私自身毒親の元で育ち、それについては「貧困脱出マニュアル」(飛鳥新社)という著書と「毒父の家」(サンクチュアリ出版)という訳書で詳述した通りです。
本書の中に何人も登場しますが、「完全な毒親」というのはある意味簡単に割り切れて、ためらいなく切り捨てられますので気が楽なのです。問題がこじれてくるのは「毒親とは言い切れないが間違いなく一部毒親の要素を含んでいる親との付き合い方」です。「父親にDVを受けながら決して逃げ出そうとしなかった母親」とか「母親がヒステリーを起こしているときにテレビを見ながら晩酌して見て見ぬふりだった父親」などがそれにあたります。どちらも「被害者」なのですが「共犯者」という側面もあり、介護の場面にたたされたときに苦悩が増します。
私自身はまだ介護の段階に至っておりませんが、間違いなく数年のうちにこの問題が押し寄せてくることが明らかで、最近の悩みの九割以上はそれと言っても過言ではありません。そんな私にとってはあまりにもタイムリーで、身につまされる一冊でした。
介護に悩む方はもちろん、介護する人が周囲にいる人にとっても問題の根深さを理解できる名著です。
残念ながらアマゾンには星が五個しかないので五つ星にしておりますが、もし十個つけられるなら間違いなく星十個にする名作です。
ご自身が介護で精神的にも金銭的にも追い詰められてきた著者のためにも、絶対に図書館で借りるのではなく、買って読んでください。
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毒親介護 (文春新書) Kindle版
「嫌いな親」を介護できるか? 暴力、暴言、過干渉、きょうだい差別……自分を傷つけた親が老いたとき、あなたの人生はどうなるのか──。
児童虐待やDV、パワハラなど、身体的・精神的な暴力への関心が高まっている。親子関係においても、幼少期に親から身体的・精神的暴力を受けてきた人は少なくない。そうした「毒親」の問題が近年、テレビや新聞でも指摘されるようになっている。
子どもが成人して独立すれば、そうした「毒親」から逃れることもできるが、その親に介護が必要になったとき、子どもは再び親と向き合わなくてはならなくなる。親への責任感の一方で、積年の憎しみや嫌悪は簡単にはぬぐいきれない。
様々な葛藤を抱えながら介護をすることになっても、「毒親」はそう簡単には変わらない。老いてますます尊大、横暴になったり、経済的にも子どもに依存し、子どもの生活を破壊しかねない親もいる。
本書は、「毒親」との関係に悩む人たちの生々しい声を紹介し、その実態や心の内に迫る。介護の経済的負担や認知症への対処、介護をする側の夫婦間、兄弟間の考え方の違いから生じるトラブルなど、「毒親介護」の様々な事例をルポする。
また、専門家によるアドバイスや具体的な対応策なども探り、「毒親介護」の中に希望を見出すための処方箋も提示する。
児童虐待やDV、パワハラなど、身体的・精神的な暴力への関心が高まっている。親子関係においても、幼少期に親から身体的・精神的暴力を受けてきた人は少なくない。そうした「毒親」の問題が近年、テレビや新聞でも指摘されるようになっている。
子どもが成人して独立すれば、そうした「毒親」から逃れることもできるが、その親に介護が必要になったとき、子どもは再び親と向き合わなくてはならなくなる。親への責任感の一方で、積年の憎しみや嫌悪は簡単にはぬぐいきれない。
様々な葛藤を抱えながら介護をすることになっても、「毒親」はそう簡単には変わらない。老いてますます尊大、横暴になったり、経済的にも子どもに依存し、子どもの生活を破壊しかねない親もいる。
本書は、「毒親」との関係に悩む人たちの生々しい声を紹介し、その実態や心の内に迫る。介護の経済的負担や認知症への対処、介護をする側の夫婦間、兄弟間の考え方の違いから生じるトラブルなど、「毒親介護」の様々な事例をルポする。
また、専門家によるアドバイスや具体的な対応策なども探り、「毒親介護」の中に希望を見出すための処方箋も提示する。
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2019/11/20
- ファイルサイズ3463 KB
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
自分を傷つけたり、勝手な言動を繰り返してきた親が老いたとき、子どもはどうすればいいのか。どれほどひどい親でも子どもにとっては唯一無二の存在だ。高齢の毒親を介護する人たちの実態を報告し、そこに希望はあるのかを探る。 --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
石川/結貴
ジャーナリスト。家族・教育問題、児童虐待、青少年のインターネット利用などをテーマに取材。豊富な取材実績と現場感覚をもとに書籍の刊行、雑誌連載、テレビ出演、講演会など幅広く活動する。著書多数。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
ジャーナリスト。家族・教育問題、児童虐待、青少年のインターネット利用などをテーマに取材。豊富な取材実績と現場感覚をもとに書籍の刊行、雑誌連載、テレビ出演、講演会など幅広く活動する。著書多数。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B081JGKF44
- 出版社 : 文藝春秋 (2019/11/20)
- 発売日 : 2019/11/20
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 3463 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 180ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 70,580位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- - 224位文春新書
- - 340位家族問題
- - 2,439位社会学 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
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Amazonで購入
『高齢の毒親と向き合うことになった人たちの実態』を描き、毒親を『たとえ子どもに介護されていても「とっとと死んで欲しい」などと思われる』存在としています。
読んでいて実にいたたまれなくなりました。ここに登場する人は本当に小さい時から大変な経験をされた方達ばかり。
そして多分、心優しい人たちばかりなんでしょう。
『毒親だった人が子供に世話をされて、なのに子供のほうは全然報われない』の言葉に胸が締め付けられました。
だからこそ、今自分が置かれた状況が世間的に見たら異常かも?と気付く機会になる本ではないかと思いました。人によっては自分だけじゃないと胸を撫で下ろすかもしれません。
介護関係者や医師との関わり方、伝え方は参考になりました。
こんなことも伝えていいの?と眼から鱗。そして、考え方にも驚きました。辛い時には引っ張り出そうと思います。
この本が誰かの救いの手になりますように。
読んでいて実にいたたまれなくなりました。ここに登場する人は本当に小さい時から大変な経験をされた方達ばかり。
そして多分、心優しい人たちばかりなんでしょう。
『毒親だった人が子供に世話をされて、なのに子供のほうは全然報われない』の言葉に胸が締め付けられました。
だからこそ、今自分が置かれた状況が世間的に見たら異常かも?と気付く機会になる本ではないかと思いました。人によっては自分だけじゃないと胸を撫で下ろすかもしれません。
介護関係者や医師との関わり方、伝え方は参考になりました。
こんなことも伝えていいの?と眼から鱗。そして、考え方にも驚きました。辛い時には引っ張り出そうと思います。
この本が誰かの救いの手になりますように。
2020年1月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まず、最初に後書きから読むことをお勧めします。
介護に対する著者の立ち位置を知ることによって、記載内容の生々しさが全く違うものになると思うからです。
私自身、もしも、願いが叶うのであれば、人生の出発点は普通の親の元から始めたかった。
という思いが今も胸中を去ることはなく、他人事ではない思いで読み進めました。
本書は毒親で苦労した者達のその後を照らす労作であり、
今は埋伏する社会問題に警鐘を鳴らす慧眼の書でもありました。
漠然とでも親の死を切に願う時、人として慰められようのない深い喪失感を感じることがあります。
しかし、このような当事者の葛藤や悲しみにも似た感情を著者が言葉にしてくれたことで、
ほんの少しだけ救われたような気にもなれましたし、
自分だけでなく、多くの人が現実と格闘していることを知ったことにはとても勇気づけられました。
そして、気がつかされたことがもう一つ。
人生百年時代が到来すれば、我が子も60代から70代。
長く生きるだけでお荷物となり、社会としての扶助機構が整備されない限りは、
誰もが毒親扱いされる時代が来るかもしれないということでした。
介護に対する著者の立ち位置を知ることによって、記載内容の生々しさが全く違うものになると思うからです。
私自身、もしも、願いが叶うのであれば、人生の出発点は普通の親の元から始めたかった。
という思いが今も胸中を去ることはなく、他人事ではない思いで読み進めました。
本書は毒親で苦労した者達のその後を照らす労作であり、
今は埋伏する社会問題に警鐘を鳴らす慧眼の書でもありました。
漠然とでも親の死を切に願う時、人として慰められようのない深い喪失感を感じることがあります。
しかし、このような当事者の葛藤や悲しみにも似た感情を著者が言葉にしてくれたことで、
ほんの少しだけ救われたような気にもなれましたし、
自分だけでなく、多くの人が現実と格闘していることを知ったことにはとても勇気づけられました。
そして、気がつかされたことがもう一つ。
人生百年時代が到来すれば、我が子も60代から70代。
長く生きるだけでお荷物となり、社会としての扶助機構が整備されない限りは、
誰もが毒親扱いされる時代が来るかもしれないということでした。
2020年1月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
毒親だろうが,神親であろうが介護を引き受ける立場になればその重さはあまり変わりない。だがあえて毒親の例を出して介護の問題を一度突き放して考える書である。こうすれば親だから離職してでも、あと自分がどうなろうが介護まっしぐらという事態に対し冷静になれる。子に迷惑をかけたくないという親はひっそりと孤独死し、介護離職の子は親亡きあと再就職もままならずこれまた孤独死する。負の連鎖に巻き込まれないためには一読をお勧めする
2020年4月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
買わなければよかった。時間とお金の無駄だった。
毒親介護について、興味本位に書かれたルポであり、一つたりとも解決の示唆がない。
この本は、毒親?介護?何のこと?と知らない人には、現場の赤裸々な描写はとても気持ち悪く、それが楽しく読めるのか。
毒親介護に直面している私達は、日々厳しい現実と向き合い、少しでも良い方法がないものかと砂を噛む思いで暮らしている。
解決案の一つ、示唆の一つ、辛く厳しいが、それでも生きる処方の提案すら書けないなら、この社会問題を軽々しく扱ってほしくない。
非常に無責任な内容だ。
毒親介護について、興味本位に書かれたルポであり、一つたりとも解決の示唆がない。
この本は、毒親?介護?何のこと?と知らない人には、現場の赤裸々な描写はとても気持ち悪く、それが楽しく読めるのか。
毒親介護に直面している私達は、日々厳しい現実と向き合い、少しでも良い方法がないものかと砂を噛む思いで暮らしている。
解決案の一つ、示唆の一つ、辛く厳しいが、それでも生きる処方の提案すら書けないなら、この社会問題を軽々しく扱ってほしくない。
非常に無責任な内容だ。
2020年6月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
うちも毒親、身につまされる様な他の方の例にうなずく所は多かったです。
が、評価難しいです。
不幸も老後もケースバイケース、必ずこうである、こうなるとは誰も言えないからです。
この本に従ってこうだからこう、という「特効薬」ではありませんし、実際そんなものは無いかもしれない。
しかしその上で、日本が戦後辿ってきた「家族」のあり方や公的サービスの限界について
一人一人が自分のケースに置き換え、考える糧にはなると思います。
いずれは自分も老後を迎えるのだろうと思うと、ため息では済まされないと思います。
全ての家庭が幸せで円満では無いとした上で、ベストのサポート体制を築いていかねばと考えさせられました。
が、評価難しいです。
不幸も老後もケースバイケース、必ずこうである、こうなるとは誰も言えないからです。
この本に従ってこうだからこう、という「特効薬」ではありませんし、実際そんなものは無いかもしれない。
しかしその上で、日本が戦後辿ってきた「家族」のあり方や公的サービスの限界について
一人一人が自分のケースに置き換え、考える糧にはなると思います。
いずれは自分も老後を迎えるのだろうと思うと、ため息では済まされないと思います。
全ての家庭が幸せで円満では無いとした上で、ベストのサポート体制を築いていかねばと考えさせられました。
2020年2月25日に日本でレビュー済み
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私自身も介護が現在進行形なので身につまされながら読みました。「毒親のエピソードだけ」という本ではありません。
なぜ毒親になってしまったのか、社会の変容や個人的背景にまで切り込み、さらにどうすれば良いのかまで模索しています。
介護はひとりひとり形は違うけど、案外同じところでも悩んでいるもの、介護の孤独感に悩む人、毒親に困っている人におすすめです。
「おわりに」で語られる、著者の個人的経験に心を打たれました。
なぜ毒親になってしまったのか、社会の変容や個人的背景にまで切り込み、さらにどうすれば良いのかまで模索しています。
介護はひとりひとり形は違うけど、案外同じところでも悩んでいるもの、介護の孤独感に悩む人、毒親に困っている人におすすめです。
「おわりに」で語られる、著者の個人的経験に心を打たれました。





