先代の圓楽師匠はどうも以前から好きになる事ができなかったのですが、6代目円楽師匠は好きでした。器用な人だとも思います。
しかし、落語協会分裂騒動についての記述が、他の咄家達の書いている共通項目とあまりにも違う事には呆れました。自分の師匠を尊敬し、親より慕うという話はどの咄家も同じです。またそんな師匠に可愛がられたのだから、師匠を守りたい気持ちがあるのは分かります。しかし、嘘を書いてはいけないです。
分裂騒動を、全て圓生の責任のような書き方はどうかと思います。けしかけたのは、5代目圓楽その人じゃないですか。仮にも、圓生の孫弟子ですよ?また、5代目が分裂騒動の後に圓生を追って世話をして、自分のギャラまで渡したということについて、それは真っ赤な嘘だろうとしか言えません。
圓楽襲名披露でも、落語協会の事を批難したような書き方していますが、「考え方が違う」と出て行った「落語三遊協会」ひいては「戻ってきたらどうか?」と言われても戻らなかった「圓楽一門会」に非がありますよ。今更、協会について悪く書かれても…って気持ちになります。
また、圓生が「自信家だった」というエピソードも見方を変えると「圓生は嫌な奴だった」とも捉えられるどっちつかずな内容になってます。5代目のした事を圓生に責任転換してはいけません。
人が嘘を書いても、歴史は嘘をつきません。それを1番知ってるのは円楽師匠じゃないんですか??
テレビで「笑点」を観てる人達だけが、円楽師匠の自伝を読んでるわけでは無いんですよ!
流されて円楽に 流れつくか圓生に (日本語) 単行本 – 2019/10/28
十郎ザエモン
六代目 三遊亭 円楽
(著)
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単行本
¥1,980
獲得ポイント: 20pt
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本の長さ255ページ
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言語日本語
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出版社竹書房
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発売日2019/10/28
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寸法13.8 x 1.8 x 19.6 cm
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ISBN-10480192039X
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ISBN-13978-4801920392
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
初の自伝執筆中、突如訪れた噺家生命の危機!六代目三遊亭円楽が、肺がん、脳腫瘍、二度の大病と、退院直後の母親の死を経て悟った死生観、落語の新境地を初告白!
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
六代目 三遊亭/円楽
本名:会泰通(あいやすみち)。昭和25年(1950)2月8日実は横浜生まれ。東京・両国育ち。昭和45年(1970)4月青山学院大学在学中五代目三遊亭円楽に入門。昭和54年(1979)放送演芸大賞最優秀ホープ賞受賞。昭和56年(1981)1月「にっかん飛切落語会」若手落語家努力賞受賞。3月真打昇進。平成19年(2007)11月から毎年博多・天神落語まつりをプロデュース。平成22年(2010)3月六代目三遊亭円楽を襲名
十郎ザエモン
昭和27年(1952)東京生まれ。昭和43年(1968)都立日本橋高校にて落語研究会所属。昭和51年(1976)獨協大学卒業、レコード会社に入社。平成12年(2000)日本コロムビアにて落語CDを制作開始。平成16年(2004)ゴーラック合同会社設立。落語CDのプロデュースを専門に現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
本名:会泰通(あいやすみち)。昭和25年(1950)2月8日実は横浜生まれ。東京・両国育ち。昭和45年(1970)4月青山学院大学在学中五代目三遊亭円楽に入門。昭和54年(1979)放送演芸大賞最優秀ホープ賞受賞。昭和56年(1981)1月「にっかん飛切落語会」若手落語家努力賞受賞。3月真打昇進。平成19年(2007)11月から毎年博多・天神落語まつりをプロデュース。平成22年(2010)3月六代目三遊亭円楽を襲名
十郎ザエモン
昭和27年(1952)東京生まれ。昭和43年(1968)都立日本橋高校にて落語研究会所属。昭和51年(1976)獨協大学卒業、レコード会社に入社。平成12年(2000)日本コロムビアにて落語CDを制作開始。平成16年(2004)ゴーラック合同会社設立。落語CDのプロデュースを専門に現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 竹書房 (2019/10/28)
- 発売日 : 2019/10/28
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 255ページ
- ISBN-10 : 480192039X
- ISBN-13 : 978-4801920392
- 寸法 : 13.8 x 1.8 x 19.6 cm
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 159,362位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 172位落語・寄席・演芸 (本)
- - 1,310位演劇 (本)
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ベスト100レビュアー
「笑点」でおなじみの六代目三遊亭円楽師匠の自伝である。
生い立ちや先代の圓楽師匠との思い出や様々な落語家たちとの交流などが綴られている。
テレビで観る円楽師匠とは違う、師匠の本当の一面や落語観、人生観などがのびやかな筆致で描かれており、あのにこやかな円楽師匠も結構波乱に満ちた半生を送ってきたのだなあと改めて円楽師匠への敬意を新たにした。
大病を患いながらも変わることなく私達を笑わせてくれる円楽師匠、これからもどうぞお元気で落語に精進してください!
生い立ちや先代の圓楽師匠との思い出や様々な落語家たちとの交流などが綴られている。
テレビで観る円楽師匠とは違う、師匠の本当の一面や落語観、人生観などがのびやかな筆致で描かれており、あのにこやかな円楽師匠も結構波乱に満ちた半生を送ってきたのだなあと改めて円楽師匠への敬意を新たにした。
大病を患いながらも変わることなく私達を笑わせてくれる円楽師匠、これからもどうぞお元気で落語に精進してください!
ベスト1000レビュアー
笑点では、「ブラック」、「友達いない」キャラで笑わせてくれる円楽師匠ですが、実際は清々しい男、ということがよくわかる自伝です。
貧しい家庭で育ったこと、師匠である圓生、圓楽とのエピソード、談志、歌丸との交流など、心にしみるエピソードがさらりと書かれている。また、落語協会脱退の話も、誰かを非難するのではなく、それぞれの事情を理解し、優しい目線で書かれている。 唯一触れてないのが、圓生襲名騒動だけど、微妙な話題なので避けたのだろう。
最後に圓生のお孫さんさんが書いているように、円楽師匠が圓生の名を継いでくれると嬉しいですね。
貧しい家庭で育ったこと、師匠である圓生、圓楽とのエピソード、談志、歌丸との交流など、心にしみるエピソードがさらりと書かれている。また、落語協会脱退の話も、誰かを非難するのではなく、それぞれの事情を理解し、優しい目線で書かれている。 唯一触れてないのが、圓生襲名騒動だけど、微妙な話題なので避けたのだろう。
最後に圓生のお孫さんさんが書いているように、円楽師匠が圓生の名を継いでくれると嬉しいですね。
ベスト500レビュアー
楽太郎の6代目円楽が語る自分の半世紀であり、かつ、師匠の5代目円楽のお話でもあります。
さすがに噺家だけあって、読んでいておもしろいです。
運命に流されて生きてきた、とのことで、飄々とした感じがします。
ただ、ちょっとケチをつけると、これは、どの人も自分を語るときはそうでしょうが、言いにくいことを、きれいごとに変えてしゃべる面があるのではないでしょうか。
というのも、本書では、
「円楽の名前を継いだのは、師匠に言われたから」
とありますが、私は40年ほど前、スキー映画の会で、司会の、まだ若かったころの楽太郎が、
「あたしは10年後には円楽を継いでいますからね」
と言ったのを聞いています。
相当に若いころから、円楽という名跡をねらっていたのだと思います。
もちろん、別段悪いことだと言うつもりはありません。
そのくらいの意欲がないと大成しないでしょうから。
それはともかく、落語ファンなら読んで損のない本です。
さすがに噺家だけあって、読んでいておもしろいです。
運命に流されて生きてきた、とのことで、飄々とした感じがします。
ただ、ちょっとケチをつけると、これは、どの人も自分を語るときはそうでしょうが、言いにくいことを、きれいごとに変えてしゃべる面があるのではないでしょうか。
というのも、本書では、
「円楽の名前を継いだのは、師匠に言われたから」
とありますが、私は40年ほど前、スキー映画の会で、司会の、まだ若かったころの楽太郎が、
「あたしは10年後には円楽を継いでいますからね」
と言ったのを聞いています。
相当に若いころから、円楽という名跡をねらっていたのだと思います。
もちろん、別段悪いことだと言うつもりはありません。
そのくらいの意欲がないと大成しないでしょうから。
それはともかく、落語ファンなら読んで損のない本です。
2020年3月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
元々落語好きで
六代目三遊亭円楽さんの落語も聴いたことがあったため
「自伝があるのなら読んでみたい」という思いで購入しました。
私は落語を知ってまだ10年ほどであり
六代目三遊亭円楽さんの華々しい経歴をほぼ知りませんでした。
そのため
師匠にあたる五代目三遊亭圓楽さんのことももちろん知りませんでした。
「笑点」の司会をなさっていたのを少し見ていたくらいです。
この本を読めば
生い立ちから、入門、下積み、真打昇進、六代目襲名など
六代目円楽さんのこれまでの道筋がよくわかります。
堅苦しい文章ではなく
まるで落語の「まくら」を聴いているかのような文体です。
耳にすんなり入ってくる、わかりやすい文章であるため
とても読みやすいです!
六代目円楽さんの師匠である五代目三遊亭圓楽さん。
さらにその師匠である六代目三遊亭圓生さん。
この本をきっかけに
そのお二方の落語にも興味が湧いたので
有意義な読書となりました!
落語に詳しくない方も
注釈が所々に載っているため予備知識がなくても十分楽しめます。
六代目三遊亭円楽さんのユニークなお人柄を知れるので
「笑点」の視聴者の方には特にオススメの一冊です!
六代目三遊亭円楽さんの落語も聴いたことがあったため
「自伝があるのなら読んでみたい」という思いで購入しました。
私は落語を知ってまだ10年ほどであり
六代目三遊亭円楽さんの華々しい経歴をほぼ知りませんでした。
そのため
師匠にあたる五代目三遊亭圓楽さんのことももちろん知りませんでした。
「笑点」の司会をなさっていたのを少し見ていたくらいです。
この本を読めば
生い立ちから、入門、下積み、真打昇進、六代目襲名など
六代目円楽さんのこれまでの道筋がよくわかります。
堅苦しい文章ではなく
まるで落語の「まくら」を聴いているかのような文体です。
耳にすんなり入ってくる、わかりやすい文章であるため
とても読みやすいです!
六代目円楽さんの師匠である五代目三遊亭圓楽さん。
さらにその師匠である六代目三遊亭圓生さん。
この本をきっかけに
そのお二方の落語にも興味が湧いたので
有意義な読書となりました!
落語に詳しくない方も
注釈が所々に載っているため予備知識がなくても十分楽しめます。
六代目三遊亭円楽さんのユニークなお人柄を知れるので
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