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機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

 (1,222)7.31時間59分1988G
アムロとシャアの13年に及ぶ宿命の対決に決着がつく、シリーズ最終章。宇宙世紀0093、シャアがネオ・ジオン総帥に就任、地球に宣戦を布告した。ブライト率いる連邦軍の独立部隊、ロンド・ベルに所属していたアムロは、最新型のνガンダムに搭乗して出撃する。アムロはシャアの野望を阻止することができるのか?(C)創通・サンライズ
監督
富野喜幸
ジャンル
アニメ
オーディオ言語
日本語
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レビュー

5つ星のうち4.5

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きな粉でむせる2018/12/01に日本でレビュー済み
5.0/星5つ中
ニュータイプ論とガンダム史上のエポックメーキング
確認済みの購入
 2時間とは思えないボリュームで、ドラマ性やトリックが巧みに構成されています。
※以下、ネタバレありのニュータイプのお話です。
 多くの方はクェスにイライラすると思いますが、それはお嬢様がゆえにわがままで世間知らずだからでしょう。父親はあんなに気弱ですが呑気なところは遺伝したのですかね。また彼女はニュータイプとして感覚が鋭敏すぎ、まるで強化人間のようなエキセントリックさです。そんな彼女はその純粋さでシャアに共感し、また素直さが災いして彼に利用されてしまい、己の情動に振り回されてハサウェイの言う通り敵ばかり作ってしまいます。
 これは単にニュータイプであっても個人がその力を制御できなければ、情動として他人と共感できても理性で理解できないということの表れでしょう。結局ニュータイプは脳の使用領域が増えて知覚能力が発達しても、シャアのように怨念を抱えていたり、シロッコのようにエゴを貫こうとしたり、ハマーンのように他人を利用としたのでは、オールドタイプと変わらないのです。
 そしてニュータイプの素養というのはもしかすると、発達障害といわれますが=実のところ脳の個性であるその特質ではないかとも思えるのです。実際の例でいうと、脳にダイレクトで刺激を感じ取ってしまう感覚過敏、人の言葉や表情や感情を感じ取りすぎて傷付きやすいこと、過集中してしまうこと、感覚的に物事の全体を掴めてしまうこと、衝動的に行動したり発言したりすることなど、あくまでも一部ですが似ている点があります。
 つまりニュータイプというのはあくまで個人の個性であり、ジオンは政治的、ザビ家以降多くの人間が軍事的に勝手に人間を区別するために作った記号的名詞でしかないのです。連邦政府はそのようなただの記号に恐怖を抱いていたのです。だから、人が分かり合えるかどうかは、人類全体をニュータイプにすることで成り立つものではないのです。シャアはその記号に固執し踊らされ無様な末路を辿りますが、アムロは単にパイロットとしてでしか己の特性を使っていません。パイロットとして優秀なギュネイもニュータイプという記号に依存していますが、ニュータイプであることを誇示する姿は(シャアへの陰口もまた)見苦しく誰にも相手にされません。『逆シャア』でニュータイプかどうかが重要でないことを示したからこそ、『F91』でシーブックがニュータイプを「パイロット適性」とさらっと言ったのは、所詮その程度のことだったからです。
 アムロは人類の革新はニュータイプによる主導ではなく、人の心の温かさ=人と人とが一緒に問題を認識して解決すべく立ち向かうことで成し得ると考えたのです。それは1年戦争でホワイトベースの仲間たちと時としてぶつかり合いながらも生き抜いた経験から得た確信です。シャアは常に孤独で人を利用して生きてきました。他人と真正面からぶつからず、やるかやられるか、利用するかされるかの人生でした。クワトロ時代のシャアが生き生きとしていたのは、カミーユが本気でぶつかって来てくれたからです。しかしブレックスが死に、エゥーゴの代表となって以降は利用されることを嫌うシャアですから、ハマーンに負け、カミーユが離れていくと次第にまた誤った道へと進みます。その忌まわしき記憶の象徴がアクシズです。その落下によって地球が危機を迎えると、サイコフレームを媒介して察知した連邦宇宙軍もネオ・ジオン軍もアムロに加勢してアクシズを押し返そうとするのです。
 サイコフレームの光の中で浮かぶ割れたアクシズは、個人の怨念やエゴを、思想や帰属意識を超越した人々の団結によって打ち砕いた人の心の温かさ=人と人とが一緒に問題を認識して解決すべく立ち向かう象徴であり、富野由悠季が人類に見出せる希望なのです。

 本作はそれまでになく緻密な行動描写が丁寧になされています。無重力空間における艦艇内の歩行や浮遊、就寝の方法など作画枚数をかけて細かく表現されています。また太陽にアクシズの影が地上から見えるシーンはおぞましさがあり、シャアの隕石落としの狂気が立ち上っていました。

 そして、今回はそれまでのガンダム作品と比較し人種の多様性が見られます。今まではアジア系、白人、アラブ系はそれなりに登場した一方で黒人が少なかったのですが、スウィートウォーター・コロニーには黒人も見られました。難民用に急遽建造されたコロニーですが、過去の戦乱で多くの難民が生まれそこに追いやられたことを描写しています。かつて御禿は1stを作ったとき高畑勲から、「なんで黒人が出ないんですか?」と責められたそう。以後『∀』『Gレコ』で多種多様の人種が主要人物となりますが、この高畑さんの言葉を意識したのでしょうね。『逆シャア』ではモブでしか描かれていませんが、当時出来る中で最大限のところだったのかもしれません。

 スウィートウォーターの街並みの雑多で狭い息苦しさは、香港とはまた違った押し込められた難民の鬱屈とした気分、連邦政府の箱だけ作れば済むという無能さを演出しています。同時にスペースノイドのコロニーへの帰属意識の強さが伺え、ネオ・ジオン支持の必然性を示しています。列車の中でスウィートウォーター市民が歌う唄が『MAIN TITLE』のアレンジということを考えると、やはりこの作品は抑圧された人間からみた物語であるということの表れと思えてなりません。

 戦闘演出においては本格的な艦隊戦が見どころであります。まず牽制に弾幕を張ってから、艦艇の撃沈を目的としたMSを先鋒とし、砲撃によって援護する。またMSに接近された際には絶えず対空砲火を放つ。MS同士でも移動軸を変えつつ牽制射撃を行い、白兵戦に持ち込む。レズンやケーラの戦法は、今までテレビでは十分に描けなかった本格的な大規模な戦闘を、説得力をもって御大が描きたかった戦闘を表現しています。さらにバルカンによる牽制とミサイル迎撃、ライフルの連射、熱量と高出力を感じさせるメガ粒子砲の圧倒的威力、目にもとまらぬファンネル同士の打ち合い、シュツルムファウストやミサイル、グレネードの重量感ある軌道、キレのあるサーベルの斬り合い、生々しい切断面や爆発、感情がにじみ出る肉弾戦…MSの戦闘が最も格好いい作品の一つと言えます。そして生身の白兵戦も迫力があります。
 色指定のミスで、レズン機と同じ青のギラ・ドーガが同時にいたり、シャアに花を贈ったお婆さんの髪の色が前後で違っていたり、美術設計のミスでハサウェイがブリッジで座っていた椅子がブライトが見た時に無くなっていたりと、時間的な余裕の無さなのか詰めの甘いミスが目につきました。しかし、1stからよくぞここまでの世界設定を構築できたなと感服します。

 個人的に気に食わないのがアストナージの死ですね。『UC』にも生きて出て欲しかったです、スパロボ界では伝説のメカニックマンなんですよ?(知らんがな)。そもそもアストナージはMSの離着艦を指示する立場ではありません。着艦するジェガンの整備や補給を行うのが仕事です。気にするべきは中破したリ・ガズィよりも無人のジェガンでしょう。制止すべきはチェーンではなく、ハサウェイであり、彼女の死の遠因はアストナージにあると言えます。なに民間人にジェガン乗り込まれているんだ…何やってんの!ブライトさんは弾幕より艦内に目を光らせるべきでした。ハサウェイに戦場の恐怖を見せるシーンにしたかったのかは知りませんが、はっきり言って雑な脚本です。それにチェーンがチャーミングすぎるからやっぱり死ぬのが惜しい。嬉しそうにアムロについていく姿、アムロを部屋の前で待つ姿、どれもチャーミングすぎます。作劇上必要だったとしても私はハサウェイが許せない、死ね‼(死ぬ)。やっぱり富野ガンダムの悪い所は登場人物の死なせ方が雑なところでしょう。人が戦場であっけなく死ぬことはあるでしょうが、死ぬ人物の行動の動機が不自然で理解に苦しみます。取り敢えず屋台崩しをしているだけにしか思えません。アクシズに突入したラー・カイラムのクルーが、坑道の崩壊でプチモビごと圧死するのはまだ納得がいくんですよ。当然起こりうる事ですし、アムロが核を積んだムサカを撃沈するとは彼らには予測できないわけですから。しかし、アストナージの死は作為的演出による死ですから、釈然としないのです。

 また三枝さんの音楽はとても緊迫感と臨場感を醸し出し、的確に映像とマッチしているのが素晴らしい。歴代ガンダム作品の演出家の中ではやはり富野御大は映画における音楽の重要性を最もよく理解し、それを効果的に映像と絡めて演出することに成功しているでしょう。この逆シャアまでの積み重ねによって、その後もガンダムシリーズの音楽はとても素晴らしいものが多く生まれてきました。『MAIN TITLE』が流れてνガンダムの顔、そしてタイトルが出た時はやはり興奮します。『SWAN』や『SALLY』も素晴らしいですね。
 しかし普段からフルの『BEYOND THE TIME』を聴き慣れていると、この映画バージョンは、短くて♬儚くて♪物足りない♬編集なんかさせないで♪勿体ない気がします。
 それにしても耳、目、口を塞げば生身でも宇宙を飛び出せるというのは、かなり解せません。真空なので表皮が凍るか、体液が沸騰するか、体内の気体が膨張するか、太陽の熱線で火傷するか…
660人のお客様がこれが役に立ったと考えています
ムン2018/12/02に日本でレビュー済み
5.0/星5つ中
時を超えて
確認済みの購入
小学生の頃、
TMnetworkの曲と、只々νガンダムがカッコいいというのと、
キャラデザインが当時として兎に角、新鮮で美しいというのに惹かれ、
実際の視聴でも非常に刺激を受け感動した思い出があります。

その後、20歳過ぎにDVDだかBlu-rayだかで観た時は、
「こんなに古くさかったか?」
「とってつけたような内容で尺足らずの早回しだな・・・」
と感じてしまい、時代は流れたんだなと思いました。

しかし、
それからさらに20年近く経った今、
何気なしに視聴したところ、掛け値なしに感動しました。
色々鼻につくと感じていた箇所が、
歳を重ねて様々な不条理や社会、人間の本質を体感したことにより、
「赦せる」というより、様々な何かに投影されて理解できました。

ああ・・・そういう事だったんだな、と。

長い時を経て、
やっと、本作をちゃんと観ることが出来たんだなと思いました。
345人のお客様がこれが役に立ったと考えています
バタリアン2018/11/25に日本でレビュー済み
1.0/星5つ中
【結論】ファーストだけがガンダムだ
確認済みの購入
Zを途中で挫折し、ファーストとこの映画しか観たことないが
今日久しぶりに観て「またつまらぬものを観てしまった」としか思えなかった
色々無理だけどそもそも根本的に絵が苦手、人が平面的すぎて

昔観たときはアムロとシャアの女性模様が気持ち悪かったのと
クェスのうざさとシャアがマザコンだったってことだけしか印象がなかったが
今回改めて観てみて一番許せなかったのは、アムロをララァ嫌いにしたことだ
「ララァ・スン!」とかフルネームで呼ばすなと
シャアを否定しろ的なこと言ってたけどそれニュータイプの台詞ですかと
ZとZZを観たらこれに納得できるようになるのだろうか
でも無理なんです、ほんと苦痛で観れないんです

話が酷すぎてこの映画がお金のためだけに作られたように感じてしまって
いやそんなはずはない、きっと何か制作意図があるはずだと思ってwikiを読んでいたら
富野監督が「この作品は35歳以上の方に、特に男性の方に見てもらいたい」と言ったらしい
えーつまり「俺たち男はみんなマザコンでロリコンだよな?」って言いたかったってこと?
それについては異論ありません
206人のお客様がこれが役に立ったと考えています
あきすけ2018/12/02に日本でレビュー済み
2.0/星5つ中
こんなだったっけか?
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30年も前にVHSで見てた世代です。
当時は「サザビーかっけー、νガンダムかっけー」で見てたのでストーリーはあまり気にしてませんでした。

プライムであったので改めて見てみましたが…「ストーリーこんなに雑だったっけ?」というのが素直な感想です。

シャアとアムロはララァに憑りつかれてるし、クェスはThe自己中、それに振り回されるハサウェイ他…。
TVや当時のOVAでシリーズ化してれば、もっとマシな展開でストーリー展開できたんじゃなかろうか?と思います。
最後はサイコフレームの共振で訳わからない状況で強引に締めに行ってる感が否めません。
というか、クェスぶっちゃけいらねぇ…大人の世界をガキがグチャグチャに引っかき廻してた印象…。

まあ1年戦争サーガの結末&サイコフレームサーガの始まりとして、なくてはならない物語なので何ですが、
「もうちょいマシに作れんものか?」という思いが拭えません。
110人のお客様がこれが役に立ったと考えています
kaddy2019/05/15に日本でレビュー済み
1.0/星5つ中
星すらつけたくない。ガンダムはファーストで終わり。
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20年ぶりに見ました。
安彦良和ファンとしては、なんじゃこれは?と思いました。まず全てにおいて絵が下手。
もっとファーストの色使いや光の写り混みなど、もっと勉強して身に付けてから制作してくださいよ。

言動もクエスの頭がおかしい。ただのキ○○イです。言ってることがめちゃくちゃ。彼女の環境を考慮したとしても、常識的に理解不能です。
ハサウェイの行動も子供でもやっていいことと悪いことがあります。このまま刑務所に入ってくださいね。
全体的に登場人物にかっこつけた台詞を無理やり言わせようとして、会話が気持ち悪い。
オタクの会話になってます。
時期的なものもあるでしょうが、Ζガンダムと空気感が良く似ています。(悪い意味で)
ララアの回想シーンもわざわざ下手に作り直さなくても、昔の絵を引用した方がクオリティ高いでしょ。めぐりあい宇宙の方が100倍良く出来てますよ。顔のデッサン狂ってるし。
音楽も三枝さんのΖ色が強くかなりダークです。
Ζの陰険な感じがそのまま伝わってきます。

最後のTMの歌も途中フェードアウト気味。
しかも、なんでラストカットがインドの修行僧なの?
ガンダムの下駄に乗ってる姿も格好悪いし。
全てにおいて納得出来なく、つめが甘くクオリティーの低い映画です。

νガンダムが格好いいので久しぶりにプラモデルを作りたくなって、どうせなら見直してみようと思いましたが、大失敗でした。
作る意欲すら無くなってしまいました。
63人のお客様がこれが役に立ったと考えています
Amazon カスタマー2018/11/24に日本でレビュー済み
4.0/星5つ中
悪くは無い
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ファースト世代です。ガンダムシリーズの中では好きな作品の一つに入ります。良い点は人それぞれなので、星1つ減らした、気になった点を少々。1:放映当時から気にはなっていたが、キャラデザが安彦氏から北爪氏に代わったので、分かる人はキャラの雰囲気が変わったのがすぐに感じ取れ、違和感を感じる。特にシャーはクワトロ・バジーナ時に比べても、のっぺりとして誰?と。池田さんの声がなければどうだったろうか。 2:相変わらず独り言が多い(笑)。z以降のあまりよろしくない伝統が。 3:zのカツ同様今作品はハサウェイ。ブツブツ独り言言う子供キャラがでてきて物語に毒を挿す。鬱陶しくてしょうがない。アムロですら説明書読みながら操縦ですよ、子供がぱっと出てきて最新鋭のMSを動かしまくって参戦するってどうなんだろう?自動操縦があるとして。近所の中学生の子が、空母に保護されて翌日にはf35を操縦するってことですよ。1機何十億円のモビルスーツを軍が子供に貸し出すって・・・・。 
 あ、所詮アニメなのを忘れて思わず熱く批判してしまいました。え アニメじゃない!? って、おあとがよろしいようで。
61人のお客様がこれが役に立ったと考えています
manma252018/11/29に日本でレビュー済み
5.0/星5つ中
今見てもわくわくします
確認済みの購入
小さい頃、友人宅のお兄ちゃんが見せてくれて子供心に震えたのを覚えています。
当時は意味もわからずかっこいい作画に震えましたが、今となっては少し色あせますね。
しかしBGMは今聴いていてもかっこいい。音楽って大事なんだなと思わせてくれる作品です。

他のレビューにもありますが、ガンダムの中でも特に説明セリフが多い気がします。この作品は、劇場公開もあって子供へのわかりやすさをかなり意識していたのかな?と感じます。

思い出補正ありきの感想になってしまいました。
オリジンのルウム会戦を見た後に視聴したのですが、実に長い時間楽しませてくれているコンテンツなのだなと感慨に耽ってしまいました。
もう新作に心躍る事はほぼありませんが、見守っていきたいコンテンツです。
63人のお客様がこれが役に立ったと考えています
ねこ好き2019/01/01に日本でレビュー済み
2.0/星5つ中
「シャアは純粋すぎる人よ」
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ダイクンの遺児として復讐に生き、時にライバルや若きニュータイプ達と轡を並べて戦い、激動の人生を歩んできたシャアを、なぜ「本気で人類の行先を憂い、宇宙に上がった人類の覚醒を信じた人物」として描かなかったのか……と残念でならない作品。

地球にアクシズを落し、人の住めない星にする程の作戦を実行するのだから、その心の内にアムロへの対抗心や、ララァを殺された(精神的にも奪われた)恨みが見え隠れしていたとしても、真の動機は「ニュータイプ論」であり、悲壮な覚悟と信念でそれを行って欲しかったのですが……、この映画のシャアは、表面はスタイリッシュにスカしキメながら、個人的な恨みや、嫉妬や、周囲の人間への嫌悪といった動機で動き、ナナイのおっぱいに縋り、クエスを戦場に駆り出しながら、ネオ・ジオン総帥としてアクシズを落とす……ただひたすらに弱い男に見えてしまうのです。

ここは、富野さんとの感性の違いなのでしょう。

例えば、今までの彼が「政治の世界で薄汚れた連中に腹芸したりしない」「絶対に女に逃げたりしない」と断言できる高潔な人物であったのならば、劇中の弱さの数々から逆説的にその苦悩を読み取る事も出来たかもしれません。
しかし、シャアって元からなんか女にだらしないダメンズっぽい所あった訳で……レコアに逃げられたり、ハマーンから逃げてたり……。
そんな「情けない奴!」が、薄汚い政治の世界で芝居がかった演説をし、官僚に裏金を使って買収工作をし、さして好いても居ない女に逃げ、小娘を利用して戦場に送り、作戦の成否よりも個人的な勝敗を優先してサイコフレームを横流しし……なのだから、ここから彼の苦悩を読み取れ!はちょっと厳しい。無理。
結果として、その裏の苦悩があまり見えて来ないために個人的な感情や弱さからアクシズ落としを敢行したように見えてしまう。

「誰かが人類の業を背負わなければならない!」「それをわかるんだよアムロ!」よりも「私はパイロットばかりやってる訳にはいかん!」「ララアは私の母になってくれたかもしれない女性だ!」の方が勝ってしまっている。

アニメ作品における魅力的なキャラクターにも俗っぽさとか悪い意味での人間臭さ(器の小ささ)は、隠し味として必要だと思います。
ですが、今作品に限れば人間臭さと俗っぽさを誇張してしまい、言うほどリアルにはならず深みも増さず、どこかスケールがチープになっている感があるのです。

ブレックス准将に行く末を託され、カミーユの精神崩壊を見てこのままではダメだと決意し、決起したはずのシャア。
UCでフロンタルが感じていたようなあの絶望、それに近い苦悩を滲ませている演出を入れてくれたなら、大筋は同じでも全然違った印象になっていたのではないでしょうか……。
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