語」の塩野氏が、今度はかの水の都ヴェネツィア共和国の1000年に亘る歴史を描きます。
塩野氏は本書を書き進めるにあたって第一話で、「ヴェネツィアという国家を一個の人格として取り扱うつもりでいる。…これが、アンティヒーローの国に徹したヴェネツィアの歴史を書く唯一の方法だ」と論じています。この物語には「ローマ人…」におけるハンニバルやカエサルやクレオパトラやアウグストゥスなど、ヒーローたりうる人物は登場しないのでしょう。それがゆえに、文庫第1巻を読んだだけで、登場人物が少なく時系列的なストーリー性もあまりなく、「ローマ人…」のようにぐいぐい惹きつけていくようなスピード感は感じないことが分かります。どちらかというと評論的な作品といえるでしょうか。
第1巻では、国家誕生の経緯から、第4次十字軍遠征に乗っかるように他国へ進出し、海洋国家としての地位を東地中海に確立するまでを描きます。西暦1世紀に蛮族の侵入から逃れるために海に出たのがヴェネツィアの始まりとは…。そして海軍の整備にしろ近隣国との付き合い方にしろ、とにかく合理的な思想をもつ人々による国家であったことが、さまざまなエピソードをもとに語られます。
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形式: 文庫
1000年にわたって、交易の富で
国を運営していたヴェネチア。
交易の安全を守るために海軍が発達。

十字軍でイスラムとヨーロッパが戦っているときも
イスラム諸国と交易していたため
法王から破門の処分。
さらにはヴェネチアの船に対する海賊行為を
法王が許可するというしまつ。。。

それでも国の独立を保ち続けたヴェネチア・・・
それを壊したのはナポレオン。
話し合った内容を全く守らないというか
守る気のないナポレオン相手では
さすがのヴェネチアも独立を守れなかった。

政治家はいろんな国の歴史をちゃんと知らないといけませんね。
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形式: 文庫
4年前にイタリア旅行をした際に水の都と言われたヴェネチアに2泊滞在した。運河も街並みも聖マルコ寺院もすべてが美しく趣きがあり、同じ古都でもローマやフィレンツィアとは異なる魅力溢れる都であった。

ただ、その折に本書を既に読んでおり、現在は観光が唯一の産業であるヴェネツィアが、8世紀以降約1千年に亘って貿易都市国家として地中海を支配していたことを知っていたなら、その旅は更に感慨深いものがあったであろうと思う。この6巻に亘る大作には、ヴェネツィアという人口10万人程度で始まった小さな都市国家が、かくも長き繁栄を続けることができた理由が、実に生き生きと描かれているからだ。

大きな理由の一つは民主主義と君主制の中間のような独自の政治体制を整えて権力の集中を防ぎ、ヴェネツィアという都市国家の繁栄を守るためにそれを維持し続けたところにある。その結果、ビザンチン帝国、ライバルであるジェノヴァ、そしてオスマントルコ帝国といった強国の間で、経済力と情報網と政治力を駆使して生き抜くことができた。

人口が少なく強力な陸軍を有することができないこの国には理想や夢を語る余力はなく、常に現実主義者として合理的な行動を続ける必要があり、時にはイスラム国と妥協も重ねたため、ローマ法王庁や他国からは非難を受けることも度々であった。ただ、その現実的で合理
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