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死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日 単行本 – 2012/11/24

5つ星のうち 4.5 237件のカスタマーレビュー

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商品の説明

内容紹介

その時、日本は“三分割"されるところだった――。

「原子炉が最大の危機を迎えたあの時、私は自分と一緒に“死んでくれる"人間の顔を思い浮かべていました」。食道癌の手術を受け、その後、脳内出血で倒れることになる吉田昌郎・福島第一原発所長(当時)は、事故から1年4か月を経て、ついに沈黙を破った。覚悟の証言をおこなった吉田前所長に続いて、現場の運転員たちは堰を切ったように真実を語り始めた。

2011年3月、暴走する原子炉。現場の人間はその時、「死の淵」に立った。それは同時に、故郷福島と日本という国の「死の淵」でもあった。このままでは故郷は壊滅し、日本は「三分割」される。

使命感と郷土愛に貫かれて壮絶な闘いを展開した男たちは、なぜ電源が喪失した放射能汚染の暗闇の中へ突入しつづけることができたのか。

「死」を覚悟した極限の場面に表われる人間の弱さと強さ、復旧への現場の執念が呼び込む「奇跡」ともいえる幸運、首相官邸の驚くべき真実……。吉田昌郎、菅直人、班目春樹、フクシマ・フィフティ、自衛隊、地元の人々など、90名以上が赤裸々に語った驚愕の真実とは。

あの時、何が起き、何を思い、人々はどう闘ったのか。ヴェールに包まれたあの未曾有の大事故を当事者たちの実名で綴った渾身のノンフィクションがついに発刊――。

内容(「BOOK」データベースより)

吉田昌郎、菅直人、班目春樹…当事者たちが赤裸々に語った「原子力事故」驚愕の真実。

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登録情報

  • 単行本: 380ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2012/11/24)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4569808352
  • ISBN-13: 978-4569808352
  • 発売日: 2012/11/24
  • 商品パッケージの寸法: 19.2 x 12.6 x 2.9 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5 237件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 12,918位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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カスタマーレビュー

トップカスタマーレビュー

形式: 単行本 Amazonで購入
普段、レビューなど書かないがあまりによかったので一言。
『なぜ君は絶望と闘えたのか』を書いた門田隆将の本ということで、期待して読んだ。予想をはるかに上回る内容だと思う
福島第一原発事故のさなか、現場で何がおこったのかは謎だったが、この本を読んで、「まさに死ぬ寸前だったのか」と絶句した。すべて実名での証言をもとにしており、吉田所長が語った作品としては後にも先にもこれが最後だろう。
あの時、日本は、「北海道」「(人の住めない)東北関東」「西日本」に三分割されるところだったという。背筋が寒くなるが、あの状況で現場にいた人間には、それが現実的なものとして見えていたはずだ。しかも確実に自分は死ぬ。
「自分と一緒に死んでくれる人間の顔を思い浮かべる」覚悟があった彼らでなければ、あの原発事故はあそこで終わらなかっただろう。
特に後半部分は涙がとまらなかった。原発作業員と家族・知人の思いに落涙しながらページをめくった。
ひとつ言っておきたい。この本は、反原発でも推進でもない。私個人は、やっぱり原発は恐ろしいと思ったが、それは読む人によって異なるだろう。読了まで先入観は持たない方がいいと感じた。
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形式: 単行本 Amazonで購入
福島原発、吉田所長、そこに生きる人たちにスポットが当てられた本。

自分は原発で働いたことはないが、もし働いている人がこの本を読んだらば、
「良く書いてくれた」そう思わずにはいられないよう内容だと思う。自分は何もしらなかった。
こういう事を言うのもおこがましいが、この本を読んで当時の状況を知るに、
現場で必死(この漢字とおりの世界であるのが怖い)でなんとかしようとした人たちの気持ちが、100分の1は理解できた気がする。

マニュアル通り、訓練通りに原子炉を止め、冷やそうとしていたさなか、
ありえるはずのない「DGトリップ」の報告から、今でも続く未知の世界に突入した。
この事故がいかに常軌を逸していたか、そして人間がどう立ち向かったのかが書かれている。

自分のような常人には理解どころか、想像すらできない精神状況だったと思う。
水の流れないトイレは「真っ赤」になっていたと書かれている。
中操に交代要員が行った時に、交代される側は泣いていたとのこと。本書を読んで4,5回泣きそうになった。

震災数日後、東京から派遣された消防隊員が、TVカメラ中で涙ながらに現場の過酷さえを振り返ったいたときに、
現場にいた作業員たちはそれをみて「
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形式: 単行本
多くのレビュアーの方が書かれているとおり、胸に響くノンフィクションだと思う。
原発の是非は問わず、菅直人元首相の言動についても必要以上の悪意は感じられない記述であった。取材先によって書いた内容に濃淡があるのは、詳細に取材できたところとできなかったところの違いであり、憶測では書かなかったということなのではないだろうか。

自分も仕事で警戒区域内に入ったことがあるが、たった数時間の滞在にも関わらず、見えない恐怖から自分でも気付かないうちに疲れ、帰るとぐったりしてしまった。あの極限状態で長期間、命がけの作業を続けた関係者の方々には、ただただ尊敬と感謝である。

本書はエンディングに向けて、個々の登場人物の人となりやご家族についても触れている。この中で、震災当日の津波で犠牲になったにも関わらず、根拠のない噂から「逃げた」という中傷をマスコミやネットで受けてしまった21歳の作業員について丁寧に取材し、紹介している。この若者とご家族の失われた名誉を、淡々とした記述の中でしっかりと回復させようとしているところが著者の良心ではないかと感じた。メディアの影響力は、このように正しく行使して欲しい。
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形式: 単行本 Amazonで購入
この本を読みながら、あの頃の見えない放射能汚染への恐怖を思い出しました。
まさに、日本が「三分割」される寸前にあった事を知り、ようやく本当の原発事故が見えてきた思いです。

読み終わり、今までの報道によっては「言った」「言わない」、「やった」「やらない」と、何が本当か
理解出来なかった詳細を、当事者達の言葉で知ることができました。
・原子力事故の発生、進行、対応
・菅直人元首相、原発訪問の意味
・ベントの経緯と官邸の干渉
・水素爆発の対応と危険性
・「全員撤退」の真意
・メルトダウンの可能性、放射能の飛散、原子炉の冷却、燃料棒の露出・・・

また、これまで「作業員」とだけ書かれていた人達の、実名・年齢、家族との会話、見た光景、感情の動き。
故郷と国を守る為に命をかけて働く、生身の姿を知ることが出来ました。
暴走状態の危険な現場で命をかけ続けた方々も、当然残ると思われながら避難したベテラン技術者も、
極限の苦悩があったことを感じます。

ようやく地域によっては日常を取り戻しつつある昨今ですが、原発の是非や東電の責任論とは別に、家や故郷を
失った方々が今でも苦労し続けている現実を忘れてはいけないと、再認識しました。
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