タイトルを見てデビュー作の「七つの棺」に似ていると思ったが、それ以上のパロディものである。最初の作品の題名が「北斗星の密室 - 「黒星警部の夜」あるいは「白岡牛」」である。「夜のフロスト」、「美濃牛」のパロディであるが、無論作者オリジナルのアイデアが詰まっている。ちなみに、白岡は作者の出身地である。
この他、島田荘司氏の複数の作品、「本陣殺人事件」、「ユダの窓」、「赤後家の殺人」、「五十一番目の密室」、「モルグ街の殺人」、「J.D.カーを読んだ男」、「長い家の殺人」等がパロディの対象として取り上げられている。よぉ〜くやりますねぇ。折原氏ならではと思う。
登場人物は黒星の他、虹子、部下の竹内とお馴染みのメンバで気楽に楽しめる。作者の密室作品に対する好悪の評価が出ているのも面白い。豪華なパロディ群で愉快な一時が過ごせる快作。
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