どこかで見たようなステレオタイプのキャラたちが、ステレオタイプのお話で進んで行き、予想通りにおわるのね。
そんな読後感。
ただそれは、僕がいままで乱読しすぎたからだと思う。
16歳の息子に読ませたら、
『カッコイイ、面白い』
との事。
まだ何を読んでも面白い少年が羨ましくなった。
50を過ぎたオジサンとウブな息子とでは読後感が違って当たり前だが、確かにこれを最初に読むと影響されるかと思う。
個人的には、他の方のレビューでマジメなパトレイバーだと書いていたが、横山秀夫の半落ちや、64的な男たちの熱いドラマもあった。
もちろんどちらが先と言う話しでなくて作者の中での咀嚼、発酵、熟成度合の話ね。
なので個人的には、作者のなかでもう少し発酵が進むと、僕もたのしめて良かったかなぁ。
と思った。
機龍警察〔完全版〕 (ハヤカワ・ミステリワールド) (日本語) 単行本 – 2014/11/7
月村 了衛
(著)
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本の長さ390ページ
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言語日本語
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出版社早川書房
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発売日2014/11/7
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ISBN-104152094982
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ISBN-13978-4152094988
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
テロや民族紛争の激化に伴い発達した近接戦闘兵器・機甲兵装。新型機“龍機兵”を導入した警視庁はその搭乗員として3人の傭兵と契約した。警察組織内で孤立しつつも彼らは機甲兵装による立て籠もり現場へ出動する。だが事件の背後には想像を絶する巨大な闇が広がっていた…日本SF大賞&吉川英治文学新人賞受賞の“至近未来”警察小説シリーズ第1作を徹底加筆した完全版。必読の特別企画多数収録。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
月村/了衛
1963年生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。2010年に『機龍警察』で小説家デビュー。2012年に『機龍警察 自爆条項』(いずれもハヤカワ文庫JA刊)で第33回日本SF大賞、2013年に『機龍警察 暗黒市場』(ハヤカワ・ミステリワールド刊)で第34回吉川英治文学新人賞を受賞。一躍ジャンルを超えて注目を集める俊英作家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1963年生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。2010年に『機龍警察』で小説家デビュー。2012年に『機龍警察 自爆条項』(いずれもハヤカワ文庫JA刊)で第33回日本SF大賞、2013年に『機龍警察 暗黒市場』(ハヤカワ・ミステリワールド刊)で第34回吉川英治文学新人賞を受賞。一躍ジャンルを超えて注目を集める俊英作家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2014/11/7)
- 発売日 : 2014/11/7
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 390ページ
- ISBN-10 : 4152094982
- ISBN-13 : 978-4152094988
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 351,658位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 383位ハヤカワ・ミステリ
- - 8,026位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.2
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
このシリーズ全巻単行本で既読ですが、エンタメ度は高く、再度Kindle購入。直ぐに映像化出来る描写と凄まじい主人公たちの世界規模の過去ねスケール感を背景に、警察改革含めてのリアリティ、宇宙でなく都内でのリアルガンダム戦、顔を上げればいそうな、切迫感が、相変わらず面白い。是非ご一読を。嵌ります。笑笑
2019年9月24日に日本でレビュー済み
著者の本はいくつか読んでいる。息をもつかさない展開がとても好きだ。その著者のデビュー作である。
シリーズ化もされている大作らしい。警察内部で特殊な任務につく部隊。
想像ではエヴァンゲリオンのような小型モビルスーツのようなものを着込んで、戦う部隊。
彼らとテロリストの戦いを描いている。いろいろな武器や戦闘が出てくるが、正直細かすぎて疲れてしまった。
物語のダイナミズムよりディテイルが優先されていて、それはそれですごいのだが、理解が追いつかなかった。
しかし、デビュー作でこの出来は単純にすごい。荒削りながら、後の活躍を予測させる小説だ。
しかし、自分には合わなかった。
シリーズ化もされている大作らしい。警察内部で特殊な任務につく部隊。
想像ではエヴァンゲリオンのような小型モビルスーツのようなものを着込んで、戦う部隊。
彼らとテロリストの戦いを描いている。いろいろな武器や戦闘が出てくるが、正直細かすぎて疲れてしまった。
物語のダイナミズムよりディテイルが優先されていて、それはそれですごいのだが、理解が追いつかなかった。
しかし、デビュー作でこの出来は単純にすごい。荒削りながら、後の活躍を予測させる小説だ。
しかし、自分には合わなかった。
VINEメンバー
冒頭で読む気が失せて先を読んでいない人もいるようですが、最初に襲撃されたパトカーは襲撃犯の偽の通報に寄っておびき出されたものなので、待ち伏せしていた敵が警官が至近距離に入るまで息を潜めていたのは容易に想像できます。
そもそもパワーショベル的な油圧駆動でもないのですから「エンジン音がするはずだ」というのもレトロな推測でしょう。巨体と表現はされていても全高3.5mはガンダム、ゲッターロボとは比較にならないコンパクトさで、既存のメカニズムと比較するなら「プリウス程度」の静粛性は期待してもよいかと思います。もちろん電気で動くなら動く瞬間以外は無音です。
このサイズ感は「車両」として扱えるレベルを狙っているのでしょうね。
住宅の中に入るのは無理でも、車両の活躍できる場所ならOK
電線が張り巡らされた日本の市街地でも安心して活躍できます。
ちなみに私はこの作品を「刑事ドラマ」と捉えています。機甲兵装は主人公の乗り物に過ぎず、その設定の実現性、現実性が作品の価値を左右するとは思いません。
思えば80年代のパソコン通信時代、「ロボットはSF兵器として有りか無しか」なんて議論が盛り上がっていた時代が懐かしいですね。
まあまっとうなSFならロボットの存在する世界観を構築するのが腕の見せ所なのでしょうが、ともあれ、これは刑事小説です。キモは人間ドラマです。主役クラスの搭乗員のそれぞれが生身で戦う設定でも十分小説として面白いと思うわけで、むしろガチガチのメカオタクでは無い人にも楽しめるSFとして推薦できます。
そもそもパワーショベル的な油圧駆動でもないのですから「エンジン音がするはずだ」というのもレトロな推測でしょう。巨体と表現はされていても全高3.5mはガンダム、ゲッターロボとは比較にならないコンパクトさで、既存のメカニズムと比較するなら「プリウス程度」の静粛性は期待してもよいかと思います。もちろん電気で動くなら動く瞬間以外は無音です。
このサイズ感は「車両」として扱えるレベルを狙っているのでしょうね。
住宅の中に入るのは無理でも、車両の活躍できる場所ならOK
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ちなみに私はこの作品を「刑事ドラマ」と捉えています。機甲兵装は主人公の乗り物に過ぎず、その設定の実現性、現実性が作品の価値を左右するとは思いません。
思えば80年代のパソコン通信時代、「ロボットはSF兵器として有りか無しか」なんて議論が盛り上がっていた時代が懐かしいですね。
まあまっとうなSFならロボットの存在する世界観を構築するのが腕の見せ所なのでしょうが、ともあれ、これは刑事小説です。キモは人間ドラマです。主役クラスの搭乗員のそれぞれが生身で戦う設定でも十分小説として面白いと思うわけで、むしろガチガチのメカオタクでは無い人にも楽しめるSFとして推薦できます。