最近では常識になってきている食と健康の関係性について、先駆けて一早くから研究されている著者の整理された思考が、本書の内容に詳しくも、優しく丁寧、明解に記されていると思う。
特記すべきは、著者が「大腸内視鏡の第一人者」であって、その点において他の栄養研究とは一線を画す。
「腸の健康」から導き出された「食事健康法」である。腸は人体の原初であり要であることも考えると説得力がある。
濃密な内容を非常にシンプルに整理されており理解しやすい。また、具体的で実践しやすくまとめられている。実際の食材選びについての解説なども痒い所に手が届く。
本書の構成は、食材について基本になる「水」「塩」「砂糖」「油」を取り上げて、最後に「著者の実践方法」も開示されている。非常に読みやすくまとめられており、読み手を意識されている。著者と校正の意識の高さがうかがわれる。
腸内の直接の観察によって長年研究を重ねてこられ、自ら実践して実証されており、説得力が違うと感じる。細胞から体および精神をも健康に導くその内容のイメージだけでも心身が整いそうな錯覚になった。
今実践していることを再点検して、さらに実践していこうという気持ちになりました。
入門書として、また今までの点検としても一読してよいと思いました。
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