いやー面白かった!
※作品のレビューは以上です。ここからはただのガリレオオタクの話になります。
2007年に始まったドラマ「ガリレオ」(もうそんな前!!)。福山雅治さんが演じた湯川先生がブームになりましたね。僕もハマってみてました。いや、ハマったなんてもんじゃないですね。もう夢中でした。原作もこのときに読み始めました。
以来、ここまでこのシリーズの新刊が出るたびに欠かさず読んできました。
作品の中で繰り広げられる場面は、もう完全に湯川=福山さんで台詞をしゃべってました。こういうガリレオファンはきっとたくさんいるはず。
もうガリレオといえば福山雅治!というイメージが完全に出来上がってしまっていますよね。
さて、そんなイメージにとらわれてしまったのは、実はぼくら読者だけではありませんでした。そう。原作者の東野圭吾先生でさえも。笑
「福山さんのイメージになってしまう」と何かでおっしゃっているのを見たのか聞いたのかした覚えがあります。
なんなら作中で(「聖女の救済」だったかな?)、内海がiPodで福山雅治の曲を聴いているみたいなシーンまでいれちゃったり。
読んでるこっちもまぁ、新作が出るたびに「福山感」を探していました。たしかに。でも、ドラマのように「実に面白い」とか「フレミングの手のポーズ」とかはしてなかったわけですよ。原作湯川は。
で今回の「沈黙のパレード」。
完全にドラマに寄せてるだろッ!わざとやってるだろッ!
みたいなシーンがいくつかあります。
ちょっとネタバレになっちゃいますが、、、、
さすがに数式を書きなぐるシーンはないけれど、「実に面白い」言うわ「フレミングの手のポーズ」するわ、なんならギターまで弾いてしまう始末。ギターですよ。それはもう“福山雅治のためのシーン”ですよ東野さん。
湯川と薫のやりとりも、“ドラマ寄り”というか、ちょっとくだけた口調の薫になったりとかしてて、笑っちゃうようなやりとりとか。
これはもう東野先生側からの「ガリレオまたやんなよ」っていうサインじゃないかと感じざるを得ません。笑
でこれは僕の勝手な妄想ですが、この「沈黙のパレード」は映画よりドラマがいいんじゃなかな。
前後編で二夜連続のスペシャルドラマにするとか。
で、「禁断の魔術」を映画で、みたいな。
もう福山ガリレオはやらないんじゃないかなって思ってましたけど、これを読んだらまた見たくなったし、またやるなって確信しました。東野先生もなんとなくそれを望んでるんじゃないかなって。
次映像化されるなら、やっぱり内海薫=柴咲コウさんにまた出て欲しいですね。
2013年の第2シリーズ第1話にて、オクラホマに旅立つ薫に、餞別と称しケースに入ったゲルマニウムの塊をドヤ顔で渡し、
「その結晶構造はダイヤモンド構造だぞ?」
というアレ。アレはプロポーズだったのかどうか。あれから二人はどうなったのか。それがずっと気になっているから、そこを描いて欲しい・・・笑
沈黙のパレード (日本語) 単行本 – 2018/10/11
東野 圭吾
(著)
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本の長さ448ページ
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言語日本語
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出版社文藝春秋
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発売日2018/10/11
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寸法13.5 x 2.7 x 19.5 cm
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ISBN-104163908714
-
ISBN-13978-4163908717
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
突然行方不明になった町の人気娘が、数年後に遺体となって発見された。容疑者は、かつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男。だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。さらにその男が堂々と遺族たちの前に現れたことで、町全体を憎悪と義憤の空気が覆う。秋祭りのパレード当日、復讐劇はいかにして遂げられたのか。殺害方法は?アリバイトリックは?超難問に突き当たった草薙は、アメリカ帰りの湯川に助けを求める。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
東野/圭吾
1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒業。85年、『放課後』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年、『秘密』で日本推理作家協会賞、2006年、『容疑者Xの献身』で直木賞、12年、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で中央公論文芸賞、13年、『夢幻花』で柴田錬三郎賞、14年、『祈りの幕が下りる時』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒業。85年、『放課後』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年、『秘密』で日本推理作家協会賞、2006年、『容疑者Xの献身』で直木賞、12年、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で中央公論文芸賞、13年、『夢幻花』で柴田錬三郎賞、14年、『祈りの幕が下りる時』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2018/10/11)
- 発売日 : 2018/10/11
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 448ページ
- ISBN-10 : 4163908714
- ISBN-13 : 978-4163908717
- 寸法 : 13.5 x 2.7 x 19.5 cm
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 4,493位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 39位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- - 54位直木賞受賞(126-150回)作家の本
- - 284位文芸作品
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年12月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
途中までは非常に楽しく寝るのも勿体ないと思っておりましたが、読み終えた後はしばしの茫然自失状態でした(笑)。
・被害者さん、あなた自分の事しか考えてない。(申し訳ないけど殺されても同情しかねると思ってしまいました。)支えて貰った恩も礼儀も忘れ、挙句それを重いって・・・。どんだけ阿呆なのか。普通に育った18歳ならば、最低限のマナー・礼儀・覚悟はどういうものかきちんと分かるはずです。
・被害者父、ほぼ無料でレッスンさせて貰っておきながら「母になれて幸せだったと思う・・・」。あなたも阿呆なのか。あなた方がきちんと被害者の躾をして来なかったからこんな周りに迷惑かけても平気な、むしろ自分さえ良ければよい娘が出来上がってしまったのでは無いのか!!いくら娘を殺された家族といえどもやはり同情できません。
・被害者母、「妊娠してると分かった時、娘に相談もされず母親として情けない」って・・・後悔するのはそこですか!?揃いも揃って阿呆なのか。こんな大事な時期に恋にうつつをぬかしそれを注意されたら逆ギレし嘘までついて男と会ってた挙句、避妊もせず妊娠していたんですよ。もうこの両親から生まれたんだからそりゃ、被害者みたいな娘に育ちますよね~という典型的な今どき家族。
・被害者妹、敬語すら知らないのか・・・。姉妹とも品性下劣。
被害者が妊娠しそれを両親に相談できていたならば、事件には巻き込まれなかったかもしれません。しかしおそらく歌手になる夢は諦め、散々お世話になった新倉夫妻にいとも簡単に家族そろって「辞める。」と言うのでしょう。新倉夫妻がそれを引き留めようとしたもんなら「パワハラ」だの「セクハラ」だの騒ぎ立てるのでしょう。
もしかしたら並木祖父母まで現れ、「孫の人生なんだから好きに生きて何が悪い」「指導者の発言が負担になったから歌手になれず妊娠したんだ」「ストレスに気づいてあげられなかった指導者の責任」なんて言い出しそうな家族です(笑)。
読み終えてすこし時間が経った今は、指導者への敬意も恩も礼儀も忘れた、「選手ファースト」の意味を履き違えた、人として非常に残念な人間たちの物語を書きたかったのかな?・・・だとしたら少し納得さすが東野先生?と思えてきました。
ところで、増村さんはどうなったのでしょう??彼は並木一家のような今どき残念家族では決してないので、増村さんのその後が読みたかったです。
・被害者さん、あなた自分の事しか考えてない。(申し訳ないけど殺されても同情しかねると思ってしまいました。)支えて貰った恩も礼儀も忘れ、挙句それを重いって・・・。どんだけ阿呆なのか。普通に育った18歳ならば、最低限のマナー・礼儀・覚悟はどういうものかきちんと分かるはずです。
・被害者父、ほぼ無料でレッスンさせて貰っておきながら「母になれて幸せだったと思う・・・」。あなたも阿呆なのか。あなた方がきちんと被害者の躾をして来なかったからこんな周りに迷惑かけても平気な、むしろ自分さえ良ければよい娘が出来上がってしまったのでは無いのか!!いくら娘を殺された家族といえどもやはり同情できません。
・被害者母、「妊娠してると分かった時、娘に相談もされず母親として情けない」って・・・後悔するのはそこですか!?揃いも揃って阿呆なのか。こんな大事な時期に恋にうつつをぬかしそれを注意されたら逆ギレし嘘までついて男と会ってた挙句、避妊もせず妊娠していたんですよ。もうこの両親から生まれたんだからそりゃ、被害者みたいな娘に育ちますよね~という典型的な今どき家族。
・被害者妹、敬語すら知らないのか・・・。姉妹とも品性下劣。
被害者が妊娠しそれを両親に相談できていたならば、事件には巻き込まれなかったかもしれません。しかしおそらく歌手になる夢は諦め、散々お世話になった新倉夫妻にいとも簡単に家族そろって「辞める。」と言うのでしょう。新倉夫妻がそれを引き留めようとしたもんなら「パワハラ」だの「セクハラ」だの騒ぎ立てるのでしょう。
もしかしたら並木祖父母まで現れ、「孫の人生なんだから好きに生きて何が悪い」「指導者の発言が負担になったから歌手になれず妊娠したんだ」「ストレスに気づいてあげられなかった指導者の責任」なんて言い出しそうな家族です(笑)。
読み終えてすこし時間が経った今は、指導者への敬意も恩も礼儀も忘れた、「選手ファースト」の意味を履き違えた、人として非常に残念な人間たちの物語を書きたかったのかな?・・・だとしたら少し納得さすが東野先生?と思えてきました。
ところで、増村さんはどうなったのでしょう??彼は並木一家のような今どき残念家族では決してないので、増村さんのその後が読みたかったです。
2018年10月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
東野圭吾はとても好きな作家で、ほとんどの作品を読んでいますが最近は作品によってクオリティに随分と落差があるように感じて、発売日の購入は見送ることも多くなっていました。
本作はガリレオシリーズということで、久々に発売日に購入しました。ネタバレになるので詳細は控えますが、これぞ東野圭吾というクオリティに仕上がっていると思います。スケールの大きなストーリーなので、おそらく映画化されるのではないかなと思いますが、真夏の方程式や容疑者Xの献身のように丁寧に映像化してほしいですね。
まだまだガリレオシリーズ続きそうですので、次回作も期待しています!
本作はガリレオシリーズということで、久々に発売日に購入しました。ネタバレになるので詳細は控えますが、これぞ東野圭吾というクオリティに仕上がっていると思います。スケールの大きなストーリーなので、おそらく映画化されるのではないかなと思いますが、真夏の方程式や容疑者Xの献身のように丁寧に映像化してほしいですね。
まだまだガリレオシリーズ続きそうですので、次回作も期待しています!
2018年11月3日に日本でレビュー済み
うーん、なんか大絶賛のようですが、自分的にはイマイチでした。
要は、
———————————————
・沙織:「清らかで天使のような歌姫」でも何でもなく、ありがちな「恋愛事にハマると周りが全く見えなくなる&基本的には自己中」な若いコでした
・沙織の彼氏:「誠実で真面目な好青年」かもしれんけど、高校生の女の子を口説いてやっちゃって妊娠させて。おまけに、そのコがメチャメチャ大切な時期にあるって知ってて、なのに結婚の話まで出しちゃう猛突直情タイプ
———————————————
この二人の身勝手な言動と行動が、大勢の人間の人生を狂わせたってことですよね。
肝心の科学的トリックも、今回のは今ひとつ地味です。なので、ガリレオシリーズに思い入れが無い人が読むと、単なる「えっらい後味悪い」な話なんじゃないでしょうか。
湯川先生を始めとしたレギュラーたちは相変わらず良いキャラ揃いだし、黒い結末も嫌いじゃないのですが・・・満足度は今ひとつでした。
というわけで、星3つとさせていただきます。
それにしても、読み終えてみると、沙織が彼氏から初めてプレゼントをもらった時の「彼氏への物言い(デートの誘い方)」がすでに、「この子は清らかな天使ちゃんキャラじゃないよ」という伏線になってたような気がしないでもありません。
沙織があのまま結婚して子供を産んで、それで「育児が想像をはるかに超えた大変さで神経まいっちゃって、旦那の稼ぎも思ったより悪くて〜」みたいな展開になったら、沙織って「あのまま歌を続けてれば・・・結婚なんてしなきゃよかった!!」みたいなことを言い出しそうですよね 笑
要は、
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・沙織:「清らかで天使のような歌姫」でも何でもなく、ありがちな「恋愛事にハマると周りが全く見えなくなる&基本的には自己中」な若いコでした
・沙織の彼氏:「誠実で真面目な好青年」かもしれんけど、高校生の女の子を口説いてやっちゃって妊娠させて。おまけに、そのコがメチャメチャ大切な時期にあるって知ってて、なのに結婚の話まで出しちゃう猛突直情タイプ
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この二人の身勝手な言動と行動が、大勢の人間の人生を狂わせたってことですよね。
肝心の科学的トリックも、今回のは今ひとつ地味です。なので、ガリレオシリーズに思い入れが無い人が読むと、単なる「えっらい後味悪い」な話なんじゃないでしょうか。
湯川先生を始めとしたレギュラーたちは相変わらず良いキャラ揃いだし、黒い結末も嫌いじゃないのですが・・・満足度は今ひとつでした。
というわけで、星3つとさせていただきます。
それにしても、読み終えてみると、沙織が彼氏から初めてプレゼントをもらった時の「彼氏への物言い(デートの誘い方)」がすでに、「この子は清らかな天使ちゃんキャラじゃないよ」という伏線になってたような気がしないでもありません。
沙織があのまま結婚して子供を産んで、それで「育児が想像をはるかに超えた大変さで神経まいっちゃって、旦那の稼ぎも思ったより悪くて〜」みたいな展開になったら、沙織って「あのまま歌を続けてれば・・・結婚なんてしなきゃよかった!!」みたいなことを言い出しそうですよね 笑
2019年4月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
東野先生の作品としては、面白さあり、どんでん返しあり。犯人を出してのフーダニット、殺人のやり方ハウダニットを交えて、よく考えられています。ただ、多くの読者が指摘しているように、それはやってはいけないご都合主義なのではと思えるシーンがいくつかあって、読了後に、素晴らしいとは少し思えなくーー辛口の星数になりました。
殺すために液体窒素ボンベを運ぶのに、パレードで使う箱型の台車を使う。パレードで使われるのだから、どんなものでも都合のいいものは出せるよなと。女性が倒れて頭を打ち、実は死んでいなかった、髪につけていたバレッタに血痕が付いていなかったから…などなど。
切れ味は今ひとつだった。人物の造形も甘いのでは。次作に期待。
殺すために液体窒素ボンベを運ぶのに、パレードで使う箱型の台車を使う。パレードで使われるのだから、どんなものでも都合のいいものは出せるよなと。女性が倒れて頭を打ち、実は死んでいなかった、髪につけていたバレッタに血痕が付いていなかったから…などなど。
切れ味は今ひとつだった。人物の造形も甘いのでは。次作に期待。
ベスト500レビュアーVINEメンバー
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冒頭のツカミ(謎の導出)の部分がまずは素晴らしかったものの、読んでいて単なる倒錯推理小説かと思い、やや読むペースが落ちたが、ラストに待ち受けていた驚愕の真相で一気に寄り切られた感じ。謎解きと人情味を含む人間ドラマ、そして「ガリレオ」湯川たちの魅力などなど、今回も大いに堪能させてくれました。一点、並木沙織の人物造型が若干どうかなというところもあり、正確には星4.7くらいなのですが、まあ星5.0ということで(笑)。(トリビア=201頁に出てくるアエラモルトの「アードベッグ」(Ardbeg)ですが、「ガリレオ」(Galileo)という銘柄があります。)