残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2017/10/25
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本の長さ400ページ
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言語日本語
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出版社飛鳥新社
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発売日2017/10/25
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ISBN-104864105758
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ISBN-13978-4864105750
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
「勝者は決して諦めない」という成功法則は本当か?
自己啓発本はお手軽で底の浅いもの。そんな印象は本書を一読すれば変わるはず。著者は『ウォール・ストリート・ジャーナル』『タイム』などの有名媒体に寄稿し、大企業のマーケティングにも関わる、アメリカの人気ブロガー。「勝者は決して諦めない」とよくいわれるが、では、早めに見切りをつけるのは間違いなのか。楽観主義者の方が成功しやすいというが、悲観主義にメリットはないのか。世の中に流通するさまざまな「成功法則」を、豊富な例と科学的な理論を元に検証し、結論を提示する手つきは実に鮮やかだ。
「橘玲先生の『言ってはいけない』(新潮新書)に似た、都合の悪い、でも知っておいた方がいい事実を伝えてくれる本ですね。橘先生に監訳をお願いしたのも、著者とのスタンスの近さを感じたからなんです」(担当編集者)
ヒットの背景には、自己啓発本の読者層の変化も。
「自己啓発本のページ数はなるべく少なく、内容は簡略にするべきだと従来は言われて来ました。しかし最近は、そうした手軽な内容は無料で読める個人のブログなどに数多く掲載されています。だからむしろ、多少厚くなったとしても、論拠の確かさや説得力、情報の密度が本には求められるようになったと感じています。この本は『行動経済学の本として読んだ』という感想もあったくらい、多面的な情報が詰まっているんですよね」(担当編集者)
評者:前田 久
(週刊文春 2018年3月15日号掲載)内容(「BOOK」データベースより)
今すぐ「思考」と「行動」をアップデートせよ!目標達成のために不可欠な要素として世間一般で広く信じられてきたことの多くは、手竪くて正論だが、今や完全に間違っている。そうした神話の長所、次いで反論や矛盾を取り上げる。裁判のように賛否両論を検証、最もプラスになる結論を導きだしていく。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
バーカー,エリック
大人気ブログ“Barking Up The Wrong Tree”の執筆者。脚本家としてウォルト・ディズニー・ピクチャーズ、20世紀フォックスなどハリウッドの映画会社の作品に関わった経歴をもち、『残酷すぎる成功法則―9割まちがえる「その常識」を科学する』は、初の書き下ろしにして全米ベストセラーに
橘/玲
作家。2002年、金融小説『マネーロンダリング』(幻冬舎文庫)でデビュー。『残酷すぎる成功法則―9割まちがえる「その常識」を科学する』でビジネス・自己啓発ジャンルの書籍を初めて監訳
竹中/てる実
翻訳家。上智大学大学院修士課程(国際関係論専攻)修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
大人気ブログ“Barking Up The Wrong Tree”の執筆者。脚本家としてウォルト・ディズニー・ピクチャーズ、20世紀フォックスなどハリウッドの映画会社の作品に関わった経歴をもち、『残酷すぎる成功法則―9割まちがえる「その常識」を科学する』は、初の書き下ろしにして全米ベストセラーに
橘/玲
作家。2002年、金融小説『マネーロンダリング』(幻冬舎文庫)でデビュー。『残酷すぎる成功法則―9割まちがえる「その常識」を科学する』でビジネス・自己啓発ジャンルの書籍を初めて監訳
竹中/てる実
翻訳家。上智大学大学院修士課程(国際関係論専攻)修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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カスタマーレビュー
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2018年11月9日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
橘玲さんということで購入しました。
面白い本だと思うし、良いことが書いてると思うが、本の題名が全然内容と合っていない。
本の題名は出版社が決めることらしく、著者や翻訳の責任ではないようだ。
他の書籍でも、このようなトラブルは過去に何度も起きているようだが、全然改善されない。
だまして一時的な利益を得ても、結局、しっぺ返しを食らうことになる、ってこの本に書いてなかった?
現在の出版業界の苦境は、自分たちの責任もあるのでは。
面白い本だと思うし、良いことが書いてると思うが、本の題名が全然内容と合っていない。
本の題名は出版社が決めることらしく、著者や翻訳の責任ではないようだ。
他の書籍でも、このようなトラブルは過去に何度も起きているようだが、全然改善されない。
だまして一時的な利益を得ても、結局、しっぺ返しを食らうことになる、ってこの本に書いてなかった?
現在の出版業界の苦境は、自分たちの責任もあるのでは。
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役に立った
2019年6月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
エビデンスを上げて科学的に検証していくと宣言しつつ、本に書かれている9割が「昔こういう人がいて~彼はこういう性格でこんなふうに成功しました。」という逸話ばかり。検証した本というより偉人伝。しかもひとつの説や疑問に対して3人以上こういった「過去の誰か」を例に挙げるので「そーなんだ!すごいね!(真顔)」という感想しかなくなる。作者の言うエビデンスって過去の有名人の紹介なのだろうか……そういった無駄に枚挙された人たちの逸話をカットすれば多分本の厚さ10分の1になるで。読み終わった後に残るのは疲れだけ。さすがに擁護しようがない。涙が、でますよ
2018年12月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
書籍の冒頭にある通り、
「玉石混合の自己啓発の成功法則を、すべてエビデンスベースで検証」した本です。
例えば、
・外交的な人と内向的な人ではどちらがビジネスで得をするか
とか
・幸運だと感じている人とそうでない人の違い
など答えの出そうにない議題について、実験に基づいた回答を提示してくれています。
上記で言えば、
・外交的な人ほどビジネスで得をする
・外交的であるほど幸運だと感じるようになる(不運だと感じている人が幸運だと感じている人と同じ行動
を取るだけで、幸運だと感じるようになる)
というようなことが数々の実験結果より示されています。
それに反対するような実験結果も世の中にはあるのだと思いますが、
様々な自己啓発の考え方についてエビデンスに基づいた回答を示してくれていて、
私個人的にはとても面白い本でした。
「玉石混合の自己啓発の成功法則を、すべてエビデンスベースで検証」した本です。
例えば、
・外交的な人と内向的な人ではどちらがビジネスで得をするか
とか
・幸運だと感じている人とそうでない人の違い
など答えの出そうにない議題について、実験に基づいた回答を提示してくれています。
上記で言えば、
・外交的な人ほどビジネスで得をする
・外交的であるほど幸運だと感じるようになる(不運だと感じている人が幸運だと感じている人と同じ行動
を取るだけで、幸運だと感じるようになる)
というようなことが数々の実験結果より示されています。
それに反対するような実験結果も世の中にはあるのだと思いますが、
様々な自己啓発の考え方についてエビデンスに基づいた回答を示してくれていて、
私個人的にはとても面白い本でした。
2019年11月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まず、誤字。
P189 真ん中へん
×「非情に精度が高く」
○「非常に精度が高く」
次に誤植でしょうか、P295最後「第2章でスペンサー・グレンドンやピータードラッカーとともに見てきた機会費用」は、第2章を読んでもでてきません。第3章のあやまりか、原書では第2章にあったエピソードを第3章にもってきたか、原書の第2章にあったエピソードを翻訳時に削ったのか。もしくは原書が間違えているのか。
以下、小生の感想、要約などです。
狩猟の成功(事故なく獲物がとれる、無事に帰宅できる)へのヒントがあれば、と購読しました。ハンティングとはすべてのビジネスのベースにほかならないからです。
特に気になったのが「よいイメージを持つ」または「最悪のイメージをする」といったメンタリティーの科学的根拠の面、つまりエビデンスです。
具体的にはよく「獲物がとれた時のイメージをしよう」と、それこそ原始時代から繰り返されてきたことで、現実に“ほぼイメージしたことと同じ”ことは起こりえることも体験していますが、それが100%かというともちろんそんなことはない。
本に対する総論としては、読んでみてよかったという感想です。以下、防忘録としてメモ、または簡単な結論を書き記します。
ただし、あらゆる世の中の事柄でそうですが、この本でも結論にたどりつくプロセスが大事なので、ぜひ全体を一読することをお勧めすることは言うまでもありません。
個人的にはレビューにあったイスラエル軍の衛星写真解析要員の自閉症の方の起用、またトロントのアライグマの生態について、の2点だけでもモトがとれました。
なお、本文からの抜粋は意訳で、小生の感想です(当たり前ですが)。
・クラスの中の委員長的な、学校生活に問題の少ない優等生が、社会に出てから成功することは少ない
・逆にクラスの中の個性的な素養を持つものは、ベンチャーなどの分野で成功することが多い
・一見、不利に思える条件も、見方やシステムの見直しでその人独自のギフテッドな要因になる(上記した、イスラエルの衛星写真解析に抜群の特性を表す自閉症の方などなどなど)
・社会でまずまず見受けられる植木等さんの映画「日本一のゴマスリ男」のような、アンフェアと思われる手段を使うものに、ある程度の成功が舞いこむのは事実である。が、長期的な人間関係では初期に限られることが数字上、出ている
・逆に真正直100%な性格の人は、さまざまな世の中のアンフェアのためもあり、苦しい状況に置かれがちなことも事実
・数字上は、8割をいい人、2割はアンフェアを行われた場合に、その後の対応としてのみミラー効果のようにそのまま“しっぺ返し”することが、妥当な線
(しっぺ返し戦略のP75の信頼と裏切りのゲーム理論は非常に面白かった。)
・映画「ロッキー」のように我慢強く苦難に耐え、最後に勝つことは効率としてどうなのか(ネイビーシールズの訓練の件は面白かった。もちろんプラクティスなので、訓練が死亡などの結果につながることはまれであろうし、ある枠組みの中で行われていることは間違いない。だから、どんな困難な状況でもそれを“ゲーム性”として、クリアしていく。最終局面では体力ではなく精神力、というのは、非常に面白かった。これは文中でもある通り、クリアできそうでできないゲームと、クリアできなそうでできるゲーム、映画「AVALON」の主題や世界観の骨子そのもの)
・仕事などでの“退屈”をなくすには、ゲーム性をとりいれることが解決策となる
・「ロッキー」的時間の流れと反する「途中であきらめる」ことに関しては、見合い結婚の例が面白い好例。抜粋すると仮に10人と見合いし、その中で一番いい総合印象を持った人が次に現れたら決断する。小生も見合いをしたことがあるので、よくわかります。恋愛映画的な「運命の出会い」が1万回の生涯のうちの一の確率、というのはホッとする数字でした。
・同様に若いうちに転職を繰り返すことも、さまざまな後付け要因はあるでしょうが、人生後半戦で有利になることもある、というのも小生自身、実体験できているのでうなづける。
・“ユーチューブはもともと出会い系サイトから出発し、グーグルは図書館の蔵書サービスから出発した”、ことなどから著者は「常に新たな試みを厭わず、収穫がないものは見切りをつける」とごく当り前な結論を出しています、下記するWOOPでいつ見切りの決断をするか判断する、とあるがここはもうひと掘りほしかったかな。
・第3章のまとめは“トロントのアライグマ”を目指すべき、という著者の指摘は非常にわかりやすい。その心は“彼ら(アライグマ)は間違いなく楽観主義者であり、生ごみあらしは明らかに楽しいゲーム”!そして“克服不可能な問題に目を向けるかわりに、乗り越えるべき課題がどれほど私たちを賢くしてくれ、より成功者にしてくれるか”。これは野生のアライグマよりも、都市部のアライグマのほうが知能、能力ともに優れている“ということから導き出され、非常に参考になった。
・なお第3章で記される、小生の文頭で書いた「よいイメージを持つ」または「最悪のイメージをする」については、米陸軍でしているそう“最悪のシナリオの要素を抽出しつくし、その対処法を考える。”WOOP「Wish Outcome Obstacle Plan(願い 成果 障害 計画)」“をし土台としつつも、楽観的なベストな成功のイメージ(文中でいうストーリーつまり存在意義というか達成感であるビジョンを持つことはやはり必要。小生の場合獲物を安全に獲る)を持つことが自分にとってベスト、というのが読了後の結論です。自然相手ですと、最悪の事態を考えるだけ考え準備し、あとは運を天に任すことの繰り返しなので、ある意味“ウラ”がとれた気分です。
・ただし“強く願えば夢はかなう”は、監訳者解説からの抜粋ですが“脳がフィクションと現実を見分けることが不得意なことから、夢の実現を強く願うと、脳はすでに望みのものを手に入れたと勘違いして、努力するかわりにリラックスしてしまう”と本文にもあり、この差異は大きく、どう認識するか、ビジョンをどう位置づけるか、小生の今後の課題となりましょう。“WOOPは荒唐無稽な夢想では功を奏しない”、というのがヒントかな。
・また、お守りを持ったり、ジンクス(右の長靴からはくとラッキー的な)も、本人に自信を与え、実際にパフォーマンスを向上させる、というのも面白い。
・後半は「自信過剰、自信不足、そのメリットデメリット、均衡点」「ワークバランス」「結論」ですが、いずれも禅問答などを広範に読んでいる小生には前者二つはヨガの神髄である“バランス”“つながりまたは調和”であり、結論は“(文中にはありませんが)足るを知る:某有名アウトドアウェアメーカーのこん包袋に書いていある”The more you know,
More less you need“で、特段目新しいものはありませんでした。
・本書の総括はP354の「成功の秘訣は、たとえばあなたの強みであるスキルを最適な職務で活かすこと。周りをギバーに囲まれたギバーになること。あるいは、あなたが前進できる形で社会とつなげてくれるストーリー。あなたを助けてくれるネットワークと、あなた本来の内向性、外向性を活かせる仕事。また、ものごとを習得するときも、失敗した自分を許すときも、たえずあなたを前進させてくれるセルフ・コンパッション。そして、多方面で豊かな人生をつくる4要素(幸福感、達成感、存在意義、育成)間のバランスである」がそれに当たると思う。本文を読まないとちんぷんかんぷんでありましょうが、読了後はわかります。
P189 真ん中へん
×「非情に精度が高く」
○「非常に精度が高く」
次に誤植でしょうか、P295最後「第2章でスペンサー・グレンドンやピータードラッカーとともに見てきた機会費用」は、第2章を読んでもでてきません。第3章のあやまりか、原書では第2章にあったエピソードを第3章にもってきたか、原書の第2章にあったエピソードを翻訳時に削ったのか。もしくは原書が間違えているのか。
以下、小生の感想、要約などです。
狩猟の成功(事故なく獲物がとれる、無事に帰宅できる)へのヒントがあれば、と購読しました。ハンティングとはすべてのビジネスのベースにほかならないからです。
特に気になったのが「よいイメージを持つ」または「最悪のイメージをする」といったメンタリティーの科学的根拠の面、つまりエビデンスです。
具体的にはよく「獲物がとれた時のイメージをしよう」と、それこそ原始時代から繰り返されてきたことで、現実に“ほぼイメージしたことと同じ”ことは起こりえることも体験していますが、それが100%かというともちろんそんなことはない。
本に対する総論としては、読んでみてよかったという感想です。以下、防忘録としてメモ、または簡単な結論を書き記します。
ただし、あらゆる世の中の事柄でそうですが、この本でも結論にたどりつくプロセスが大事なので、ぜひ全体を一読することをお勧めすることは言うまでもありません。
個人的にはレビューにあったイスラエル軍の衛星写真解析要員の自閉症の方の起用、またトロントのアライグマの生態について、の2点だけでもモトがとれました。
なお、本文からの抜粋は意訳で、小生の感想です(当たり前ですが)。
・クラスの中の委員長的な、学校生活に問題の少ない優等生が、社会に出てから成功することは少ない
・逆にクラスの中の個性的な素養を持つものは、ベンチャーなどの分野で成功することが多い
・一見、不利に思える条件も、見方やシステムの見直しでその人独自のギフテッドな要因になる(上記した、イスラエルの衛星写真解析に抜群の特性を表す自閉症の方などなどなど)
・社会でまずまず見受けられる植木等さんの映画「日本一のゴマスリ男」のような、アンフェアと思われる手段を使うものに、ある程度の成功が舞いこむのは事実である。が、長期的な人間関係では初期に限られることが数字上、出ている
・逆に真正直100%な性格の人は、さまざまな世の中のアンフェアのためもあり、苦しい状況に置かれがちなことも事実
・数字上は、8割をいい人、2割はアンフェアを行われた場合に、その後の対応としてのみミラー効果のようにそのまま“しっぺ返し”することが、妥当な線
(しっぺ返し戦略のP75の信頼と裏切りのゲーム理論は非常に面白かった。)
・映画「ロッキー」のように我慢強く苦難に耐え、最後に勝つことは効率としてどうなのか(ネイビーシールズの訓練の件は面白かった。もちろんプラクティスなので、訓練が死亡などの結果につながることはまれであろうし、ある枠組みの中で行われていることは間違いない。だから、どんな困難な状況でもそれを“ゲーム性”として、クリアしていく。最終局面では体力ではなく精神力、というのは、非常に面白かった。これは文中でもある通り、クリアできそうでできないゲームと、クリアできなそうでできるゲーム、映画「AVALON」の主題や世界観の骨子そのもの)
・仕事などでの“退屈”をなくすには、ゲーム性をとりいれることが解決策となる
・「ロッキー」的時間の流れと反する「途中であきらめる」ことに関しては、見合い結婚の例が面白い好例。抜粋すると仮に10人と見合いし、その中で一番いい総合印象を持った人が次に現れたら決断する。小生も見合いをしたことがあるので、よくわかります。恋愛映画的な「運命の出会い」が1万回の生涯のうちの一の確率、というのはホッとする数字でした。
・同様に若いうちに転職を繰り返すことも、さまざまな後付け要因はあるでしょうが、人生後半戦で有利になることもある、というのも小生自身、実体験できているのでうなづける。
・“ユーチューブはもともと出会い系サイトから出発し、グーグルは図書館の蔵書サービスから出発した”、ことなどから著者は「常に新たな試みを厭わず、収穫がないものは見切りをつける」とごく当り前な結論を出しています、下記するWOOPでいつ見切りの決断をするか判断する、とあるがここはもうひと掘りほしかったかな。
・第3章のまとめは“トロントのアライグマ”を目指すべき、という著者の指摘は非常にわかりやすい。その心は“彼ら(アライグマ)は間違いなく楽観主義者であり、生ごみあらしは明らかに楽しいゲーム”!そして“克服不可能な問題に目を向けるかわりに、乗り越えるべき課題がどれほど私たちを賢くしてくれ、より成功者にしてくれるか”。これは野生のアライグマよりも、都市部のアライグマのほうが知能、能力ともに優れている“ということから導き出され、非常に参考になった。
・なお第3章で記される、小生の文頭で書いた「よいイメージを持つ」または「最悪のイメージをする」については、米陸軍でしているそう“最悪のシナリオの要素を抽出しつくし、その対処法を考える。”WOOP「Wish Outcome Obstacle Plan(願い 成果 障害 計画)」“をし土台としつつも、楽観的なベストな成功のイメージ(文中でいうストーリーつまり存在意義というか達成感であるビジョンを持つことはやはり必要。小生の場合獲物を安全に獲る)を持つことが自分にとってベスト、というのが読了後の結論です。自然相手ですと、最悪の事態を考えるだけ考え準備し、あとは運を天に任すことの繰り返しなので、ある意味“ウラ”がとれた気分です。
・ただし“強く願えば夢はかなう”は、監訳者解説からの抜粋ですが“脳がフィクションと現実を見分けることが不得意なことから、夢の実現を強く願うと、脳はすでに望みのものを手に入れたと勘違いして、努力するかわりにリラックスしてしまう”と本文にもあり、この差異は大きく、どう認識するか、ビジョンをどう位置づけるか、小生の今後の課題となりましょう。“WOOPは荒唐無稽な夢想では功を奏しない”、というのがヒントかな。
・また、お守りを持ったり、ジンクス(右の長靴からはくとラッキー的な)も、本人に自信を与え、実際にパフォーマンスを向上させる、というのも面白い。
・後半は「自信過剰、自信不足、そのメリットデメリット、均衡点」「ワークバランス」「結論」ですが、いずれも禅問答などを広範に読んでいる小生には前者二つはヨガの神髄である“バランス”“つながりまたは調和”であり、結論は“(文中にはありませんが)足るを知る:某有名アウトドアウェアメーカーのこん包袋に書いていある”The more you know,
More less you need“で、特段目新しいものはありませんでした。
・本書の総括はP354の「成功の秘訣は、たとえばあなたの強みであるスキルを最適な職務で活かすこと。周りをギバーに囲まれたギバーになること。あるいは、あなたが前進できる形で社会とつなげてくれるストーリー。あなたを助けてくれるネットワークと、あなた本来の内向性、外向性を活かせる仕事。また、ものごとを習得するときも、失敗した自分を許すときも、たえずあなたを前進させてくれるセルフ・コンパッション。そして、多方面で豊かな人生をつくる4要素(幸福感、達成感、存在意義、育成)間のバランスである」がそれに当たると思う。本文を読まないとちんぷんかんぷんでありましょうが、読了後はわかります。
2017年10月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
おどろおどろしいタイトルで、
さらに表紙カバーがまるで楽天市場の大安売りショップのような
”品のなさ” なので躊躇したが、
原題を確認して米国Amazonのレビューを見ると
(2017.10.24現在)
330レビューのうち 89% が5Starとなっているので、
さっそく購入した。
原題は、『Barking Up the Wrong Tree』
お門違いをする;見当違いをする という意味。(語源後述)
内容は、これまで語られてきたいろいろな(人生の)成功法則を
エビデンス(科学的根拠)があるかどうか心理学・行動科学の
論文・著作で調べたり、著者・学者にインタビューして検証
したというものである。
<< 成功法則の検証例 >>
「ポジティブ・シンキング」
「引き寄せの法則」「ザ・シークレット」
これらは、欲しいものについて考え続け夢見れば
望みを実現できるとするもの。
<< ニューヨーク大心理学教授の研究 >>
人間の脳は、幻想と現実を見分けるのは不得意。
(だから映画はスリリング)
何かを夢見ると、脳はすでに望みのを手に入れたと勘違いする。
手に入れた、達成したという勘違いから、
奮い立たせ、努力するということをやめてしまう。
◎ ダイエット後の細っそりした水着姿をポジティブに
思い描いた女性は、ネガティブなイメージを思い浮かべた
女性に比べ減量が10Kg少なかった。
◎ 理想の仕事に就くことばかり夢見ていると
出願書類を出す数が減り、その結果、内定も減ってしまう。
◎ 成績でたくさんAを取ることをイメージしていると
勉強時間が減り成績が落ちる。
<< ポジティブ・シンキングの軌道修正 >>
目標を夢見た後に、
「実現に立ちはだかるものは何か?
それを克服するにはどうすればよいか?」
を具体的に考えることが重要。
目標を達成するための行動を、いつ、どこで、どのように
取るかと、ざっくり計画するだけで、学生たちが目標を達成する
比率が40%以上向上したという。
エビデンス(科学的根拠)といっても論文がある、
実験されたことがあるということであり、
相関関係が示されてはいても、
因果関係が証明されている訳ではない。
また、科学論文の一般書籍化でもないので、
成功法則をテーマにしたエンターテインメントとして
楽しむべき本であろう。
紹介されている事例(実話)が実に興味深く、
読み出したらとまらない。
たとえば、
◯医師による病院内連続殺人
◯海賊のマーケティング
◯理想の結婚相手を見つける理論
◯アメリカ合衆国の皇帝
などなど
まるで、マルコム・グラッドウェルの
『天才!』『逆転!』『第1感』『ティッピング・ポイント』
を読んだ時のような面白さ。
【翻訳の質について】
Kindleの洋書サンプルで原書の序章・第1章を読んでみが、
◯ けして読みやすい英文ではない。
翻訳者にとって初めての一般書籍の翻訳のようだが、
そこそこ良くできた翻訳だと評価できる。
◯ 流れるように読めるわけではない。
原因は、原書そのものが、ブログの書籍化であり、
全体構想を持って書かれた本ではないため、
流れるようなストーリーになっていない。
できるだけ流れるような文章にするための
翻訳者の苦労がうかがわれる。
◯ 首をかしげる訳文もあるが、
根本的な誤訳ではなく、
(原書の出版・翻訳の出版タイミングから推測すると)
十分なproof readingの時間を取れなかったのであろう。
【翻訳】4Star 【内容】5Star+ 【編集】4Star
【総合評価】5Star
なお、本書の元になった著者のブログのアドレスは
馬鹿ですよ.com ( bakadesuyo.com )
著者Barkerは学生時代に日本語を勉強したそうだ。
“ I am Barker. “
(私は)バーカーです。
>> 馬鹿ですよ。
*** Barking Up the Wrong Tree ***
<直訳>間違った木を見上げて吠える
<意味>間違った人やものに注意や努力を向けること;
見当違いをしていること
<由来>(英国の)植民地時代のアメリカでは、アライグマ狩り
(raccoon hunting)が人気だった。猟犬はアライグマを木の上に
追い詰めて、主人が来るまで根元で激しく吠えた。ときには、
アライグマが枝をつたって他の木に逃げてしまった後も、
猟犬は気付かず間違った木を吠え立てていた。
今では、行動がずれているとき、注意が目標から外れているとき、
交渉する相手を間違っているときなどに、
「bark up the wrong tree」、「見当違いだよ」と言う。
『Scholastic Dictionary of Idioms』
『語源でなっとく最頻出イディオム』から
以上
さらに表紙カバーがまるで楽天市場の大安売りショップのような
”品のなさ” なので躊躇したが、
原題を確認して米国Amazonのレビューを見ると
(2017.10.24現在)
330レビューのうち 89% が5Starとなっているので、
さっそく購入した。
原題は、『Barking Up the Wrong Tree』
お門違いをする;見当違いをする という意味。(語源後述)
内容は、これまで語られてきたいろいろな(人生の)成功法則を
エビデンス(科学的根拠)があるかどうか心理学・行動科学の
論文・著作で調べたり、著者・学者にインタビューして検証
したというものである。
<< 成功法則の検証例 >>
「ポジティブ・シンキング」
「引き寄せの法則」「ザ・シークレット」
これらは、欲しいものについて考え続け夢見れば
望みを実現できるとするもの。
<< ニューヨーク大心理学教授の研究 >>
人間の脳は、幻想と現実を見分けるのは不得意。
(だから映画はスリリング)
何かを夢見ると、脳はすでに望みのを手に入れたと勘違いする。
手に入れた、達成したという勘違いから、
奮い立たせ、努力するということをやめてしまう。
◎ ダイエット後の細っそりした水着姿をポジティブに
思い描いた女性は、ネガティブなイメージを思い浮かべた
女性に比べ減量が10Kg少なかった。
◎ 理想の仕事に就くことばかり夢見ていると
出願書類を出す数が減り、その結果、内定も減ってしまう。
◎ 成績でたくさんAを取ることをイメージしていると
勉強時間が減り成績が落ちる。
<< ポジティブ・シンキングの軌道修正 >>
目標を夢見た後に、
「実現に立ちはだかるものは何か?
それを克服するにはどうすればよいか?」
を具体的に考えることが重要。
目標を達成するための行動を、いつ、どこで、どのように
取るかと、ざっくり計画するだけで、学生たちが目標を達成する
比率が40%以上向上したという。
エビデンス(科学的根拠)といっても論文がある、
実験されたことがあるということであり、
相関関係が示されてはいても、
因果関係が証明されている訳ではない。
また、科学論文の一般書籍化でもないので、
成功法則をテーマにしたエンターテインメントとして
楽しむべき本であろう。
紹介されている事例(実話)が実に興味深く、
読み出したらとまらない。
たとえば、
◯医師による病院内連続殺人
◯海賊のマーケティング
◯理想の結婚相手を見つける理論
◯アメリカ合衆国の皇帝
などなど
まるで、マルコム・グラッドウェルの
『天才!』『逆転!』『第1感』『ティッピング・ポイント』
を読んだ時のような面白さ。
【翻訳の質について】
Kindleの洋書サンプルで原書の序章・第1章を読んでみが、
◯ けして読みやすい英文ではない。
翻訳者にとって初めての一般書籍の翻訳のようだが、
そこそこ良くできた翻訳だと評価できる。
◯ 流れるように読めるわけではない。
原因は、原書そのものが、ブログの書籍化であり、
全体構想を持って書かれた本ではないため、
流れるようなストーリーになっていない。
できるだけ流れるような文章にするための
翻訳者の苦労がうかがわれる。
◯ 首をかしげる訳文もあるが、
根本的な誤訳ではなく、
(原書の出版・翻訳の出版タイミングから推測すると)
十分なproof readingの時間を取れなかったのであろう。
【翻訳】4Star 【内容】5Star+ 【編集】4Star
【総合評価】5Star
なお、本書の元になった著者のブログのアドレスは
馬鹿ですよ.com ( bakadesuyo.com )
著者Barkerは学生時代に日本語を勉強したそうだ。
“ I am Barker. “
(私は)バーカーです。
>> 馬鹿ですよ。
*** Barking Up the Wrong Tree ***
<直訳>間違った木を見上げて吠える
<意味>間違った人やものに注意や努力を向けること;
見当違いをしていること
<由来>(英国の)植民地時代のアメリカでは、アライグマ狩り
(raccoon hunting)が人気だった。猟犬はアライグマを木の上に
追い詰めて、主人が来るまで根元で激しく吠えた。ときには、
アライグマが枝をつたって他の木に逃げてしまった後も、
猟犬は気付かず間違った木を吠え立てていた。
今では、行動がずれているとき、注意が目標から外れているとき、
交渉する相手を間違っているときなどに、
「bark up the wrong tree」、「見当違いだよ」と言う。
『Scholastic Dictionary of Idioms』
『語源でなっとく最頻出イディオム』から
以上
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