上位の肯定的レビュー
5つ星のうち5.0理解の最上級は当たり前と思うこと
2019年7月5日に日本でレビュー済み
同名著作の文庫版。最初はフィボナッチ数列の自然界の応用に関する理解を深めたいと思って読み始めたが、著者の語り口が軽妙で、全部のページを寝不足になりながら楽しく読んだ。
「理解の最上級は当たり前と思うこと」という著者の話があった。メンデルの法則がなぜ発表から40年間広まらなかったのか、チューリングがなぜ天才的な発明ができたのか、シマウマはなぜ縞模様なのか、どうしてあらゆる植物にフィボナッチ数が関係するのか。全てのテーマに対して読者が当たり前と思えるまで説明してくれる親切さに感動しました。
著者の語り口が軽妙な為、数式が絡む部分も他のページと同じペースで読んでしまいがちになります。自分の理解できるスピードを忘れないように注意!!