誰かに出会うたびに旅に出るのか、別れるために旅に出るのか。。
この本は、単なる旅行記ではなく、著者が色んな国で出会った人との記録であり、詩的だ。
旅先での出会いは、またすぐ別れる事でもある。
書かれている、チェニジアのある姉妹とのエピソードが特に強く印象に残った。
「また来るのよ」と抱きしめてキスをしてくれた姉妹に、その後会う事なく、著者はその地を後にする。
でも、「後悔はしていない。きっとまた会える」。
人生は旅であり、出会いと別れを日々繰り返す。
しかし、女々しくならず、潔く、振り返る事なく、また新たな一歩を踏み出す勇気の源泉が、この一言に込められていると思った。
また新たな一歩を踏み出す勇気。そんなエピソードに詰まった本。明日へ旅立ち、明日を生きる力をくれる本。お薦めです!!
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