本文はとても面白いし、現代日本の問題に即して書かれている。
しかし、人物写真の下に載っている人物紹介がほぼWikipediaの内容で、言い回しも同じ。
どこかにWikipediaから引用ですと堂々書いてある?見落としていたら申し訳ない。
第1部で「類書との違い」を明確に宣言している。その一環であり、引用が宣言されているのであれば、編集方針としてはアリかもと考えるのだが、ざっと一読した限りではそのような記述は見当たらなかった。
本文が良いだけにどこか残念であり、不安な気持ちになる。紹介文は山口氏以外が書かれたのだろうか?
---------
ドイツ・プロイセン王国出身の哲学者、思想家、経済学者、革命家。1845年にプロイセン国籍を離脱しており、以降は無国籍者であった。1849年(31歳)の渡英以降はイギリスを拠点として活動した。フリードリヒ・エンゲルスの協力を得ながら、包括的な世界観および革命思想として科学的社会主義(マルクス主義)を打ちたて、資本主義の高度な発展により共産主義社会が到来する必然性を説いた。ライフワークとしていた資本主義社会の研究は『資本論』に結実し、その理論に依拠した経済学体系はマルクス経済学と呼ばれ、20世紀以降の国際政治や思想に多大な影響を与えた。
---------
たとえばマルクスの紹介文は(2019年1月14日現在)、
・フリードリヒ・エンゲルスの協力を得つつ(本書)
・フリードリヒ・エンゲルスの協力を得ながら(Wikipedia)
以外は全く同じである。
武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50 (日本語) 単行本 – 2018/5/18
山口 周
(著)
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本の長さ368ページ
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言語日本語
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出版社KADOKAWA
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発売日2018/5/18
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ISBN-104046023910
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ISBN-13978-4046023919
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
哲学というと「実世界では使えない教養」と捉えられてきたが、それは誤解。実際は、ビジネスパーソンが「クリティカルシンキング」つまり現状のシステムへの批判精神を持つために、重要な示唆をくれる学問である。本書では、“無知の知”“ロゴス・エトス・パトス”“悪の陳腐さ”“反脆弱性”など50のコンセプトを、ビジネスパーソン向けの新しい視点で解説。現役で活躍する経営コンサルだから書けた「哲学の使い方」がわかる1冊。
著者について
●山口 周:1970年生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科卒業、同大学院文学研究科前期博士課程修了。電通、ボストン・コンサルティング・グループ等を経て、組織開発・人材育成を専門とするコーン・フェリー・ヘイグループに参画。現在、同社のシニア・クライアント・パートナー。専門はイノベーション、組織開発、人材/リーダーシップ育成。『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(光文社新書)、『知的戦闘力を高める 独学の技法』(ダイヤモンド社)など著書多数。神奈川県葉山町に在住。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
山口/周
1970年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒業、同大学院文学研究科美学美術史学専攻修士課程修了。電通、ボストン・コンサルティング・グループ等を経て、組織開発・人材育成を専門とするコーン・フェリー・ヘイグループに参画。同社のシニア・クライアント・パートナー。専門はイノベーション、組織開発、人材/リーダーシップ育成。株式会社モバイルファクトリー社外取締役。一橋大学経営管理研究科非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1970年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒業、同大学院文学研究科美学美術史学専攻修士課程修了。電通、ボストン・コンサルティング・グループ等を経て、組織開発・人材育成を専門とするコーン・フェリー・ヘイグループに参画。同社のシニア・クライアント・パートナー。専門はイノベーション、組織開発、人材/リーダーシップ育成。株式会社モバイルファクトリー社外取締役。一橋大学経営管理研究科非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2018/5/18)
- 発売日 : 2018/5/18
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 368ページ
- ISBN-10 : 4046023910
- ISBN-13 : 978-4046023919
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 3,931位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 17位哲学・思想の論文・評論・講演集
- - 33位哲学 (本)
- - 66位思想
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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2019年1月14日に日本でレビュー済み
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168人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年5月28日に日本でレビュー済み
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山口周さんの書く切れ味鋭い文章が好きで、これまでに出版された著作はおそらくすべて読んでいますが、今回のこの本がいちばん「筆が走っている」印象を受けました。もともと大学院まで行って哲学を専門的に勉強されたキャリアの持ち主だけあって、経営コンサルタントとなった今も哲学について語るのが好きなんだろうなぁと。いや、哲学について語るというより、哲学者が考え生み出してきた様々な「観点」をもとに今の世の中を観察して、人とは違う論考を繰り出して世間にぶつけるのが好きなんだろうなぁと思います。
よくある哲学の入門書とこの本が大きく違うのはまさにこういうところで、「この哲学者はこんなことを考えた~」と古代ギリシア時代にまで遡って時系列にただ紹介するのではなく、自分の好きな哲学者を好きに選んで、その人が人生を賭して生み出した観点を使って、「自分の意見」を主張している。だから厳密な意味では哲学の入門書とは言えないかもしれませんが、哲学の「使い方」を勉強するためには最良の入門書ではないかと思いました。
ちなみに哲学者だけでなく、マズローやデシ、チクセントミハイなど、経営学の教科書にも登場するような心理学者も数多く取り上げられています。また「ブラックスワン」や「反脆弱性」などの名著を書いたタレブに、「ソマティックマーカー仮説」を提唱した脳科学者のダマシオなども含まれており、著者の守備範囲の広さに驚かされます。教養が深いとは、まさにこういう、ジャンルを問わず知見を取り込み、その知見を使って自分の主張を生み出すことを言うのではないかと思います。
よくある哲学の入門書とこの本が大きく違うのはまさにこういうところで、「この哲学者はこんなことを考えた~」と古代ギリシア時代にまで遡って時系列にただ紹介するのではなく、自分の好きな哲学者を好きに選んで、その人が人生を賭して生み出した観点を使って、「自分の意見」を主張している。だから厳密な意味では哲学の入門書とは言えないかもしれませんが、哲学の「使い方」を勉強するためには最良の入門書ではないかと思いました。
ちなみに哲学者だけでなく、マズローやデシ、チクセントミハイなど、経営学の教科書にも登場するような心理学者も数多く取り上げられています。また「ブラックスワン」や「反脆弱性」などの名著を書いたタレブに、「ソマティックマーカー仮説」を提唱した脳科学者のダマシオなども含まれており、著者の守備範囲の広さに驚かされます。教養が深いとは、まさにこういう、ジャンルを問わず知見を取り込み、その知見を使って自分の主張を生み出すことを言うのではないかと思います。
ベスト1000レビュアー
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著者の前書「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?」を気に入り、この本も手に取ってみました。昨今は業界の変化が激しく、今までの知識がすぐ陳腐化します。(1年で15%の知識が古くなるだったかな?)このような現状、哲学という不変の理論は大いに学ぶ意味があります。特に参考になったのは以下の3点です。
・人間の欲求が先行し、テクノロジーがその達成のために発明・利用される
・真の悪とはシステムを無批判に受け入れること
・長期的な人間関係構築において、「普段はいい人だけどやられたらやり返す人」が最高の戦略
・人間の欲求が先行し、テクノロジーがその達成のために発明・利用される
・真の悪とはシステムを無批判に受け入れること
・長期的な人間関係構築において、「普段はいい人だけどやられたらやり返す人」が最高の戦略
2019年5月13日に日本でレビュー済み
私は大学教員という職業柄、哲学に関する類書を人並み以上には読んできた。
しかし、哲学をビジネスに活かすという視点で考えたことはなかったので、一体どのような内容なのかと興味を持ち、読んでみた。
結果、冒頭部分のみで読むに値しないと判断した。
大きな理由は1つ。「批判的」という語を、単に物事を批判するという意味で用いていたためである。
批判的とは日常用語での批判という意味以上に、反省的といった意味合いも含まれる幅広い概念である。
これは、哲学を真に学んだことがあるならば誰でも知らなければならない基本的な事柄である。
また、その他の項目も目を通してみたが、内容は極めて表面的であり、個々の哲学者やその思想について原典を読んでいないのではないかと思われる。
発想は良かっただけに、非常に残念である。
もう少し学びを深めてから、再度同じテーマに挑戦してみて欲しい。
しかし、哲学をビジネスに活かすという視点で考えたことはなかったので、一体どのような内容なのかと興味を持ち、読んでみた。
結果、冒頭部分のみで読むに値しないと判断した。
大きな理由は1つ。「批判的」という語を、単に物事を批判するという意味で用いていたためである。
批判的とは日常用語での批判という意味以上に、反省的といった意味合いも含まれる幅広い概念である。
これは、哲学を真に学んだことがあるならば誰でも知らなければならない基本的な事柄である。
また、その他の項目も目を通してみたが、内容は極めて表面的であり、個々の哲学者やその思想について原典を読んでいないのではないかと思われる。
発想は良かっただけに、非常に残念である。
もう少し学びを深めてから、再度同じテーマに挑戦してみて欲しい。
2019年7月1日に日本でレビュー済み
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ここに書いてある哲学もしくは哲学以外のアイデアには社会でストレスなく生きるために有用なものが含まれていると思う。しかし、それらを紹介するエピソードとそれによって導かれる教訓が繋がっていないものが少なくとも十数個はあった。論理が全ての哲学の基礎となっている以上、論理がない本書を哲学書と読んでいいのか疑問だ。なので★1とした。
だが、哲学書ではなく自己啓発書あるいはビジネス書としては興味深いと思う。本書で様々なアイデアを広く浅く知った後に、興味を持ったものをより深く学ぶように使うと便利だと感じた。
だが、哲学書ではなく自己啓発書あるいはビジネス書としては興味深いと思う。本書で様々なアイデアを広く浅く知った後に、興味を持ったものをより深く学ぶように使うと便利だと感じた。
2019年1月22日に日本でレビュー済み
内容が薄すぎる。
Wikipediaに載ってるような内容そのままの駄文
取り上げられている項目が広範囲で、どれも表面をなぞっただけの説明でなんの含蓄もない
「著者の守備範囲の広さに驚かされます」という他のレヴューもあるが、このような情報量の少ない本をよんでも
”わかっている気になってるだけ”の状態になるのが関の山である。
筆者も哲学の第一人者でもなんでもない広告会社の人間である。
3倍の値段を払ってもっと質の高い本を買ったほうが良かった。
Wikipediaに載ってるような内容そのままの駄文
取り上げられている項目が広範囲で、どれも表面をなぞっただけの説明でなんの含蓄もない
「著者の守備範囲の広さに驚かされます」という他のレヴューもあるが、このような情報量の少ない本をよんでも
”わかっている気になってるだけ”の状態になるのが関の山である。
筆者も哲学の第一人者でもなんでもない広告会社の人間である。
3倍の値段を払ってもっと質の高い本を買ったほうが良かった。
2018年12月29日に日本でレビュー済み
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本書は、仕事に直接役立つとの観点から、著者が選定した50の「哲学・思想のキーコンセプト」を紹介したものだ。哲学を学ぶことに対して著者は、起きていることを正確に洞察する、ものごとを批判的に思考する、課題を設定する、歴史上の悲劇を二度と起こさないためという四つの理由をあげ、その重要性を指摘する。さらに本書は、哲学の入門書ではあるが、使用用途ごとに整理されているなど他の類書とは異なる方法で編集されており、読者が途中で挫折しないよう工夫されているところが、大きな特徴だ。
キーコンセプトは「人」「組織」「社会」「思考」の四つに関するものとして整理されている。以下、印象に残ったものを取り上げる。
「人」に関するキーコンセプト
・ロゴス・エトス・パトス-論理だけでは人は動かない(アリストテレス)
・ルサンチマン-あなたの「やっかみ」は私のビジネスチャンス(フリードリッヒ・ニーチェ)
・権威への服従-人が集団で何かをやるときには、個人の良心は働きにくくなる(スタンレー・ミルグラム)
「組織」に関するキーコンセプト
・悪魔の代弁者-あえて「難癖を付ける人」の重要性(ジョン・スチュアート・ミル)
・ナッシュ均衡-「いい奴だけど、売られたケンカは買う」という最強の戦略(ジョン・ナッシュ)
・権力格差-上司は、自分に対する反対意見を積極的に探せ(ヘールト・ホフステード)
「社会」に関するキーコンセプト
・疎外-人間が作り出したシステムによって人間が振り回される(カール・マルクス)
・神の見えざる手-「最適な解」よりも「満足できる解」を求めよ(アダム・スミス)
・第二の性-性差別はとても根深く、血の中、骨の中に溶け込んでいる(シモーヌ・ド・ボーヴォワール)
「思考」に関するキーコンセプト
・コギト-一度チャラにして「疑えないこと」から再スタートしてみよう(ルネ・デカルト)
・脱構築-「二項対立」に縛られていないか?(ジャック・デリダ)
前著『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』がなかなか腹落ちした内容の本だったため、同じ著者の2冊目として本書を手に取ってみた。読んでいて「うんうん、あるある」と思える箇所か多く、哲学を実用的に使うという点で有意義な目的の本と言えよう。
キーコンセプトは「人」「組織」「社会」「思考」の四つに関するものとして整理されている。以下、印象に残ったものを取り上げる。
「人」に関するキーコンセプト
・ロゴス・エトス・パトス-論理だけでは人は動かない(アリストテレス)
・ルサンチマン-あなたの「やっかみ」は私のビジネスチャンス(フリードリッヒ・ニーチェ)
・権威への服従-人が集団で何かをやるときには、個人の良心は働きにくくなる(スタンレー・ミルグラム)
「組織」に関するキーコンセプト
・悪魔の代弁者-あえて「難癖を付ける人」の重要性(ジョン・スチュアート・ミル)
・ナッシュ均衡-「いい奴だけど、売られたケンカは買う」という最強の戦略(ジョン・ナッシュ)
・権力格差-上司は、自分に対する反対意見を積極的に探せ(ヘールト・ホフステード)
「社会」に関するキーコンセプト
・疎外-人間が作り出したシステムによって人間が振り回される(カール・マルクス)
・神の見えざる手-「最適な解」よりも「満足できる解」を求めよ(アダム・スミス)
・第二の性-性差別はとても根深く、血の中、骨の中に溶け込んでいる(シモーヌ・ド・ボーヴォワール)
「思考」に関するキーコンセプト
・コギト-一度チャラにして「疑えないこと」から再スタートしてみよう(ルネ・デカルト)
・脱構築-「二項対立」に縛られていないか?(ジャック・デリダ)
前著『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』がなかなか腹落ちした内容の本だったため、同じ著者の2冊目として本書を手に取ってみた。読んでいて「うんうん、あるある」と思える箇所か多く、哲学を実用的に使うという点で有意義な目的の本と言えよう。
2018年7月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一般的に考えられる哲学のジャンルより広範な分野を扱っており、著名な(哲)学者(政治学、経済学、社会学、心理学なども含む)の考えの、極一部を抜き出して紹介している。ある程度の教養のある方なら、本書で紹介されている内容の大部分はご存知ではないだろうか。50人もの学者を紹介しているため、ひとつひとつは浅い内容とならざるをえず、しかも著者の見解と合わさって、かなり強引な説明になっている部分も散見され、そこが残念。