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![[フィリップ K ディック, 友枝 康子]の流れよわが涙、と警官は言った](https://m.media-amazon.com/images/I/51qTdb4swxL._SY346_.jpg)
流れよわが涙、と警官は言った Kindle版
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言語日本語
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出版社早川書房
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発売日2013/3/29
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ファイルサイズ396 KB
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
三千万人のファンから愛されるマルチタレント、ジェイスン・タヴァナーは、安ホテルの不潔なベッドで目覚めた。昨夜番組のあと、思わぬ事故で意識不明となり、ここに収容されたらしい。体は回復したものの、恐るべき事実が判明した。身分証明書が消えていたばかりか、国家の膨大なデータバンクから、彼に関する全記録が消え失せていたのだ。友人や恋人も、彼をまったく覚えていない。“存在しない男”となったタヴァナーは、警察から追われながらも、悪夢の突破口を必死に探し求めるが…。現実の裏側に潜む不条理を描くディック最大の問題作。キャンベル記念賞受賞。
--このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B00C2R9UV4
- 出版社 : 早川書房 (2013/3/29)
- 発売日 : 2013/3/29
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 396 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 114ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 90,470位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年5月3日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
作品そのものは非常に読みやすく、スラスラ読めます。主人公ジェイソンがひたすら自分探しのサスペンスフルな、事件に巻き込まれる話に終始しています。これに悪役になり切れないバックマン本部長のやり取りが不気味な感じである。ディック流の哲学的アプローチが、存在しない男、を際立たせている。鬼才の衝撃作である。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2017年12月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人気歌手がある事件で昏睡し、目が覚めると知らないホテルにいて、誰も自分の事を覚えていない。という話です。
「あ、これは人気歌手だった事の方が夢だったオチだな」と決めつけましたが違いました。
「なぜこうなったのか」というのが最大の謎だと思うのですが、主人公はあんまり気にしてないというか無気力で、行く先々で女と知り合ってダラダラしてるだけって感じでイマイチ謎解明に話が向かっていきません。
おかしいなと思っていると話は次第にタイトル通り警官の方に移っていき、そのまま投げやりな感じに話が終わってしまいます。
要はこれは、主人公や女たちが語る愛についての話であって、謎はオマケなんですね。
「あ、これは人気歌手だった事の方が夢だったオチだな」と決めつけましたが違いました。
「なぜこうなったのか」というのが最大の謎だと思うのですが、主人公はあんまり気にしてないというか無気力で、行く先々で女と知り合ってダラダラしてるだけって感じでイマイチ謎解明に話が向かっていきません。
おかしいなと思っていると話は次第にタイトル通り警官の方に移っていき、そのまま投げやりな感じに話が終わってしまいます。
要はこれは、主人公や女たちが語る愛についての話であって、謎はオマケなんですね。
ベスト500レビュアー
Amazonで購入
サスペンスフルな導入部、SFらしい見事なアイデア、古いハリウッド映画のようなケレン味たっぷりの展開。映像化されたわけではないのに、映像が頭に焼き付く読後感は、これらがもたらすものでしょう。
でありながら、これは愛についての物語だと作家自身が言う--その通り、愛することそのものの痛み、愛する人を失う喪失の痛みが、痛みをもたらす愛を否定する改良人種との対比でくっきりと描かれています。
そもそも最終行も「愛されている」という言葉で終わっています。
が、この「愛されている」をもたらすきっかけのエピソード自体は、改良人種の利己心による親切、もしくは相手へのいらつきの言葉が結果アドバイスとなったような小さな出来事です。
それを最後に肯定的に示すことで、哀切のトーンが強い後半の描写にもかかわらず、本作をセンチメンタルな甘ったるい作品にすることを防いでいます。
「愛は負けても親切は勝つ」と言ったのは別の作家で、たぶんディックは親切も含めて愛として、受け入れ、肯定したかったのでしょう。この読後感には、珠玉という表現がふさわしいと思います。
でありながら、これは愛についての物語だと作家自身が言う--その通り、愛することそのものの痛み、愛する人を失う喪失の痛みが、痛みをもたらす愛を否定する改良人種との対比でくっきりと描かれています。
そもそも最終行も「愛されている」という言葉で終わっています。
が、この「愛されている」をもたらすきっかけのエピソード自体は、改良人種の利己心による親切、もしくは相手へのいらつきの言葉が結果アドバイスとなったような小さな出来事です。
それを最後に肯定的に示すことで、哀切のトーンが強い後半の描写にもかかわらず、本作をセンチメンタルな甘ったるい作品にすることを防いでいます。
「愛は負けても親切は勝つ」と言ったのは別の作家で、たぶんディックは親切も含めて愛として、受け入れ、肯定したかったのでしょう。この読後感には、珠玉という表現がふさわしいと思います。