機動戦士ガンダムAGE 第5巻 豪華版 (初回限定生産) [Blu-ray]
フォーマット | 色, 限定版, 字幕付き, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | 東地宏樹, 遠藤綾, 豊永利行, 山口晋 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 30 分 |
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商品の説明
新たな歴史が受け継がれる…
ガンダム史上初、三世代に亘る壮大なドラマを描く最新作がBDで登場!!
三つの運命が 歴史になる――
◎仕様◎
【初回特典】
新規描き下ろしスリーブ
【初回封入特典】
特製解説書「AGE-FILE」(8P)
【初回映像特典】
<音声特典>オーディオコメンタリー
【他、仕様】
ジャケットイラストはキャラクターデザイン千葉道徳、チーフメカアニメーター大塚 健新規描き下ろし
◎内容◎
【4話収録】
■第15話「その涙、宇宙に落ちて」
グルーデック達は宇宙要塞アンバット内部へ突入する。アンバットの司令官ギーラ・ゾイは最新鋭の機体『デファース』に乗り込みガンダムを迎え撃つ。
要塞内部にてガンダムとデファースの最後の一騎打ちとなるが、UEへの強い憎しみに突き動かされるフリットは、ついにギーラを追い詰める。しかし、
そこには、驚くべき真実が待っていた。ギーラによって語られる、地球の呪われた歴史とは…。UEとは一体何者なのか? ついに全てが明らかになる!
■第16話「馬小屋のガンダム」
25年という時が流れ、新たな世代へとガンダムは受け継がれていく。地球連邦軍と、かつてUEと呼ばれた『ヴェイガン』との戦争は未だ終わることなく
続いていた。連邦軍司令官であるフリット・アスノは、AGEデバイスを17歳の誕生日を迎えた息子、アセムに託す。そんなときアセムたちが住んでいる
コロニー・トルディアがヴェイガンの攻撃を受けてしまう。アセムはヴェイガンから、コロニーの人々を守るため、隠されたガンダムを起動する。
■第17話「友情と恋とモビルスーツ」
MSクラブに所属し学園生活を謳歌するアセム達。そんなとき転入生のゼハートがクラブに入れて欲しいとやってくる。謎の多いゼハートだったが、アセム
達はモビルスーツ選手権へ向けて、ともに準備することになる。しかし、肝心の選手権当日にヴェイガンの攻撃が始まってしまう。アセムはガンダムを出し
て立ち向かうが、新たなるMSはガンダムを越える力を持っていた。そのMSを動かしていたのは…!?
■第18話「卒業式の戦闘」
アセムとゼハートは卒業式を迎える。ともに青春を過ごした友との別れ。卒業後、連邦軍に入るというアセムに、ゼハートは意外な言葉を投げかける。
親友の言葉に戸惑うアセム。式の途中、コロニーはヴェイガンの襲撃を受け状況は一変する。激しい戦いが繰り広げられ、ウルフ・エニアクルの新型モビル
スーツ、Gバウンサーも参戦する。アセムもまたガンダムに乗り込み、ヴェイガンのモビルスーツに対抗する。
◎キャスト◎
フリット・アスノ:豊永利行/エミリー・アモンド:遠藤 綾/グルーデック・エイノア:東地宏樹/ユリン・ルシェル:早見沙織/バルガス・ダイソン:坂東尚樹
ディケ・ガンヘイル:大畑伸太郎/ラーガン・ドレイス:羽多野 渉/ミレース・アロイ:嶋村 侑/アダムス・ティネル:川原慶久/ナレーション:井上和彦 他
アセム・アスノ:江口拓也/ゼハート・ガレット:神谷浩史/ロマリー・ストーン:花澤香菜/フリット・アスノ:井上和彦/エミリー・アスノ:遠藤 綾/ユノア・アスノ:大亀あすか/ナレーション:井上和彦 他
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- 言語 : 日本語
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 159 g
- EAN : 4934569354709
- 監督 : 山口晋
- メディア形式 : 色, 限定版, 字幕付き, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 30 分
- 発売日 : 2012/6/22
- 出演 : 豊永利行, 遠藤綾, 東地宏樹
- 字幕: : 英語
- 販売元 : バンダイビジュアル
- ASIN : B007K3EI4E
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 182,852位DVD (の売れ筋ランキングを見るDVD)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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フリット編の最終話。遂にUEの正体が明かされる。
その時、TVの前の視聴者のほとんどが
「UEがノーラを襲撃した際、何故コロニーを一気に破壊しなかった(エネルギープラントを狙わなかった)のか? また、コロニーコアを使用した住民の脱出を阻止しなかったのは何故か」
という謎を思い出したことだろう。
スパロー、タイタスという強化ウェアを立て続けに失い、“ただのガンダム”であるAGE-1ノーマルで要塞に突入するフリット。しかも、ヤーク・ドレの罠にかかり、閉ざされた空間で複数の敵と戦わざるを得なくなってしまう。それでも、鬼のような形相となったフリットの駆るAGE-1ノーマルは圧倒的な強さを見せ、初戦では完敗しているバクトすら鎧袖一触で撃破してしまう(バクトのパイロットの技量が同レベルであったかは不明だが)。
私はそんなフリットを見て、思わず
「強くなったな、フリット! だが、それは本当にお前が望んでいた強さか?」
と問いかけてしまった。フリットが口にしていた“救世主”とは、“ひたすら強力な戦闘マシーン”のことだったのか?
ガンダムが人類にとって真の救世主であるならば、火星圏人類であるベイガンにとっても救世主である筈だ。もっとも、フリットがそのことを理解するには状況が悪すぎ、フリット自身が若すぎたことは否めないのだが。
第16話『馬小屋のガンダム』
第15話で“UE(ヴェイガン)への復讐に燃える男”であるグルーデックが物語の舞台から退場したかと思ったら、25年後の舞台に“ヴェイガン殲滅に燃える男”となったフリットが再登場。かつて、グルーデックから“復讐を志す者同士”としての握手を求められても応じなかった少年が、まるでグルーデックの分身のような存在になってしまっている。これも“連なっている”という意味では、“憎しみの連鎖”だ。戦前と戦中の差には、“憎しみの連鎖”が生じているか否かという面もあるのかも知れない。
フリット編のスタートには、コロニーの描写にファーストガンダムへのオマージュや、ファーストガンダムを超えるという意気込みを感じた。それに対し、アセム編のスタートには『Ζガンダム』へのオマージュを感じる。意気込みという部分では、『Ζガンダム』を超えるというよりも、そこでは描かれなかった部分を丁寧に描こうというところだろうか。
『Ζガンダム』の主人公であるカミーユがプチモビルスーツ大会の優勝者であったことは、彼の過去の経歴として僅か1枚の写真と簡単な台詞で説明されただけである。“アセム編”では、正にそこにスポットを当てたところから物語が始まるのだ。
しかも、アセム編で初めて登場するガンダムは、ガンダムAGE-2ではない。ガンダムMk-IIならぬ、ガンダムAGE-1のMk-II版(性能を向上させたAGE-1)なのだ。これは勿論『Ζガンダム』で初めて登場したガンダムがΖガンダムではなく、ガンダムMk-IIだったことを踏襲したパターンである。
ガンダムが馬小屋から姿を現すのは、『ガンダムAGE』のガンダムが、救世主として語られる伝説のモビルスーツであることを示す演出であろう。同時に、『Ζガンダム』でカミーユが乗り込んだガンダムMk-II(3号機)が、天井の低い倉庫で無理矢理立ち上がって発進したシーンに対するオマージュにもなっている。もっとも、アセムの操縦するガンダムAGE-1は馬小屋を壊さないよう、天井を開けてもらってから発進しているのだが。
第17話『友情と恋とモビルスーツ』
“学園もの”としての『ガンダムAGE』アセム編、2話目。
前話は『Ζガンダム』を連想させ、今回もそれは続いているのだが、それに加えて『ガンダムSEED』も思い起こさせる内容になってきた。『ガンダムSEED』の何を思い起こさせるのかと言えば、それは勿論キラとアスランの関係である。
『ガンダムSEED』において、キラとアスランは幼馴染という設定になっているが、それは台詞やせいぜい数カットでの説明の域に留まっており、ちゃんとしたドラマとして描かれたことは無かった。エンディングで「あんなに一緒だったのに」と歌われてはいるものの、実際にキラとアスランが「どんな風に一緒だったのか」は、事実上割愛されていたのだ。
アセムとゼハートに関しては、そういった部分が丁寧に描写されている。もっとも、アセムとゼハートは、キラとアスランのような幼馴染といった“台詞だけでもそれなりに伝わる便利な関係”ではないので、最低限でもこの程度の描写が必要になるのだとも言える。
また、ゼハートは「主人公とは敵対する組織に所属し、ガンダムの奪取を目的としてコロニーに侵入した」という点においても『ガンダムSEED』のアスランと共通するキャラクターであるが、そもそも「ガンダムの奪取を目的としてコロニーに侵入する」というシチュエーションは、『Ζガンダム』に由来する。そういった見方をすれば、
『Ζガンダム』
『ガンダムSEED』
『ガンダムAGE』
と、3世代のガンダムシリーズが繋がるわけで、これもある意味、ガンダムのAGEを描いているとも受け取れるのだ。
第18話『卒業式の戦闘』
第16話が“学園もの”としての「起」、第17話が「承〜転」、第18話が「転〜結」であり、アセム編の“第一部”は、必要最小限の構成になっている。その間に1年半の月日が流れており、アセムは18才となり、級友と共にハイスクールを卒業するのが、この回だ。
ゼハートはヴェイガンであることをアセムに明かし、
「俺だと知って、お前は討てるのか!」
と問い質す。そして、「お前のような優しい奴は、戦うべきじゃない」と諭すゼハートの言葉がコロニーの青空に吸い込まれたところでこの回は終わる。そして、それに続くエンディングが、この回の一部のように映るのだ。
エンディングはアセムの人生を振り返るような内容になっているが、今回のエンディングに関しては、ゼハートにも同様に振り返るべき人生があることを考えさせられる。
「お互い、違う世界に生まれてしまった」
と言うゼハートには、ゼハートの世界があるのだ。ゼハートは「俺には戦士として背負うものがある」と言った。アセムがアスノ家に生まれた男子としてガンダム(AGEシステム)を引き継ぐ宿命を背負っているように、ゼハートにも「譲ることが出来ない、戦う理由がある」のだと。
3話をかけて、青春の1年半を共有した「アセムとその仲間達」(あるいは「ゼハートとその仲間達」)の物語の第一部は終了した。アセム個人にとっては、ここまでが“戦前”の物語であろう。ここまでは、アセムが乗り込むガンダムがガンダムAGA-1の性能向上型(『Ζガンダム』におけるガンダムMk-IIに相当)であったことも、アセム編のプロローグであることを印象付けている。
ガンダムAGE第5巻はフリット編の最終話、『その涙、宇宙に落ちて』から始まります。
固い決意を胸にアンバットの最深部へ向かい、敵新型MSと戦うフリットとガンダムAGE-1、そしてそこで彼はUEの真の姿を知る…
ガンダムAGEの物語の一つの柱であるフリットの物語は、ある意味ではここから始まります。
アンバットでの戦いを経て、フリットはどうなっていくのか、に注目してみるのもいいかもしれません
そしてガンダムAGEの中で最も(又は唯一?)評価の高いアセム編がスタートします。
フリット・アスノの息子、アセム・アスノはUE=ヴェイガンの侵攻が激しくなる中友と出会い、恋をして、父に憧れ、青春を過ごしていきます。
しかしその青春も前途多難、友人・思い人・父親のせいでアセムは劣等コンプレックスを抱え、これからしばらく苦悩してゆくことになります。
思い悩み、苦しみながらも戦いへ身を投じ、仲間や師に見守られて成長していく姿は王道的で、きっと「皆アセムが好き」になる、はずです。
そしてアセム編に入ったことで戦闘シーンも進化したような、特にアセム編第1話『馬小屋のガンダム』はアセム編どころかガンダムAGE全体の中でもクオリティの高い戦闘になっています。
しかし残念ながらスリーブに描かれているAGE-2は次巻、第6巻から登場なのであしからず、その代りに躍動するAGE-1をお楽しみください。
5巻も(というかもう全部)子供に見せたくない要素が盛り沢山なのでその辺の感想を中心に。
●15話
「UEが内乱を誘発した」って…まさかザラムエウバのアレは「内乱」の描写だったと?
スタッフは、現実の内乱を体験した人に胸を張ってこのアニメ見せられますかね!
ラストの独白…あくまで救世主という「ポジション」が大事ですか?
反省点は敵より弱かったことだけ?
僕はなんにも悪くないと?
フリットの年齢を考えれば、こうした「狭量と独善」はリアルかもですけど…
なんでこうまで子供の教育に悪い演出ばかりなんですかね。
この巻で唯一評価できるのが、グルーデックがギーラを撃つ場面。そしてギーラの息子に語りかける場面なのですが…
「グル艦長は私怨を晴らした挙句、毒を吐いた(だけ)」と解釈した人が少なくなかったのは、1話以来のサイコパス的な言動(笑)が災いした結果でしょうね。
それとUEよりもむしろ地球連邦が「謎の組織」のままです。
初見のオッサンたちのイメージ映像がシュールすぎる…
サブキャラのナレーションでシメとか、まるで打ち切りになった番組のラストです。
さて「番外編的なエピソードを1話入れる」とかの配慮もなく、いきなり第二部が始まりましたよ。
「三世代を描く」と言いながらこれは「ハイ次行こ次! 前の話は忘れて!」というやりかたです…
●16話
アセムの誕生日とかでフリットがAGEデバイスをプレゼント(?)します。
ユノアが「わぁ〜お兄ちゃんいいなあ〜、ズルイよぉ〜!」って言うと、家族全員がシカトしますよ!?
…いったいなんの表現?…
フリットは「皆を守って戦うのは・アスノ家の・男の・務めだ」って息子を洗脳してるし…
エミリーは妙に無表情だし(笑)。
この場面に限らず、アスノファミリーの描写がサイコホラーのようです。
子供が観る作品なのですから「家族」や「大人」の描き方にはもう少し配慮するべきかと思います。
●17話
「止め絵と挿入歌」の演出は、キャラが定着してからやるものです。
あんな半端な扱いならMS大会は不要でした。
●18話
この回に限りませんが、作劇のセオリーを無視して(必要な準備を欠いて)いるのでさっぱり盛り上がりません。
第1話からずっとそうなのですが、そもそも状況設定の説明すら著しく不足・矛盾しており、視聴者には全てが「分からないまま」の進行です。
そのため登場人物全員が何かの精神疾患のようです。
超能力サッカーやら玩具バトルの場合は、作品の構成要素が極めて少ないのでこうした問題は起きないのでしょうが。
もとから「ダイジェスト版みたいな」作品でしたが、アセム編はここまで「ダイジェスト版そのもの」です。
フリット編1話より酷かった16話からいくつかダメな例を挙げてみます。
・ライバルの扱い
初出の銭湯は笑うトコだったのかな…
16話では戦闘中にチラッと顔見せだけでよかった。絡む相手も居ないのに喋らせすぎです。
・ヒロインの扱い
初登場が「ボーっと見てるだけ」とか、尺が無いのにそんなノンビリした演出じゃダメですよ。
ロマリーが「学校の帰りに送迎の車が故障して立ち往生してたら不良が絡んで来て困ってる場面」とかにアセムを登場させようよ!
不良撃退→車は応急修理→お礼しますと言い張るロマリー。照れつつ逃げるように去るアセム。
「主人公はケンカにもメカにも強いが内気」な設定を、作劇しながら回収できるじゃん。
・AGEデバイス…
主人公の証を「メシのついでに」みたいに軽く渡すとか…
フリットはどういう状況でこれを親から託されたんだっけ?
・ガンダム大地に立つ…
「敵は遥か彼方だからゆっくり起動で超安心だ!」
こんなシーン作画する必要ないよ!
敵弾飛び交う危険な状況の中、アスノ家一同で息子の門出を見守る絵になぜしないの?
エミリーがユノアを庇って負傷し、フリットはガンダムで戦うより妻の救護を選び、アセムが「俺が戦うよ!」と宣言、フリットは息子の身を案じつつも「…運命なのか」とAGEデバイスを息子に託し、アセムが「ヴェイガンめ!俺の母さんをよくも!」と出撃する。
こうすればアスノ家の家族関係も表現できます。主人公の戦う理由も明確に(かつ正当性をもって)表現されますよ。
かつてフリットが炎の中で失ったものを今度はアセムの駆るガンダムが守ってくれる、という演出を普通はするでしょ。
それくらいやってこその「世代を超える」物語でしょう。
同様にロマリーを保護するタイミングも戦闘中にするべきでした。
ロマリーが逃げ遅れた理由も(用件があったが、電話では失礼だからとアスノ家を訪ねて来たとか)ヒロインがヒロインになれるように演出するべき。
今に始まったことじゃないけど、とにかく子供にとって有害な表現が多すぎます。主人公への祀り上げはもう薄気味悪いレベルです。
大人がファンタジーやネタとして楽しむならいいですけどね。
視聴も購入も、間違ってもお勧めできません。
特に子供には、絶対に、絶対に、観せないでください!