毎度のことながら、新刊を購入するたびにイッキ読みしてしまう。
何とも言えないテイストは今回も健在。
奇妙で不思議で考えさせられる。でも、読後感は悪くない。
第8話「THE RoBEATLES」の中のケンちゃんのセリフ。
『人工知能がヒット曲を分析して新しい曲を作る時代だぜ。
勝てそうもないじゃん。』……。
これはあり得るんだろうな、と思う。
AI がヒット曲を分析して音楽を作り、それがヒットする。
同じように、AI が小説を書き、それがベストセラーになる。
あるいはまた、AI がマンガを描き、それがヒットするなんて事も
あるのかも……。
そうしたらどうします? 業田さん?……
人類は現在、いまだかつて抱いたことのない
危機感と無力感を抱いている。
AI に職を奪われるのではないか?
AI と競い合ったって勝てるわけないじゃん……。
この作品では最後、そんな無力感にさいなまれつつ
夢を諦めかけている主人公を、ロボットが励ます。
主人公のケンちゃんは、再び奮起してミュージシャンになる
夢に向かって歩き出す。
そしてロボットも前へ進むことを決める。
人間はこれからどこへ向かったら良いのだろう?
AI に引けを取らず、人間にしか出来ないことって何だろう。
ロボットはこれからどんだけ前に進むのだろう?
人間をはるか超えて、神になってしまう日が来るのだろうか。
それは誰にも分からない……。
ともあれ、人間とロボットの “共存” はもうすでに始まっている。
とにかく前に進もう! トゥモロー ネバー ノウズ だ!
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機械仕掛けの愛(5) (ビッグコミックス) Kindle版
-
言語日本語
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出版社小学館
-
発売日2018/2/23
-
ファイルサイズ48153 KB
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.6
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年7月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
第1話「愛犬ボム」が良かった。
これは、似非愛犬家への皮肉たっぷりのはなし。
イヌをネコっ可愛がり(?)する飼い主は、往々にして他人(とくに犬嫌い)の迷惑おかまいなしで、甘やかされたイヌは、まず躾がなっていない。 やたら無駄啼きし、ガチャガチャ爪音を立てて走り回り、無関係の人様に吠え掛かり・・・と、世間の迷惑である。
そして、そんな飼い主ほど、引っ越し、転職、結婚などでイヌが足手まといになったら、昨日まで溺愛していたはずの愛犬を厄介払いしたがる。 親族・友人知人に押し付けようとし、甚だしきは保健所に連れて行く(死刑宣告!)。
一体、イキモノをなんだと思っているのか。 無責任この上ない。
他人や親族へのプレゼントにペットを贈る人がいるというが、そもそも、イヌやネコ(人間の0.5人~1人分くらい養育に手間と費用がかかる)を相手の同意なく一方的に押し付ける、という神経が私には理解できない。
甘やかされた挙句、厄介扱いされるイヌが、いい面の皮だ。
【余談】
本当に賢い、躾のできたイヌ(稀だが)は、やたら人間に吠えつかない。
あるドイツ人が日本で飼っていた大型犬は、初対面の私(筋金入りの嫌犬家で、殆どのイヌに吠えられる)に、「こんにちは。ようこそ。」と会釈をして目で挨拶したので、驚いた。 私の思い違いでなく、同行した家人もあとで同じことを言っていた。
そんな犬なら、嫌犬家の私も歓迎だ(日本で躾のできているイヌは、100頭に1頭くらいだろうか?)。
因みに拙宅のネコ(捨て猫出身。保健所頒布会から生還)は、普段は自分が飼い主のような顔をしているが、何かしてほしいときは、人に通じるネコ語をしゃべる。(ニャウリンガルは要らない)
どうも、ネコのほうが頭がいいようだ。
これは、似非愛犬家への皮肉たっぷりのはなし。
イヌをネコっ可愛がり(?)する飼い主は、往々にして他人(とくに犬嫌い)の迷惑おかまいなしで、甘やかされたイヌは、まず躾がなっていない。 やたら無駄啼きし、ガチャガチャ爪音を立てて走り回り、無関係の人様に吠え掛かり・・・と、世間の迷惑である。
そして、そんな飼い主ほど、引っ越し、転職、結婚などでイヌが足手まといになったら、昨日まで溺愛していたはずの愛犬を厄介払いしたがる。 親族・友人知人に押し付けようとし、甚だしきは保健所に連れて行く(死刑宣告!)。
一体、イキモノをなんだと思っているのか。 無責任この上ない。
他人や親族へのプレゼントにペットを贈る人がいるというが、そもそも、イヌやネコ(人間の0.5人~1人分くらい養育に手間と費用がかかる)を相手の同意なく一方的に押し付ける、という神経が私には理解できない。
甘やかされた挙句、厄介扱いされるイヌが、いい面の皮だ。
【余談】
本当に賢い、躾のできたイヌ(稀だが)は、やたら人間に吠えつかない。
あるドイツ人が日本で飼っていた大型犬は、初対面の私(筋金入りの嫌犬家で、殆どのイヌに吠えられる)に、「こんにちは。ようこそ。」と会釈をして目で挨拶したので、驚いた。 私の思い違いでなく、同行した家人もあとで同じことを言っていた。
そんな犬なら、嫌犬家の私も歓迎だ(日本で躾のできているイヌは、100頭に1頭くらいだろうか?)。
因みに拙宅のネコ(捨て猫出身。保健所頒布会から生還)は、普段は自分が飼い主のような顔をしているが、何かしてほしいときは、人に通じるネコ語をしゃべる。(ニャウリンガルは要らない)
どうも、ネコのほうが頭がいいようだ。
2019年5月3日に日本でレビュー済み
この作家は四コマまんがのイメージだった。岩谷テンホーと同じエロティックなギャグ作家のそれである。
前作「ロボット小雪」がそうだった。しかし、それから数年。業田良家はすごい作家になっていた。
例えばこの巻の第1話「愛犬ボム」。本当に感心してしまった。R2D2型のロボットと柴犬ボムの話
なのだが、ロボットの主人の男が、結婚予定の女性が犬嫌いのためボムを処分しろと命令する。
ボムには首に犬語翻訳機がついていて、感情がわかる。ロボットは散歩のあと引き取りセンターに向かう。
途中、ボムがオシッコしてロボットが後処理をする細かい描写。人間と同じ生き物であるということだ。
引き取りセンターの入り口で震えるボム「こわいよォ」・・ついに意を決して、ロボットは女性のもとへボムを
捨てないよう頼みこむ。女性は、それなら代わりにロボットの方を捨てることにすると言い放つ。
この後、物語は意外な展開をみせるのだが、なにげなく挿入される散歩仲間とのエピソードが後になって
きいてくる。たった24ページの短編だが、捨てコマがない。このマンガは「ビッグコミック」ではじめて
読んだのだが、完成度はその他の連載マンガの中でダントツだった。もっと読みたい!
前作「ロボット小雪」がそうだった。しかし、それから数年。業田良家はすごい作家になっていた。
例えばこの巻の第1話「愛犬ボム」。本当に感心してしまった。R2D2型のロボットと柴犬ボムの話
なのだが、ロボットの主人の男が、結婚予定の女性が犬嫌いのためボムを処分しろと命令する。
ボムには首に犬語翻訳機がついていて、感情がわかる。ロボットは散歩のあと引き取りセンターに向かう。
途中、ボムがオシッコしてロボットが後処理をする細かい描写。人間と同じ生き物であるということだ。
引き取りセンターの入り口で震えるボム「こわいよォ」・・ついに意を決して、ロボットは女性のもとへボムを
捨てないよう頼みこむ。女性は、それなら代わりにロボットの方を捨てることにすると言い放つ。
この後、物語は意外な展開をみせるのだが、なにげなく挿入される散歩仲間とのエピソードが後になって
きいてくる。たった24ページの短編だが、捨てコマがない。このマンガは「ビッグコミック」ではじめて
読んだのだが、完成度はその他の連載マンガの中でダントツだった。もっと読みたい!
2018年9月10日に日本でレビュー済み
シンプルでありながら、深い。
業田良家さんの漫画に外れはありません。
人間よりも愛情豊かなロボット。
自己犠牲や他者を思う気持ち、人間の役に立とうとする無償の愛。
読んでいるとじんわり心に灯がともります。
そういういい面を描く反対に、
狙った獲物は絶対に逃さない、非常な暗殺者としてのロボットも登場します。
しかも、考えさせられるような皮肉な結末として物語は一捻りされているので、なるほどな~と構成の上手さに感心してしまいます。
AIやロボット時代を迎えるにあたり、警句的な内容や、ロボットに訪れる悲劇と愛憎劇を描いています。
業田良家さんは現代のイソップ物語の語り部ですね。
業田良家さんの漫画に外れはありません。
人間よりも愛情豊かなロボット。
自己犠牲や他者を思う気持ち、人間の役に立とうとする無償の愛。
読んでいるとじんわり心に灯がともります。
そういういい面を描く反対に、
狙った獲物は絶対に逃さない、非常な暗殺者としてのロボットも登場します。
しかも、考えさせられるような皮肉な結末として物語は一捻りされているので、なるほどな~と構成の上手さに感心してしまいます。
AIやロボット時代を迎えるにあたり、警句的な内容や、ロボットに訪れる悲劇と愛憎劇を描いています。
業田良家さんは現代のイソップ物語の語り部ですね。