個人的に不動産業界のアレコレを学ぶという視点では本作を全く見ておらず一連の駆け引きを頭脳戦バトル漫画のように捉えて読んでいる訳ですが、基本的には話が纏まりかける→永瀬に風が吹いて話が拗れかける→その後の機転で解決というパターンが多めな割にマンネリ感を抱かせない辺りの話の作りは上手いなと思わせます。不動産業界に対する知識だけではこの面白さは描けないでしょう。
この漫画にはミネルヴァという悪徳業者がライバル的位置づけで存在するのですがこれが単純な勧善懲悪に感じさせないのもこの業者のやってることも不動産業の表裏一体な一側面を、取材を元に描かれた説得力を内包しているからでしょう。
基本的にはシリアスな話が多いですが物語から軽やかさを損なわせない登場人物達の魅力もだいぶいい感じになりました。特に大河部長はうまい具合にキャラが立ちましたね。永瀬と榎本さんとのフラグは折れたようですがここはひとつ月下とのラブコメ展開にも期待したいところです。強敵らしき人物も登場し、次巻も盛り上がりそうです。
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