ようやく2巻が出たなあと思ったらこれが最終巻でありました。お色気で迫りつつも根は純情で御座いなギャル漫画はたくさんあるのでもういいかなあと思っていた自分も本作は楽しかったのですが、自分がもういいかなあと思っていたギャル漫画は普通に売れているので世の中難しいものです。
河原と三崎の関係はあくまでも上司と部下のそれであり恋愛に発展しそうな感じではなさそうですが、アタマがラブコメに冒されているとついついそういうのを期待してしまうので困ったものですが、自分がね。この二人は43歳と未成年なのでそうなると事案になってしまいますので、同じ職場の気の合う上司と部下としてのほのぼのした関係でいいんじゃないかと思いますね。
最後までそんなに大きなドラマがあるわけでもありませんが、安定してほのぼのして楽しかったですね。私はとても好きな漫画でした。短期で終わった漫画も、大きく話題になる事はなくともちゃんと買って、好きで読んでた読者も居たんですよと作者さんにはお伝えしておきたいですね。
あと蛇足ですが、三崎はギャルだからといってお色気サービスは皆無だし、普通に仕事も出来るし今でもたまに見かけるお茶くみコピーやらせてる時代錯誤描写もないし、終盤で河原が三崎を褒めるときに彼女のいいところとして”容姿”に一切触れないなど様々な配慮は行われているのだからプロットだけ見て「上司が男で部下が女…」とかそういうのは止めてね。
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