この本を読んでみて、都会生まれ都会育ちの橋下さんは田舎という所を全く理解していない事が分かりました。
日本全国に田舎は数あれど、その中で沖縄は最も田舎度の高い所です。沖縄から出た事がなく、人間関係も沖縄の人間としか付き合いがないという沖縄県民は、人を見たらウチナンチュ(沖縄出身者)かそれ以外の人という見方しか出来ません。そして、日常の行動範囲内や自分の肉眼で見える範囲が世界の全てという感覚の人が非常に多い。だから、沖縄本島に住む人々は八重山での中国艦船による領海侵犯などには全く関心なく、別世界の話のように思っています。
実際に八重山の人達はこの件について危機感を抱いていますが、沖縄本島に住む大多数の沖縄県民は何の関心もないとなると、そのうち沖縄県民同志が分裂するのではないかと危惧してしまいます。
他にも、沖縄の半数以上の人間が米軍基地、日米地位協定は問題だと主張しているのを見て、私はてっきり沖縄の人達はこの問題に強い関心を持っているに違いないと思っていました。それなのに平成になって起きた青森県、神奈川県での米兵による殺人事件、広島県で起きた海兵隊員による少女集団レイプ事件など、沖縄の人でこれらの事件について知ってる人に一人も会った事がありません。その上、米兵による悲惨な事件は常に沖縄だけで起っており、自分達だけが被害者だと思い込んでいるようで、沖縄で事件があった時には「また沖縄で事件が起きた。なぜいつも自分達だけが被害を受けなければならないのか?」と集団ヒステリーを起こすのです。
またある沖縄県民は頼みもしないのに米軍基地を押し付けられたと怒っていたので、私は何haほど負担させられているんですか?と尋ねると、その人は急に無言になった。実際は負担や被害などなく、子供の頃から沖縄は被害者という印象を沖縄メディア、教師から刷り込まれたせいで被害者意識を持っていただけだったのです。こんな人が沖縄にはごまんといるのです。
この様な沖縄県民の感覚は、沖縄という属性を持つ人は皆自分の兄弟、家族も同然。沖縄という属性を持つ物、自然等は沖縄県民の共有財産、一人の沖縄県民の悲劇は沖縄全県民の悲劇というものです。ですから、沖縄県民による自然破壊はOKだが、本土の人間、企業による自然破壊はダメ、沖縄女性が受けた悲劇は同情の対象になるが、本土の女性の悲劇には関心がないという矛盾も平気でまかり通るのです。これは典型的な村人の意識、感覚です。
そして、これまでフェイクニュースを流し続け、その上、報道しない自由で重要な事実を隠して沖縄県民を散々騙し続けてきた沖縄タイムス、琉球新報を本土の人間が批判すると、多くの沖縄県民は必死に二紙を庇い、擁護しようとし、嘘をついているのは本土の人間や日本政府で、沖縄二紙が沖縄県民を騙すはずがないと主張し、また、そう信じこもうとします。
多くの県民がこんな風なので、沖縄二紙は騙しても騙しても沖縄県民は自分達を支持してくれると思っています。ですから沖縄二紙のフェイクニュースは無くなりませんし、隠蔽体質も変わりません。
はっきり言ってしまえば沖縄という土地柄は理屈が通じず民主主義が根付かない、沖縄の人にしか分からない村の掟、しきたりが幅を利かせている所です。ここで民主的な何かをするのは無理です。県知事選挙だってまさに村長選挙で、沖縄の選挙では不正、違反が当然の如く行われています。
この本の中で橋下さんは何度も沖縄に通い、沖縄を勉強したと書かれていますが、彼は沖縄でオール沖縄の人間とその支持者くらいにしか会わなかったという事が文脈からしてよく分かりました。
私はそろそろ腹を割った話をすべき時期に来ていると思います。沖縄は"日米"地位協定には関心がなく、沖縄の地位と利益にしか関心がない。そして本土の基地被害にも関心ないと、はっきり言ったらどうか。そして、私が沖縄を見ていて本当に驚くのが沖縄選出の国会議員達で、この人達は米軍基地や日米地位協定は問題だと訴え当選したにも関わらず、本土で米兵が殺人事件、レイブ犯罪を起こしても何の反応も示さないことです。橋下さん、あなたもですよね?ついでに言えば、そもそも沖縄問題を起こし続けたのは橋下さんの同業者の弁護士達。この弁護士達もなぜか本土での事件、事故には何の関心も示しません。更についでに言えば、泥沼化し解決の糸口すら見えなくなった韓国問題を起こしたのも弁護士達。橋下さんも米軍基地を根拠に日本政府にケンカを挑み、沖縄問題を韓国問題の様に泥沼化したいのでしょうか?
結局、誰が県知事になろうが、どんな政策を打ち出そうが、沖縄メディアと沖縄県民の意識が変わらなければ沖縄の再生はありえないという事です。
よって沖縄問題は永遠に続きます。
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沖縄問題、解決策はこれだ! これで沖縄は再生する。 Kindle版
いまある問題を解決させ、沖縄の明るい未来を実現させる画期的なヴィジョンを示した新・沖縄独立宣言!
もし自分が沖縄県知事だとしたら、紛糾している沖縄をどのように政治的に解決するか?
本土の国会議員や日本政府とどう政治的にケンカをするか?
という視点から、「政治」「選挙」「投票」という民主主義の力を使いさまざまな改革を行い、諸課題を解決しながら大阪を実際に動かしてきた著者だからこそ言える、「沖縄問題」を解決するための全ビジョンと政治的戦略・戦術、およびプロセスを明らかにする。
「8年間の政治家時代において、国会議員や日本政府はもとより、あらゆる相手と政治的にケンカをしまくってきた僕の政治的ケンカのやり方がいっぱいつまった本です。
沖縄問題を解決するため、沖縄は本土の国会議員や日本政府とどのように政治的にケンカをしていくべきか、日本のみなさんに向けてはもちろん、玉城デニー沖縄県知事率いる沖縄県庁、そして沖縄県議会への指南書として書いたつもりです。
沖縄県は日本の中で最も可能性に富む地域だと僕は断言したい。
玉城知事・沖縄県庁・沖縄県議会と国会議員・日本政府が一体となって、本書で示した具体的な政治的プロセスで、素晴らしい沖縄を作り上げてほしいです。」(本文より)
もし自分が沖縄県知事だとしたら、紛糾している沖縄をどのように政治的に解決するか?
本土の国会議員や日本政府とどう政治的にケンカをするか?
という視点から、「政治」「選挙」「投票」という民主主義の力を使いさまざまな改革を行い、諸課題を解決しながら大阪を実際に動かしてきた著者だからこそ言える、「沖縄問題」を解決するための全ビジョンと政治的戦略・戦術、およびプロセスを明らかにする。
「8年間の政治家時代において、国会議員や日本政府はもとより、あらゆる相手と政治的にケンカをしまくってきた僕の政治的ケンカのやり方がいっぱいつまった本です。
沖縄問題を解決するため、沖縄は本土の国会議員や日本政府とどのように政治的にケンカをしていくべきか、日本のみなさんに向けてはもちろん、玉城デニー沖縄県知事率いる沖縄県庁、そして沖縄県議会への指南書として書いたつもりです。
沖縄県は日本の中で最も可能性に富む地域だと僕は断言したい。
玉城知事・沖縄県庁・沖縄県議会と国会議員・日本政府が一体となって、本書で示した具体的な政治的プロセスで、素晴らしい沖縄を作り上げてほしいです。」(本文より)
- 言語日本語
- 出版社朝日出版社
- 発売日2019/1/8
- ファイルサイズ16849 KB
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
著者について
1969年生まれ。弁護士。早稲田大学政治経済学部卒業。2008年に大阪府知事、10年に地域政党「大阪維新の会」を創設。
11年に大阪市長に就任。12年に国政政党「日本維新の会」を創設。15年に大阪市長を任期満了で退任。
著書に『体制維新-大阪都』(堺屋太一氏との共著)『橋下徹の問題解決の授業』『政権奪取論 強い野党 のつくり方』『憲法問答』(木村草太氏との共著)がある。
--このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。
11年に大阪市長に就任。12年に国政政党「日本維新の会」を創設。15年に大阪市長を任期満了で退任。
著書に『体制維新-大阪都』(堺屋太一氏との共著)『橋下徹の問題解決の授業』『政権奪取論 強い野党 のつくり方』『憲法問答』(木村草太氏との共著)がある。
--このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
橋下/徹
1969年生まれ。弁護士。早稲田大学政治経済学部卒業。2008年に大阪府知事、10年に地域政党「大阪維新の会」を創設。11年に大阪市長に就任。12年に国政政党「日本維新の会」を創設。15年に大阪市長を任期満了で退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。
1969年生まれ。弁護士。早稲田大学政治経済学部卒業。2008年に大阪府知事、10年に地域政党「大阪維新の会」を創設。11年に大阪市長に就任。12年に国政政党「日本維新の会」を創設。15年に大阪市長を任期満了で退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B07MC6ZCJW
- 出版社 : 朝日出版社 (2019/1/8)
- 発売日 : 2019/1/8
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 16849 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 215ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 168,217位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- - 165,900位Kindle本
- カスタマーレビュー:
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2019年1月31日に日本でレビュー済み
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2019年1月17日に日本でレビュー済み
沖縄出身の者ですが、沖縄問題の薄い表面しか見えていないのが残念です。
強い違和感を感じるのが、沖縄独立を軽々しく提言することです。
「本当は独立するかどうかではなく、独立の覚悟と気迫を示す」とは意味不明です。
沖縄県民は日本人としての自覚をもっているので、そのような覚悟は不可能です。
まずは、大阪で独立投票を成功させてから沖縄に提言していただきたい。
沖縄が独立の意思を示しただけで、チャイナはそれを口実としていろいろ口をだしてきますし、本土からはやはり沖縄は日本ではないんだという認識が広まり、永遠の禍根を残します。
強い違和感を感じるのが、沖縄独立を軽々しく提言することです。
「本当は独立するかどうかではなく、独立の覚悟と気迫を示す」とは意味不明です。
沖縄県民は日本人としての自覚をもっているので、そのような覚悟は不可能です。
まずは、大阪で独立投票を成功させてから沖縄に提言していただきたい。
沖縄が独立の意思を示しただけで、チャイナはそれを口実としていろいろ口をだしてきますし、本土からはやはり沖縄は日本ではないんだという認識が広まり、永遠の禍根を残します。
2019年2月10日に日本でレビュー済み
橋下さんまともな人だと思っていたんですが、
これではゴリゴリの左翼の発想じゃないですか。
同じ国民の沖縄人に対して対立を促すような過激思想を感じます。
国家を分断するような論調を流布するのはやめていただきたいです。
これではゴリゴリの左翼の発想じゃないですか。
同じ国民の沖縄人に対して対立を促すような過激思想を感じます。
国家を分断するような論調を流布するのはやめていただきたいです。
2019年1月30日に日本でレビュー済み
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沖縄の事、しらないで書いてますね、
沖縄は海、空が綺麗だからいいんです。
それが沖縄の空気感です。別にヒト、モノ
カネが動かなくてもいいんです。ニュージーランドのような、自然の好きなヒトが来てくればいいんです。観光客の数を目標にする必要はありません。沖縄の文化を大切にすればいいんです、経済発展はいりません、
自然を壊さない米軍基地のあり方を考えましょう。辺野古を埋め立てるより、伊良部空港をセレブ相手の空港は中止して、米軍基地にしたらいいと思う、地政学にも中国に近い
いくら屋良知事時代に取り決めがあると言っても安倍さ、菅さんなら強引になんとかするでしょう、橋下さんは他の政治家とは違うと思いますが、自分の政策の自慢多くて後半は、パラパラと読みました。解決策になってないですね。橋下さんには注目してるので
少し期待はずれでした。
沖縄は海、空が綺麗だからいいんです。
それが沖縄の空気感です。別にヒト、モノ
カネが動かなくてもいいんです。ニュージーランドのような、自然の好きなヒトが来てくればいいんです。観光客の数を目標にする必要はありません。沖縄の文化を大切にすればいいんです、経済発展はいりません、
自然を壊さない米軍基地のあり方を考えましょう。辺野古を埋め立てるより、伊良部空港をセレブ相手の空港は中止して、米軍基地にしたらいいと思う、地政学にも中国に近い
いくら屋良知事時代に取り決めがあると言っても安倍さ、菅さんなら強引になんとかするでしょう、橋下さんは他の政治家とは違うと思いますが、自分の政策の自慢多くて後半は、パラパラと読みました。解決策になってないですね。橋下さんには注目してるので
少し期待はずれでした。
2019年2月14日に日本でレビュー済み
今まで巧みな手法で国民の注目を浴びてきたが、しばらくの政界ブランクによる影響なのか論調にかなりの陰りが見られる。そして、そもそも日本人としての拘りがなかった部分がハッキリと現れてしまった。残念である。私は沖縄県民ですが、出来もしないし責任も取れないようなことを軽々しく言わないでほしいと思いました。