広報担当者、マーケッター、そして政治家も必見の一冊だと思います。
挙げられている事例や事象も分かりやすく、一気に読んでしまいました。
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欲望する「ことば」 「社会記号」とマーケティング (集英社新書) 新書 – 2017/12/15
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それは音もなく世界を変える。
女子力、加齢臭、草食男子、婚活、美魔女、おひとりさま、イクメン、インスタ映え……。これら、どこからともなく現れて一般化した造語を、著者は「社会記号」と呼ぶ。そして、それは世界の見え方を一変させ、マーケットを支配していくという。では、「ことば」はどのように生まれ、どんなプロセスを経て社会に定着していくのか。なぜ人は新しい「ことば」を求めるのか。
本書は、マーケティングのプロと研究者がタッグを組み、それぞれの視点で「社会記号」について考察。人々の潜在的欲望をあぶり出し、世の中を構築し直す「社会記号」のダイナミクスに迫る。
[著者情報]
嶋 浩一郎(しま こういちろう)
一九六八年生まれ。上智大学卒。博報堂ケトル共同CEO。PR視点で企業コミュニケーションを手掛ける。本屋大賞実行委員会理事。東京・下北沢に本屋B&Bを運営。著書に『嶋浩一郎のアイデアのつくり方』など。
松井 剛(まつい たけし)
一九七二年生まれ。一橋大学教授。博士(商学)。専門はマーケティング、消費者行動論、文化社会学など。著書に『ことばとマーケティング? 「癒し」ブームの消費社会史』、共編著に『1からの消費者行動』。
女子力、加齢臭、草食男子、婚活、美魔女、おひとりさま、イクメン、インスタ映え……。これら、どこからともなく現れて一般化した造語を、著者は「社会記号」と呼ぶ。そして、それは世界の見え方を一変させ、マーケットを支配していくという。では、「ことば」はどのように生まれ、どんなプロセスを経て社会に定着していくのか。なぜ人は新しい「ことば」を求めるのか。
本書は、マーケティングのプロと研究者がタッグを組み、それぞれの視点で「社会記号」について考察。人々の潜在的欲望をあぶり出し、世の中を構築し直す「社会記号」のダイナミクスに迫る。
[著者情報]
嶋 浩一郎(しま こういちろう)
一九六八年生まれ。上智大学卒。博報堂ケトル共同CEO。PR視点で企業コミュニケーションを手掛ける。本屋大賞実行委員会理事。東京・下北沢に本屋B&Bを運営。著書に『嶋浩一郎のアイデアのつくり方』など。
松井 剛(まつい たけし)
一九七二年生まれ。一橋大学教授。博士(商学)。専門はマーケティング、消費者行動論、文化社会学など。著書に『ことばとマーケティング? 「癒し」ブームの消費社会史』、共編著に『1からの消費者行動』。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2017/12/15
- ISBN-104087210111
- ISBN-13978-4087210118
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
女子力、加齢臭、草食男子、婚活、美魔女、おひとりさま、イクメン、インスタ映え…。これら、どこからともなく現れて一般化した造語を、著者は「社会記号」と呼ぶ。そして、それは世界の見え方を一変させ、マーケットを支配していくという。では、「ことば」はどのように生まれ、どんなプロセスを経て社会に定着していくのか。なぜ人は新しい「ことば」を求めるのか。本書は、マーケティングのプロと研究者がタッグを組み、それぞれの視点で「社会記号」について考察。人々の潜在的欲望をあぶり出し、世の中を構築し直す「社会記号」のダイナミクスに迫る。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
嶋/浩一郎
1968年生まれ。上智大学卒。博報堂ケトル共同CEO。PR視点で企業コミュニケーションを手掛ける。本屋大賞実行委員会理事。東京・下北沢に本屋B&Bを運営
松井/剛
1972年生まれ。一橋大学教授。博士(商学)。専門はマーケティング、消費者行動論、文化社会学など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1968年生まれ。上智大学卒。博報堂ケトル共同CEO。PR視点で企業コミュニケーションを手掛ける。本屋大賞実行委員会理事。東京・下北沢に本屋B&Bを運営
松井/剛
1972年生まれ。一橋大学教授。博士(商学)。専門はマーケティング、消費者行動論、文化社会学など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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著者について
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一橋大学経営管理研究科教授。1972年、北海道生まれ。2000年、一橋大学商学研究科博士後期課程修了、博士(商学)。2007年8月から2009年3月までプリンストン大学社会学部客員フェロー(2007年、安倍フェロー)。弁当作ってます。走ってます。https://www.instagram.com/prof_matsutake/
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.3
星5つ中の4.3
29 件のグローバル評価
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ベスト1000レビュアー
Amazonで購入
広告業界とアカデミー界の代表によるいま今のバズワード
の本質論という感じです。
文章自体がとても平易にロジカルに書かれているので読み
やすいです。
意識化の欲望を解き明かすというのは優れた商品やサービス
を開発する会社がビジネスインサイトの発掘ということで様々
な方法論を使ってやっています。これに目を付けた広告会社や
リサーチファーム、デザインファームが企業秘密のようにして
いる「ホットな商材」でもあります。
本書では欲望が言語化されることで人の認知フレーム、心理
フレームが形成される、あるいは変わるというところを丁寧に
書いていて、とてもわかりやすいです。AIにできること、できない
こともちらりと書かれていたり、マスコミのバズらせ方の傾向や
その背景も冷静に書かれています。バズワードに踊らされすぎない、
あるいは乗り遅れすぎずにその背景をきっちり読み取るための
スキルを身につけるにはうってつけの書だと思います。
の本質論という感じです。
文章自体がとても平易にロジカルに書かれているので読み
やすいです。
意識化の欲望を解き明かすというのは優れた商品やサービス
を開発する会社がビジネスインサイトの発掘ということで様々
な方法論を使ってやっています。これに目を付けた広告会社や
リサーチファーム、デザインファームが企業秘密のようにして
いる「ホットな商材」でもあります。
本書では欲望が言語化されることで人の認知フレーム、心理
フレームが形成される、あるいは変わるというところを丁寧に
書いていて、とてもわかりやすいです。AIにできること、できない
こともちらりと書かれていたり、マスコミのバズらせ方の傾向や
その背景も冷静に書かれています。バズワードに踊らされすぎない、
あるいは乗り遅れすぎずにその背景をきっちり読み取るための
スキルを身につけるにはうってつけの書だと思います。
2019年10月16日に日本でレビュー済み
あたかも最初からあったかのように生活に溶け込んで、
ある集団や概念を独立したカテゴリーとして認識させている言葉=社会記号について
実際にマーケターとして動かれる嶋浩一郎さんと
大学で文化社会学等を研究されている松井剛先生が交互に考察を進めていく本です。
最後の1章はふたりの対談となっていて、社会言語の発生について答えが導かれています。
とても分かりやすく、面白かったです。
なんかこんな感じのことが起こっているよねということを言葉でぴたりぴたりと説明されて、それを誰もが生活のなかで関わったことがある例でほらこんな風に、と示されます。
言語学やマーケティングの主たる著作や論文からの援用も多くされていますが、
読者に伝えることが大切だというスタンツで書かれているので、
難しいところは噛み砕いて説明されていて、すらすた読んでいるうちにいつのまにか理解できています。
さすがマーケター。
嶋さんは(多分知る人ぞ知る、という方なのでしょうが)博報堂ケトルでCEOをされている方です。ああ広告大手の偉い人だからそんなに分析ツールを持っていたり、リソースを持っていたりするんでしょと思われるでしょうか。
私は思ってました。
なーんだ博報堂さんか、そりゃ強いよ、みたいな。
でもそれってちがくて、
好きなものを24時間考えて続けていたら強くなっていたんじゃないかなと思いを改めされられました。だって就業後におじさんが女の子の気持ちをトレースする(憑依する)ために毎日プラザに通って1時間練り歩いたり普通するかな。基礎から勉強するんだといって、ごつい専門書をちゃんと理解するまで読んでじゃあそれを実践に落とすためにはどうしたらいいかなって考えたりしてきたかな。
本当に、マーケティングというか社会記号が好きなんだなって思いました。
そういう姿勢でやっているから、この分析ツールおすすめだよとか、うちの店舗で共同実証やってみようよとか、そういう支援を招くんじゃないかな。なんか誰かが、楽しんで仕事をしてる人には仕事から来るって言ってた。多分楽しいんでしょうね。
それから大学でずっと研究されてきた松井先生は、執筆時点で15年も社会記号について扱われてきたのだとのこと。会社だったら同じ目的の仲間と切磋琢磨できますが、研究は同じテーマに取り組む人は同士ではありますがライバルでもあるので、利害関係なく同じ方向に走っていける人として嶋さんとの出会いはきっとうれしかったでしょうね。
言語学と社会文化学の間に位置するようなテーマだと多分研究職でも深く話せる人は少なかったかも。
そういう風に夢中になっている2人が書いているから、
見て見て社会記号ってね!っていう楽しい空気まで文字に詰め込まれているようで、もっと読みたいのに本が終わってしまう!という焦りまで感じました。
内容も雰囲気も、とても素敵な1冊です。
ある集団や概念を独立したカテゴリーとして認識させている言葉=社会記号について
実際にマーケターとして動かれる嶋浩一郎さんと
大学で文化社会学等を研究されている松井剛先生が交互に考察を進めていく本です。
最後の1章はふたりの対談となっていて、社会言語の発生について答えが導かれています。
とても分かりやすく、面白かったです。
なんかこんな感じのことが起こっているよねということを言葉でぴたりぴたりと説明されて、それを誰もが生活のなかで関わったことがある例でほらこんな風に、と示されます。
言語学やマーケティングの主たる著作や論文からの援用も多くされていますが、
読者に伝えることが大切だというスタンツで書かれているので、
難しいところは噛み砕いて説明されていて、すらすた読んでいるうちにいつのまにか理解できています。
さすがマーケター。
嶋さんは(多分知る人ぞ知る、という方なのでしょうが)博報堂ケトルでCEOをされている方です。ああ広告大手の偉い人だからそんなに分析ツールを持っていたり、リソースを持っていたりするんでしょと思われるでしょうか。
私は思ってました。
なーんだ博報堂さんか、そりゃ強いよ、みたいな。
でもそれってちがくて、
好きなものを24時間考えて続けていたら強くなっていたんじゃないかなと思いを改めされられました。だって就業後におじさんが女の子の気持ちをトレースする(憑依する)ために毎日プラザに通って1時間練り歩いたり普通するかな。基礎から勉強するんだといって、ごつい専門書をちゃんと理解するまで読んでじゃあそれを実践に落とすためにはどうしたらいいかなって考えたりしてきたかな。
本当に、マーケティングというか社会記号が好きなんだなって思いました。
そういう姿勢でやっているから、この分析ツールおすすめだよとか、うちの店舗で共同実証やってみようよとか、そういう支援を招くんじゃないかな。なんか誰かが、楽しんで仕事をしてる人には仕事から来るって言ってた。多分楽しいんでしょうね。
それから大学でずっと研究されてきた松井先生は、執筆時点で15年も社会記号について扱われてきたのだとのこと。会社だったら同じ目的の仲間と切磋琢磨できますが、研究は同じテーマに取り組む人は同士ではありますがライバルでもあるので、利害関係なく同じ方向に走っていける人として嶋さんとの出会いはきっとうれしかったでしょうね。
言語学と社会文化学の間に位置するようなテーマだと多分研究職でも深く話せる人は少なかったかも。
そういう風に夢中になっている2人が書いているから、
見て見て社会記号ってね!っていう楽しい空気まで文字に詰め込まれているようで、もっと読みたいのに本が終わってしまう!という焦りまで感じました。
内容も雰囲気も、とても素敵な1冊です。
ベスト500レビュアー
新書で出版されるのが驚きです。初めに言葉ありき。ある意味、現代の魔術書、メディアは聖職、マーケティング、記号論の一級の教科書とも読めます。コンセプト創りの社会的重要性やインパクト、社会的受容があるとは言えコトバの取扱いの危険性、記号化による救済(その逆も)などを個人的に実感しました。ある意味キャズムと共通している処があると思います。ビジネス(マーケティング)、記号論、社会学、出版と多領域を横断していてネタ本になる方も多いかと思います。新しい物好きにお勧めです。