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氷壁 (新潮文庫) 文庫 – 1963/11/7
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そのザイルが切れたとき、男と女の新たなドラマが始まった。
前穂高の難所に挑んだ小坂乙彦は、切れる筈のないナイロン・ザイルが切れて墜死する。小坂と同行し、遭難の真因をつきとめようとする魚津恭太は、自殺説も含め数々の憶測と戦いながら、小坂の恋人であった美貌の人妻・八代美那子への思慕を胸に、死の単独行を開始するが……。
完璧な構成のもとに、雄大な自然と都会の雑踏を照応させつつ、恋愛と男同士の友情をドラマチックに展開させた傑作長編。
本文より
魚津はザイルをたぐった。ザイルはそれ自身の重さだけを持ってずるずる高処から岩肌を伝わって彼の手許にたぐり寄せられて来た。(略)
ザイルの全部が手許に来て、すり切れたように切断されているその切口を眼にした時、魚津の心を改めて、言い知れぬ恐怖が襲いかかって来た。小坂乙彦は落ちたのである。どこへ落ちたか判らなかったが、とにかくAフェースの上部から渓谷の深処へ墜落したのである。
「コ、サ、カ」(本書124ページ)
本書「解説」より
この劇的な基軸は、さらに一般化すれば、自然対人間、永遠対歴史あるいは一国の運命といった形に広げて考えることが出来るものであり、事実井上氏の諸作をつらぬく根本的な主題は、これ以外のものではない。自然と人間との、また永遠と個人の生命との触れ合いの緊迫した一瞬を、描きとめることに、この作家のたゆまぬ多産な制作行為の中核が存する。
――佐伯彰一(文芸評論家)
井上靖(1907-1991)
旭川市生れ。京都大学文学部哲学科卒業後、毎日新聞社に入社。戦後になって多くの小説を手掛け、1949(昭和24)年「闘牛」で芥川賞を受賞。1951年に退社して以降は、次々と名作を産み出す。「天平の甍」での芸術選奨(1957年)、「おろしや国酔夢譚」での日本文学大賞(1969年)、「孔子」での野間文芸賞(1989年)など受賞作多数。1976年文化勲章を受章した。
- 本の長さ640ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1963/11/7
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101063109
- ISBN-13978-4101063102
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登録情報
- 出版社 : 新潮社; 改版 (1963/11/7)
- 発売日 : 1963/11/7
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 640ページ
- ISBN-10 : 4101063109
- ISBN-13 : 978-4101063102
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 28,231位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について

(1907-1991)旭川市生れ。
京都大学文学部哲学科卒業後、毎日新聞社に入社。戦後になって多くの小説を手掛け、1949(昭和24)年「闘牛」で芥川賞を受賞。1951年に退社して以降は、次々と名作を産み出す。
「天平の甍」での芸術選奨(1957年)、「おろしや国酔夢譚」での日本文学大賞(1969年)、「孔子」での野間文芸賞(1989年)など受賞作多数。1976年文化勲章を受章した。
カスタマーレビュー
お客様のご意見
お客様はこの小説について、以下のように評価しています: 自然描写や表現力が高く評価されており、美しい日本語を久しぶりに読んだような印象を与えています。また、劇的で面白いという声もあります。男女の恋愛を描いた一気に引き込まれる作品だと感じており、文学的な魅力があると感じているようです。 一方で、内容については意見が分かれています。一部のお客様は「物語が深くない」「波乱にとんでいて中だるみ」といった指摘があります。 全体的に、読みやすさと文章力が素晴らしいと高く評価されています。 一方で、あらすじが完全なネタバレであることや、本の裏表紙に記載されているあらすじが完全なネタバレであることなど、いくつかの問題点があるようです。
お客様の投稿に基づきAIで生成されたものです。カスタマーレビューは、お客様自身による感想や意見であり、Amazon.co.jpの見解を示すものではありません。
お客様はこの小説の描写を高く評価しています。自然描写が美しく、表現力が高く、美しい日本語を久しぶりに読んだような印象を受けています。また、登場人物たちの心の葛藤や立ち居振る舞いが清々しく凛としていて好感が持たれているようです。一方で、高校時代の設定については違和感を感じており、男目線から描かれている点が残念だと指摘されています。
"...井上靖さん、悪い人いないつうか、善人で、 特に女性は良い人だから、男の人もみんな良い人。自然描写とかが素敵だけど、少ない? 街の中での風景やドラマとかも多い、気がします。" もっと読む
"穂高は登ったことがあるので情景が浮かび、読んでいて面白かったです。ただ、少し暗いですね。" もっと読む
"先日初めて上高地に行き、30年前に読んだ氷壁を思い出し、再度読みました。舞台は昭和30年、今から60年前の物語で、少々、時代錯誤は感じますが、日本語の美しさ、また穂高、上高地の自然描写とあいまって、心洗われます。しかし、内容は波乱にとんでいて、長編ですが思わず一気に読んでしまいました。" もっと読む
"懐かしいスタイルの本でした。とても読みやすく、面白かったです。少し古典的な、少し前の日本人の感性が懐かしく思い出されました。文学って大切ですね。" もっと読む
お客様はこの作品について、面白いと評価しています。ザイルやナイロン事故の現実がいろいろで劇的だと感じています。また、穂高山はハイキング気分で行くべき場所ではないという指摘もあります。
"ザイル、ナイロン事故の話は現実のがいろいろで劇的だと思った。 穂高はやはり怖い、ハイキング気分で行ってはいけないところ、だと思う。 登山家の主義つうか友情、恋愛の人間ドラマ。..." もっと読む
"穂高は登ったことがあるので情景が浮かび、読んでいて面白かったです。ただ、少し暗いですね。" もっと読む
"滑落事故を中心に、主人公を取り巻く人々の人間関係や心理の描写が細かく描かれていて、読み飽きず楽しめました。 最後の落石のシーンが心に残ります。" もっと読む
"実際に起こった山岳事故から、ザイルという視点で扱った事故の真実、男女の恋愛を描いた一気に引き込まれる作品であった。" もっと読む
お客様はこの小説について、素晴らしいと評価しています。昭和の世相をよく描写しており、上高地・穂高の登山道とのリンクが懐かしく興味深く楽しめると感じています。文学の大切さを感じており、暑い夏の夜にもかかわらず読み終えたという感想があります。
"懐かしいスタイルの本でした。とても読みやすく、面白かったです。少し古典的な、少し前の日本人の感性が懐かしく思い出されました。文学って大切ですね。" もっと読む
"...小説自体が昭和の世相をよく著していて、なお且つ上高地・穂高の自分の中のイメージが登山で歩いた道とリンクし、懐かしくまたとても興味深く楽しむことが出来ました。特に後半は「コレどうなるんだ?早く教えてくれ'」という感じで一気に読むことができました。..." もっと読む
"暑い夏の今宵、たった今「氷壁」を読み終えました。 すばらしい本に出会えた感謝の気持ちと、もっと早く出会いたかったという2つの思いに捕らわれています。 山自身は意図的に美しくなろうと思ってはおらず、自然にたたずむ純粋さを人間が美しいと感じるのだと思います。..." もっと読む
"小説として、凄い。..." もっと読む
お客様はこの小説の読みやすさを高く評価しています。登山をされない方でも読みやすいと感じています。また、文章が素晴らしいと感じているようです。
"兎に角ザイルのはなし。物語が深くない。読みやすく文章は素晴らしい。おすすめはできないかn" もっと読む
"文章力はさすがだ。読み始めてぐいぐい読める。 内容は最近テレビドラマに使われているネタ。 主人公は山でパートナーを亡くす。 パートナーが恋慕していた魅惑の人妻が、今度は主人公を翻弄する。 この辺りは恋愛小説といっても良い。..." もっと読む
"懐かしいスタイルの本でした。とても読みやすく、面白かったです。少し古典的な、少し前の日本人の感性が懐かしく思い出されました。文学って大切ですね。" もっと読む
"...私自身今まで登るだけでしたが、これからはその山にまつわる小説等があれば目を通してから登っていこうと思いました。登山をされない方でも読みやすい小説だと思います。" もっと読む
お客様はこの小説の内容について意見が分かれています。一部のお客様は、内容について波乱にとんでいて読みやすく、文章も素晴らしいと評価しています。一方で、中盤でハーネス事件を引っ張りすぎてやや中だるみになる点や、本の裏表紙に書かれているあらすじが完全なネタバレであることなど、全体的に満足度が低いようです。
"...1955年くらいが舞台だけれど、人の心はさほど変わらない。 大傑作。自分は、井上靖のうまみを全然知らなかったことに気がついた。もっと読もう。" もっと読む
"兎に角ザイルのはなし。物語が深くない。読みやすく文章は素晴らしい。おすすめはできないかn" もっと読む
"...結末は書きませんが、登場人物たちの心の葛藤や立ち居振る舞いが清々しく、凛としていてとても良かったです。また自分が実際に歩いた風景が随所に出てくるので、楽しめました。 登山をされる方はいずれ上高地・穂高を目指すことになると思います。..." もっと読む
"...ピュアに山に生きたい主人公と社会とのズレが、「主人公不在な小説」としてここに投影されているようです。5つ星ではない理由は、中盤でハーネス事件を引っ張りすぎてやや中だるみな点だけです。" もっと読む
イメージ付きのレビュー
あまりに状態がひどくて驚きました。
上位レビュー、対象国: 日本
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- 2024年9月6日に日本でレビュー済みAmazonで購入穂高行きを前に、何か関連する小説を、と検索していたら出てきた。破格の古本をポチッたが読む分には問題なし。
井上靖は、自伝もの、歴史ものはいくつか読んでいたが、「氷壁」のような中間小説と呼ばれる一群は初めて。
登山と東京での生活の対比、男女の思いの差、完璧な構成、500ページを一気に読んでしまった。
1955年くらいが舞台だけれど、人の心はさほど変わらない。
大傑作。自分は、井上靖のうまみを全然知らなかったことに気がついた。もっと読もう。
- 2024年7月8日に日本でレビュー済みAmazonで購入何度も読み返しをしないので、私にはぴったりでお得なお値段でした。
本も経年劣化はしていますが、読むのには支障ないです。
- 2024年8月1日に日本でレビュー済みAmazonで購入上高地に旅行に行った時に読みたくなり電子版で購入しました。書かれたのが昭和なので文書の所々に歴史を感じますが、これが逆にとても味わい深く凄くいいです。
上高地で本に登場する場所を巡るのも楽しいですね。
さわんどのバスターミナルに行くと、氷壁で描かれた当時のさわんどの写真が飾ってあります。その写真をみてみるととても本で描かれている様子が目に浮かびます。
あとはやっぱり徳沢園や釜トンネルなどでしょうか。
映画化、ドラマ化されているのでどちらもみなくなりました。
- 2023年9月26日に日本でレビュー済みAmazonで購入ナイロンザイル事件の正義がどこにあるかを世間に知らしめ、ナイロンザイルの被害者をこれ以上出さないために書かれたものです。
すでに判決は出て法的には解決していましたが、まだまだ世間にはナイロンザイルのメーカー側が広めた事件に対する誤解が蔓延っており、ナイロンザイルを妄信する風潮がありました。
この美しい小説が大ヒットすることによって、世間はようやくナイロンザイル事件を正しく認識することができたのです。
- 2018年12月4日に日本でレビュー済みAmazonで購入兎に角ザイルのはなし。物語が深くない。読みやすく文章は素晴らしい。おすすめはできないかn
- 2022年7月19日に日本でレビュー済みAmazonで購入気軽に登れる山から本格的な山のコースがユーザーの登山データーもとに細かく収録されていて自分にあったコースをみつけることができる。
- 2023年9月23日に日本でレビュー済みAmazonで購入ザイル、ナイロン事故の話は現実のがいろいろで劇的だと思った。
穂高はやはり怖い、ハイキング気分で行ってはいけないところ、だと思う。
登山家の主義つうか友情、恋愛の人間ドラマ。
井上靖さんとしたらクライミングとか山登りを勉強して連載した小説で、素敵です。
井上靖さん、悪い人いないつうか、善人で、
特に女性は良い人だから、男の人もみんな良い人。自然描写とかが素敵だけど、少ない?
街の中での風景やドラマとかも多い、気がします。
- 2021年3月20日に日本でレビュー済みAmazonで購入コロナで閉じこもっているので北アルプス登山のYoutubeを見ていたら、そういえば、氷壁という井上靖著の名作があったなと思いだし、一気に読んだ。時代が変わり、登山用具は進歩したが、本の名作は不変である。

