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上遠野浩平

機械仕掛けの蛇奇使い (電撃文庫 (0916)) (日本語) 文庫 – 2004/4/10

上遠野浩平 (著), 緒方剛志 (イラスト)

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347ページ
言語

日本語
出版社

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発売日

2004/4/10
ISBN-10

4840226393
ISBN-13

978-4840226394
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登録情報

出版社 : メディアワークス (2004/4/10)
発売日 : 2004/4/10
言語 : 日本語
文庫 : 347ページ
ISBN-10 : 4840226393
ISBN-13 : 978-4840226394

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Amazon Customer

上遠野作品をすべて読んでこそ

2004年5月1日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

雰囲気、世界観は『冥王と獣のダンス』みたいな感じ。
『ぼくらは虚空に夜を視る』シリーズを読んでいると裏が理解できておもしろいし、『ブギーポップ』シリーズのあの人もでてきますし。
この作品を足がかりにほかの作品を読んでもいいけど、
ほかの作品を読んでからのほうが楽しめるとおもいます。

9人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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BLACKEYE

終わった夢の続き

2006年3月28日に日本でレビュー済み

１７歳の王様には昔のものを集めるという趣味があった。

それを現実に置き換えて投影して考えるならば、ずいぶんと大人びた（わるくいえばオッサンぽい）趣味の少年だけれど、そこが肝心なのだろう。

この上遠野浩平という作家はいつも大人よりも大人びているどこか冷めたような瞳で「世界」を視る少年を描いてきた。

上遠野作品には、「世界」で大人たちの組織の上にいるパーソン的な存在が実は少年、だというパターンがかなり多い。

（本人も「少年たちのためにただのエンターテイネントの意味だけではなく、イノセンスへの哲学や憧憬としての『ＳＦ小説』を書いている」とも言っていた）

「世界」の闇に気づいてしまった少年が大人の心の隙をついてしまってその組織の中で大成できてしまえるその理由は、彼らがもつ闇（はっきり言ってしまえば「人は皆孤独」「死」「幻想」などの持つ意味にきづいてしまっているということ）がある種真実をついているからだが、なんにでもいえることだがそういう概念には終点という発想がない。

「だからなんなの？」と強気でいわれてしまえば終わりだ。

だけれども僕は逆にその「なんなの？」の『何』をさがすものとして、それを手助けするツールとして物語としてのファンタジー小説があるのだと、僕は思う。「だから何？」に納得してしまえばそれこそそこで「だから何？」で終わってしまうからだ。僕らはなにかを探すためにここに迷い込んだはずなのだから、と。

人によってはただの矮小な自己意識ということで終わるかもしれないけれど、ある時期にあるタイプの人間（少年）が読むものとしては上遠野作品にはなにかとても不思議なシンパシーを感じさせる魅力があるはずです。

あの日少年だった自分と同じようなややこしい悩みを抱えた少年たちに勧めます。

5人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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xzr

少しあっさりすぎかな？

2004年5月29日に日本でレビュー済み

「電撃hp SP」に掲載された『虚無を心に蛇と唱えよ』を大幅にリメイクし、設定なども大きく変えた作品。「これが決定版ということではなく、どっちも作品です」とのこと。そういったこともあってか、作中で引用される文章の引用元が『虚無を心に蛇と唱えよ』となっており、自作中で多層的な設定になっている。
万物に秘められているエネルギー、幽質量を引き出す詠韻技術と呼ばれる魔法が基礎となる世界。ゴウクと呼ばれる大帝国によって統べられているこの世界は、若き皇帝、ローティフェルドによって治められていた。ある日、陰謀により失脚してしまった彼は、それと同時に闘争と破壊の化身として知られる、古代の超兵器（とはいえ、性別不明の魔人のような存在なのだが）「ルルド・バイパー」を目覚めさせてしまう。「俺はお前なんだからな」不思議な言葉と共に彼と関わりあうことになったバイパーと共に、ローティフェルドは自分を探しながらも再度、帝都へと戻る旅へ... 。
基本はファンタジー世界ということで、講談社の「戦地調停士ED」シリーズとの関連があるのかなぁと思いきや、それは無いようです。しかしのっけから、徳間デュアル文庫で展開している「ナイトウォッチ」シリーズとの関連が匂わされ（＝「ブギーポップ」シリーズともつながる訳ですね）、また実際「ナイトウォッチ」シリーズがかなり核心に触れるところに関連しています。
と言うようなところは楽しめるものの、「戦地調停士ED」シリーズのようなミステリ的な楽しみや、陰謀を巡る大掛かりな仕掛け、といったものはなく、結構あっさりめな感じ？少し食い足りない感じはあるものの、次回に期待といったところ？

8人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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これはこれ、かな。

2005年1月26日に日本でレビュー済み

17歳の皇帝には昔のものを集めるという趣味があった。ある日、そのひとつの封印をといたことから物語が始まる。普通に皇帝としての人生をまっとうするだろうと思っていたのに、そうはいかなくなったのだ。
他シリーズと関連があるみたいですが、これはこれで読んでもいいのかなと。その人の日常を飛びこした何か、という意味では他の作品と共通していると思います。世の中、なんでもできるというか。
世界はファンタジーに設定されていますが、主眼はそのあたりかなと思いました。
登場人物はなかなか面白いし、話としての展開も楽しめました。

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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紅

自分的には素晴らしい

2004年4月30日に日本でレビュー済み

読む前はレビューのようなファンタジー系かと思っていましたが、それは当っているようで外れていました
恋愛みたいなものはほとんど無いのに、こんなに感動できるんだな、って驚いたくらいです
やっぱり微妙に繋がっている世界観が楽しいですし、儚いです
今まで読んできた本の中では最高です
自分なら万人にオススメできる本だと思います

9人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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世界太郎

残念だが習作と言わざるを得ない

2005年9月8日に日本でレビュー済み

ファンタジーは空想の世界設定だからこそ、細かい描写が必須なのである。細かく説明されなければ、読者は場面を想像の世界に構築することができない。
しかしこの作品では、どの場面も”景色がぼやけて”見えてしまう。
それはまるで夢の断片。
心理描写が巧みな著者だけに、残念極まりない。

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paramore

待望の新作!!

2004年4月10日に日本でレビュー済み

どうやら今回は王室モノっぽいです。
(この段階ではまだ未読。)
さすかに『ブギ－ポップ』では、話を広げすぎて収集つかなくなったのか？
個人的には黒帽子の活躍が見たいところだが・・・
上遠野ファンなら買うでしょう？
今度はブギ－ポップの新作に期待！

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