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海の友情―米国海軍と海上自衛隊 (中公新書) 新書 – 2001/2/1
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- 本の長さ303ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2001/2/1
- ISBN-104121015746
- ISBN-13978-4121015747
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
米国潜水艦事故で日米関係の錯綜した今、時宜を得て現れた本だ。
何者かに導かれつつ書き進んだと著者は語る。扱う物語はまるで本歌取り、登場する語り部も偶然から出会い松明たいまつを受け渡してきた人々で、ここに著者の手で活字に定着されるまで、ストーリーは1本の糸で織られでもしていたかと思わせる。
湾岸戦争後中東に赴いた海上自衛隊の知られざる活動を描く本書大団円は、NHKの人気番組「プロジェクトX」数回分の感動を呼ぶと言ったらいいだろうか。この挿話には伏線がある。朝鮮戦時米軍の要請で出動した日本掃海部隊を巡る話がそれである。
封印されてきた史実を闇から発掘した米国海軍将校が、本書の狂言回しである。後、昭和天皇が井上成美に贈ったカフスボタンを身につけ米国政府勲章授与式に臨むこととなるこの男が見いだしたものこそ本書の主題で、それは熾烈に戦い合った男たちを結ぶ「海の友情」、背筋を伸ばした人同士をつないだ畏敬の念にほかならない。
戦後まだ10年と経ない頃、海上自衛隊の創設からその初期にかけての時期に日米双方でどんな人間同士の交流があったか、著者はくだんの米国人将校に導かれつつ初めて明らかにした。それは激しい敵意を敬意に変えていく改心のドラマである。
米国の首都に立つ硫黄島メモリアルを見、「あのゲッソリと頬の肉を落とした海兵隊の兵士たちの顔にはっとし、それから急に涙が流れてきた」旧日本海軍軍人がいた。像は勝者の凱歌でなく戦いの哀歌を低い声で謳うものだと悟って、この人・内田一臣海上幕僚長の改心は始まる。
内田やその同僚はまた、戦後の日本にわだかまりを抱いて訪れた米国海軍将校たちを深く感化する。こうして、日米関係を根元で支える無名の人々の強固な交流が生まれた。
畏敬の念で結ばれた関係は強い。逆に、苦痛を伴う改革を避けてばかりきた昨今の日本人に、米国人(であれ誰であれ)は頭を垂れるに値する人間像を見いだせまい。両国関係の悪化・希釈化はそこに根因がある。と、そんなことを本書は語っていない。しかしおのずと考えさせる力を持つ。
海の守りにつく男たちの友情を通じてあるべき日本人の姿とは、日米関係とは何か、静かに描破した本だ。作家・阿川弘之氏を持たなければ日本人は旧海軍について無知なまま過ぎただろう。今その息子を得て、知らずに済んではあまりに惜しかっただろう戦後日米の友情がこうして後世に残るのだとは、本書の出現自体因縁めいている。
(日経ビジネス編集委員 谷口 智彦)
(日経ビジネス 2001/05/07 Copyright©2000 ブックレビュー社.All rights reserved.)
-- ブックレビュー社
内容(「BOOK」データベースより)
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1951年(昭和26年)、東京に生まれる。慶応義塾大学法学部中退。米国ジョージタウン大学スクール・オヴ・フォーリン・サーヴィス、ならびにロースクール卒業。ソニー、ギブソン・ダン・クラッチャー法律事務所を経て、現在、慶応義塾大学総合政策学部教授、西村総合法律事務所顧問。著書に『アメリカン・ロイヤーの誕生』(中公新書)、『アメリカが嫌いですか』(新潮文庫)、『変わらぬアメリカを探して』(文芸春秋)、『トクヴィルとアメリカヘ』(新潮社)、『わが英語今も旅の途中』(講談社)、『アメリカが見つかりましたか』(都市出版)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2001/2/1)
- 発売日 : 2001/2/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 303ページ
- ISBN-10 : 4121015746
- ISBN-13 : 978-4121015747
- Amazon 売れ筋ランキング: - 100,369位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 80位その他の軍事関連書籍
- - 441位軍事入門
- - 468位中公新書
- カスタマーレビュー:
著者について

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カスタマーレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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北杜夫と友人だったこともあり、たまに阿川先生の本は楽しく読ませていただいています。
ほぼすべての「アーレイ・バークまとめサイト」は、この本を原典としてるらしく記述がほぼ同様になっています。ちゃんと出典を書かないといけませんよね。
それからですが、トモダチ作戦のバーク艦長はアーレイ・バーク氏の親族ではありません。まとめサイトやyoutubeにはいい加減な解説が多いですが、これは本当にまともな原典です。
今頃、北杜夫先生と空の上で仲良くされていらっしゃるのかな。
ともすればこの手の本はどちらかの国に側に傾きやすく(それも当たり前で、悪いことでもないのですが)鼻につくことも多かったのですが、この本はそのような心配はありませんでした。著者の阿川さんは大の親米家なので当たり前といえば当たり前ですが、日本に対しても深い愛情を抱いておられるのだろうとこの本を読んで感じました。
内容はジェームズ・アワー氏をメインに日米関係に尽力した人物のエピソードを丁寧に紹介しています。
特に、太平洋戦争で戦い一時は反米感情があったにもかかわらず友情への一歩を踏み出した内田一臣氏と、同じく戦争を戦い日本にたいして良い感情をまったく抱いていなかったところから親日家になったアーレイ・バーク氏のエピソードは、読みながら感動してしまいました。なにが素晴らしいって彼らの矜持の高さが!
米海軍と海上自衛隊、双方にたいする好意と尊敬の念を読みながらひしひしと感じられます。それが爽やかな読後感につながっているでしょう。
男同士の友情はこんなにもかっこいいのか!と悔しながら思ってしまいました。
がないと実状が伴わない。
この本は海上自衛隊とアメリカ海軍が個人的な友情をベースにいかに組織も
一体となっているかを表した好著。
ちょっと海上自衛隊を美化しすぎてるんじゃないのと思う点もあるが、
(リムパックでひとり抜群の成績上げているとか、海自のPC-3だけいつもピカピカで新品と間違われるとか)
戦争をした海軍同士は好敵手としてお互い尊敬しあってるなんて描写は男心をくすぐる。
こういうプロどうしの友情って持ちたいねと思うし、そういう友情持てるなんて
うらやましくて、進む道間違ったかなとも思わせてしまう。
日本はアングロサクソンとうまくやっている時は繁栄するっていう法則は本当だな。

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