自分で研究して、実戦で試して、勝ってから本を書く。
これがプロのあり方だと思っているが、ここまで徹底していると逆に一定の評価をせざる終えない。
プロの将棋33局を著者が解説している。ただそれだけだ。
飯島さんの『横歩取りハメ手裏定跡』では、概ね後手有利となっている
2四飛のぶつけであるが、P108まで読むと現在は先手持ちとなっていることが分かる。
先手で横歩取りを指すなら所持しておくべき書籍である。
飯島さんの本では、本文3行で書いてある変化手順を現実の棋譜で解説してある。
後手は、5ニ玉&7ニ銀型。先手は5八玉型のみ。6八玉は出てこない。
ここまで絞っているので内容は狭いが深い。
2四飛ぶつけに苦労している人。
2四飛ぶつけに限界を感じ、新たな手段を探している人だけに良い本と思う。
尚、この本により飯島さんの本のP177の結論が逆転していると思われる。
よって飯島さんの本を持っている人も買っておかないと・・・
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